人生の選択に
迷ったら、
できるだけ
遠くを
観てみよう。
視野をできるだけ
大きく
取るのだ。
私は常に、
3年後の自分と
30年後の自分と
対話をし続けて
いる。
もちろんそれは
セルフコーチングの
一種であるので、
自己対話を
しているに過ぎない
のだが、
それでも
遠くを見つめれば、
そして
遠くの視点から
今を見つめれば、
我に返る
ことができる。
大事なのは、
我に返る
ことだ。
・・・・・・
常に
我に返った状態で
一歩一歩を
進めば、
それほど
間違えることは
ないし、
後悔もなくなる。
ほとんどの人は
我を忘れた状態で
がんばっている。
我を見失った
状態で
選択をしてしまう。
だから
後悔する。
という実に
単純明快な
理由がある。
いつも私は
「真本音に素直に
行こうよ」
と言うが、
これは
「我に返って
進もうよ」
と言うのと、
本質的には
同じことだ。
・・・・・・
そして、
当たり前のことだが、
我に返った
状態で
未来を描けば、
自分の本当に
望む未来を
設定することが
できる。
我を失った
状態で
未来を描けば、
それは
本当の願いとは
ズレを生じさせ、
未来に向かえば
向かうほど
ストレスが発生
する。
そういったビジョンを
描いている人が
多過ぎる。
・・・・・・
しかも、
常に我に返って
いれば、
その「我」は
急成長する。
つまりは
次元が上がって
いく。
最初は
単なる「我」で
あったのが、
しだいに、
「我」が大きく
なって行く。
我を大事にする
とは、
自分個人を
大事にすることでは
なく、
「すべて」を大事に
することである、
ということを、
努力するでもなく
当たり前のように
思えるようになる。
それを要するに
「器が大きくなる」
と言う。
「器を大きくしなきゃ」
では
器は大きくならない。
気合いの問題でも
真面目さの問題でも
ない。
我に返って
我を大事にすることで、
自然に
器は大きく
なってゆく。
「あいつは
人のことを考えない。
だから、
人のことを考えるように
させなきゃ」
では、一向に
その人は変わらない。
我に返り
我を大事にする人
でなければ、
本当の意味で
人を大事にすることは
無理なのだ。
それが
摂理であり、
それをよく
わかっている人が
本当のサポートが
できるのだと
私は思う。
「コーチ」は
誰よりも
器が大きくなければ
ならない。
そのためには、
誰よりも
我を大事に
していなければ
ならないのだ。
つづく