一人でいるのは
怖いかい?
でも、この世は
皆、
分離している。
一人の体の中には、
その人の心
しかない。
他者の心と
自分の心は
別物だ。
他者の体と
自分の体も
別物だ。
だから私達は
皆、
どこかでその
孤独さを
噛み締めている。
孤独だということを
誰もが
どこかで
わかっている。
だから
孤独であるという
事実から
逃げよう逃げようと
する人も多い。
それが
3次元のこの世
の特徴だ。
・・・・・・
この世で生きている
のが私達。
そこに意味が
あるのなら、
ちゃんとこの世界を
感じ取ろう。
そのために
とても大事なのは、
自分の中にある
孤独感と
対峙することだ。
孤独という
事実を
見つめることだ。
・・・・・・
イメージしてほしい。
何もない世界に
たった一人、
あなたは
ポツンと
立っている。
周りには
何もなく、
グレーの世界だ。
そこには
あなたしか
いない。
その孤独感を
しっかりと
感じ取るんだ。
そこには
悲しみとか
怒りとか
寂しさとか
そういったものは
実は
ない。
それを感じるので
あれば、
まだ
孤独の感じ方が
浅いかな。
もっとちゃんと
孤独を感じれば、
それは単なる
「虚無」
だとわかる。
そう。
私達が怖い
のは、
この「虚無」
なんだ。
・・・・・・
「虚無」がわかったら、
今度はそれと
対峙してみよう。
「虚無」と
向き合うのだ。
どうしてそんなことを
わざわざするんだ?
と
思うなかれ。
わざわざ
するのではない。
私達は皆、
毎日、毎時間、
毎秒、
この「虚無」を感じながら
生きているんだ。
その自覚を
することだ。
しっかりと
「虚無」と向き合えば、
変な言い方だが、
何となく
懐かしさを感じる
はずだ。
それほど
私達と「虚無」の
関係性は
深い。
・・・・・・
「虚無」を無くそうと
してはならない。
それは
ずっとここに
あるものだから。
それが
この世の掟だから。
これを持つことで
私達には
初めて得られるものが
あるから。
「虚無」を見つめ、
「虚無」を自覚し、
まぁ
これがあるのが
人間なんだな。
と、
いい意味で
諦めること。
つまりは
「虚無の存在承認」
だ。
これをすると
初めて私達は
外の世界を
「満喫」
できるようになる。
自分とは別の
存在達。
それらの
「存在感」を
直に感じ取ることが
できるようになり、
そこで初めて
「孤独」に
呑まれなくなる。
そして、
あらゆるものの
存在感を得ながら、
人としての
幸せ感も
得られるようになる。
感謝の気持ちも
湧いてくるだろう。
面白いものだ。
虚無から逃げ、
孤独から逃げれば、
いつも
孤独に怯え
幸せ感を
失う。
しかし、
虚無と対峙し、
孤独を受け入れれば、
人として
幸せ感が
明らかに増していくのだ。
これこそが
私達人間。
「あるがまま」
を
受け入れれば
受け入れるほど、
私達は
強くなる。
つづく