原点に戻ろう

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一日の内に

本当に様々なことが

起こるので、

 

一日の終わりには、

心の中は

嵐のようになっている。

 

人から受けた風や

自分自身が起こした風、

 

それらが

心の中で絡み合いながら

いつまでもずっと

吹き荒んでいる。

 

もちろんその嵐は

悪いもの、というわけでは

ない。

 

その中には喜びも

あるのだが、

しかしそれにしても

疲れる。笑

 

その嵐の中に

ずっといるままで

眠りにつき、

一日を終えてもよいのだが、

 

それでは

明日が今日に

影響を受けてしまう。

 

明日が今日に

影響を受けるのは

当たり前ではないか、

と思うかもしれないが、

 

私はそれを

あえて

お勧めしない。

 

一日の終わりには

ちゃんと自分の

電源を

一度、切った方がいい。

 

そして、

その一日という「人生」を

いったんきちんと

終えるのだ。

 

一日は

その一日で

終わり。

 

完了。

 

そして、次の朝の

目覚めは

そこでまた

「生まれる」のだ。

 

そういった毎日を

過ごすことができれば、

 

私達は毎日、

原点に戻れる。

 

いったん原点に

戻ってから、

「昨日の続き」を

また始められる。

 

いったん原点に

戻るのと、

まったく戻らずに

そのまま続きをするのでは、

 

雲泥の差

となる。

 

なぜなら

原点に戻るということは、

私達は

本来の自分を思い出し、

自分自身との約束を

おさらいすることに

なるからだ。

 

要するに

「私は何のために

ここにいるか?」

「何のための人生か?」

を、

明確な言葉にはならなくとも、

感覚として

思い出せるのだ。

 

それが

とてつもなく

重要だ。

 

原点に戻るためには、

今日という一日で

発生した嵐を、

 

その嵐のすべてを、

 

ただただ

じーっと見つめることだ。

 

眺めることだ。

 

嵐を鎮めようとする

必要はない。

 

ただ、あるがままのそれを

観察するのだ。

 

すると、

最初は嵐の中に

自分はいても、

 

だんだんといつの間にか

その嵐から

離れられる。

 

いつの間には

嵐と自分は分離し、

 

嵐を眺めている自分は

とても静かな場所に

いることに気づく。

 

嵐は嵐。

 

自分は自分。

 

ということが

わかる。

 

これが

原点だ。

 

そうなった上で、

眠りにつこう。

 

そんな一日の終え方を

しよう。

 

つづく

 

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