本物のコーチの育成に入ります

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「自分らしくあろう」

という意志は

残念ながら、

強く持ち続けないと

消えてしまうことが

多い。

 

私達にはそれぞれ

役割があり、

その役割を真面目に

果たそうとする人ほど、

役割に

埋没する傾向がある。

 

例えば、

わかりやすいところでは、

「リーダー」

という役割。

 

この役割を担った途端に、

「リーダーであろう」

とする。

 

そしてその

「リーダーであろう」

という意志は

「自分らしくあろう」

という意志を

消してしまうことが

多い。

 

「あの人、

リーダーになってから

魅力なくなったよね」

 

という声を

これまでどれだけ多く

聴いたことか。

 

そして、

 

「私、リーダーになってから

仕事が全然

面白くなくなりました」

 

という声も。

 

役割意識が

自分らしさを

凌駕する。

 

どこにも

あることだ。

 

・・・・・・

 

「リーダーらしい自分」

になることよりも、

 

「自分らしいリーダー」

を目指すことの方が

 

圧倒的に

パワーが出るのが

私達だ。

 

その人本来の

魅力を、

リーダーという役割の中で

いかに発揮させるか?

 

ということであるが、

これをするためには

どうしても、

 

「セルフコーチング力」

 

もしくは

 

「コーチの存在」

 

が必須だ。

 

人は

自分のことが

わからない。

ましてや、

「自分らしさ」を

正確に自覚している人は

私は

これまでに一人も

見たことがない。

もちろん、

私自身も含めて。

 

「コーチ」とは

その人の

「鏡」

となる存在だ。

 

ただし、

ただの「鏡」では

ない。

 

その鏡は

ものを言う。

 

現実に映し出されている

もの、

つまりは

顕在化しているもの

だけでなく、

 

まだ、眠っているもの、

潜在しているものすら

映し出すのが

コーチという鏡だ。

 

コーチという鏡を

活用することで、

その人は

自分と向き合う術を

手に入れ、

結果的に

セルフコーチング力を

高めていく。

 

セルフコーチング力を

高めれば高めるほど、

自分理解が進むが、

 

その「自分理解」の

さらに上を行く

「鏡」であり続けることが

コーチには

必要とされる。

 

クライアントの

自分理解を100と

するならば、

常に、120以上を

映し出す鏡であることが

コーチの役割だ。

 

もちろんそのためには、

コーチ自身も

自分らしくあらねば

ならない。

 

誰よりも

自分らしく生きる人

こそが、

コーチという役割を

担うことができる。

 

「鏡」であるからには

自分を消さねばならない、

 

ということではない。

 

自分を極める人

こそが、

鏡になれるのだ。

 

そういうことで言えば、

コーチというのは

難易度の高い

役割であると

言わざるを得ない。

 

が、

自分らしく生きる

とはどういうことか?

の本質を

一度掴んでしまえば、

これほど面白い

職業もない、のだ。

 

私の義理の父は、

囲碁が大好きであるが、

先日、

「囲碁っていうのは、

初心者にとっては

難易度が高く、

非常に取り付きにくい

ものだが、

その代わり一度

その魅力を知ってしまうと、

もう、やめられなくなる」

と言っていた。

 

コーチも

それに近いものが

あるのかもしれない。

 

・・・・・・

 

私は

コーチを育成

する。

 

改めて、

そう決めた。

 

ただし、

本物のコーチしか

育成しない。

 

これまでは

ある意味、

「コーチ的なコミュニケーションを

取れるだけでも

いいですよ」

でやってきたように

思う。

 

しかしこれからは、

「本気でコーチになろう」

という人を

発掘し、

徹底的に育成する

ということを

やろうと思う。

 

本物のコーチ

というのは、

先ほど書いたように、

「鏡になれるかどうか?」

という要素が

必須であるが、

 

もう一つは、

「企業(組織)を

コーチングできるか?」

という要素も

必須であると、

私は考える。

 

つまり極端に言えば、

「企業をコーチングできない人は

コーチとは言えない」

と、私は最近、

考えるようになった。

 

この世は

経済で回っている。

 

その中心は

企業だ。

 

みんな、企業という

ステージで

必死に生きている。

 

そういった、

この世を回している

存在を

コーチングできない人は

コーチを

名乗ってはならない、

思うようになった。

 

それくらいに

シビアに

「コーチ」という存在に

これからは

こだわっていこうと

思う。

 

企業とは、

人間のルツボだ。

 

その企業に

果敢に

分け入っていける。

自分らしく。

 

そして、

そこにいるあらゆる

人達の

「自分らしさ」を

サポートできる。

 

しかも、

その企業の

組織としての課題解決や

求める成果まで

きちんとつなぐことができる。

 

そういった

本物の力を持った

コーチの育成に、

私は

全力を注ぎたい。

 

つづく

 

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