パワー

それはあなたのエネルギーだ

 

あなたの心は今、

静かだろうか?

 

静寂だろうか?

 

そうではない、

のではないかな。

 

あなたの中には

「叫び」

があるはずだ。

 

しかしそれは

決して

悪いものではない。

 

その「叫び」は

エネルギー開放(解放)

によるもの。

 

あなたの中心からは

今、

言いようのない

エネルギーが

溢れ続けているのでは

ないかな?

 

・・・・・・

 

それは

これまでのあなたの

努力の結晶だ。

 

これまで粛々と、

一歩一歩を

誠実に生きてきた

証だ。

 

ひょっとするとあなたは、

そのエネルギーの

あまりの凄まじさに、

 

あまりの強さに

怯え、

 

それを観ないように

しているかもしれない。

 

その気持ちは

わかる。

 

でもそれは

紛れもなく

あなた自身の

エネルギーであり、

パワーだ。

 

あなたのこれまでの

生き方が

生み出している

ものだ。

 

正確に言えば、

あなたと宇宙との

共鳴による

新たな波動だ。

 

だから

恐れることなく、

それを

観ればいい。

 

存分に

浴びればいい。

 

委ねれば

いい。

 

・・・・・・

 

しばらくの間は

あなたはそのエネルギーを

制御できないかも

しれない。

 

あなた自身が

エネルギーに

呑み込まれてしまうかも

しれない。

 

それでも

いいじゃないか。

 

たまには

いいじゃないか。

 

でも何がどうあっても

そのエネルギーは

あなた自身が発している

ものであり、

あなた自身だとも

言えるのだから。

 

新たな自分

とも言える。

 

だからいっそのこと

諦めて

すべて

呑み込まれてしまっても

良いのではないか。

 

・・・・・・

 

呑み込まれても

それは

一時的なものだ。

 

すぐにそれは

コントロール可能と

なる。

 

そのエネルギーは

あなたがあなたの

人生の願いを叶える

ためのもの。

 

あなたの

味方だ。

 

そのエネルギーを放ちながら、

あなたは

これまでとは

ステージの違う

人生を始めるだろう。

 

それは

もうすぐだ。

 

楽しみだ。

 

応援するよ。

 

つづく

 

これが今の悩みだ

 

悩む必要のない

ところと、

 

悩むべきところ。

 

この二つの区別が

本当につくように

なったら、

 

人生も仕事も

急加速する。

 

コーチングによる

サポートの際、

ひょっとすると

私は

ほとんどこの部分のみを

させていただいている

のではないか?

とさえ思える。

 

だって、

本当に悩むべきところ

が明確になれば、

 

クライアントさんは、

その時点で

スッキリする。

 

そして

サポートなどなくても、

勝手に答えを見つけ出し

邁進していく。

 

一度のコーチングが

終わり、

次のコーチングの日が

来て、

「例のあの件は

どうでした?」

と訊くと、

 

「あの件?

なんだっけ?」

 

と返ってくるケースが

とても多い。

 

そんなことはもう

とっくの昔に解決済みで

意識はもう

次の次の次くらいに

行っている。

 

人って

こんなもんなんだなぁ、

いつも思う。

 

人生や仕事が

進まない根本原因の

大半は、

 

悩みどころを

間違えている。

 

もしくは、

 

悩みどころが

ズレている。

 

のではないか。

 

・・・・・・

 

私達の真本音は、

 

「今ここで

自分のエネルギーを

全力で注ぎたいこと」

 

を、

常に決めている。

 

もしそこに

本当に真剣に取り組んだら、

 

真本音が

望んでいるだけに、

 

凄まじいパワーが

炸裂する。

 

凄まじいパワーが

炸裂すると言っても、

怒鳴ったり

叫んだり

妙に明るくなったり

するわけではない。

 

内側から

本当に凄まじいパワー

が湧くと

大概、我々は

 

穏やかになる。

 

心にゆとりが

出て、

物事がとてもよく

観えてくる。

 

だから、

今ここで何を

すればよいか?

 

次は

どのような一歩を

踏み出せばよいか?

 

ありありとわかる

状態となる。

 

それを私は

凄まじいパワー

と表現している。

 

だから、

凄まじいパワーが

発揮されている組織ほど、

 

皆、

穏やかで

自然な笑顔が

絶えないのだ。

 

・・・・・・

 

だから、

人の本質的な元気さは、

 

自分の悩みどころを

しっかりと知り、

 

そこにちゃんと

向き合っている、

 

ことにより

自然に高まっていく。

 

本当の悩みから

逃げていたり

目を逸らすことで、

元気を失っていくのだ、

私達は。

 

だから。

 

しっかり

悩もう。

 

今のうちに。

 

つづく

 

不自然なものは、自然なものにはかなわない

ある会社では、

8名の幹部さん達が

経営を担っていました。

 

彼らは一致団結しながらも

会社の根本的改革に

取り組んでいました。

 

ところが、

ある日を境に突然、

8名のうちの3名が

幹部を抜けることになりました。

 

3人とも

会社に来れなくなったのです。

 

「会社に来るのが怖い」

と言い始めたのです。

そして3人ともが、

退社の方向にありました。

 

また、ある別の会社では、

これまで社内の雰囲気が

とてもよく、

社長以下、全社員さんが

「我社は本当に人を大事にする

居心地の良い会社です」

と、明るい表情で胸を張って

言われていました。

 

ところが、ある日を境に、

社員さん同士が

深刻な対立を始め、

立て続けに

数名の社員さんが

辞めていくことになりました。

 

原因は

明白でした。

 

2社とも、

「15タイプの風」が

社外から流入したのです。

(→前回記事参照)

 

前者では、

幹部さんではなく、

ある一般社員さんから

でした。

 

そして後者では、

新しく入ったばかりの

明るい女性社員さんから

でした。

 

お二人とも

その社員さんご自身には

何の問題もありませんでした。

 

ところが、

そのご家族に15タイプが

いらっしゃることが

わかりました。

 

そのご家族も

もともと15タイプだったわけではなく、

他の15タイプの人からの

風を受け、

15タイプにまで落ちてしまった

ようです。

 

さらに別の例ですが、

ある小学校の先生は、

自分が鬱になるのではないか?

という悩みを抱え、

私のところにいらっしゃいました。

 

面談してすぐに

わかりました。

 

その先生も

「15タイプの風」に

やられていました。

 

それは、ある生徒さん

から来ていました。

 

その生徒さん自身には

問題はありません。

 

ところが、

その生徒さんのご両親が

15タイプになってしまっていた

ことがわかりました。

 

こういった例を

挙げ出すと、

キリがありません。

 

皆、

前向きな人ほど、

やられてしまいます。

 

誰よりも人を大切にし、

誰よりも会社を大切にしようと

真面目に取り組んでいる人ほど

やられてしまいます。

 

この人が

おかしくなるはずがない、

と思われている人ほど、

やられてしまいます。

 

「15タイプの風」には

そんな傾向があるのです。

 

ただ、・・・

以上の3例はすべて

今は改善されました。

 

今は、15タイプの風は

吹いていません。

 

いえ、

正確に言えば、

15タイプの風がたとえ吹こうとも

まったくビクともしない

強さを、

今は誇っています。

 

15タイプの風にやられることで、

多くの人は

かなりのダメージを得ます。

 

あまり脅すつもりは

ありませんが、

あえて表現すれば、

魂や心が焼けただれている

ようなダメージです。

 

大火傷のような

ダメージです。

 

しかし私達人間には

自然治癒力があります。

 

そしてたとえ、

15タイプと関わっても、

自分が影響を受けるのではなく、

むしろその15タイプに影響を与え、

もう一度、健康状態に戻すだけの

力が、

もともと私達にはあります。

 

その力を

取り戻すことが

唯一の対応策です。

 

つまりそれは、

15タイプの風の窓口となって

しまっている人と、

15タイプの風を

真正面から受けてしまっている

人の

 

「真本音度合いを上げる」

 

ということに

他なりません。

 

しかもその「上げ方」の

目安があります。

 

それは、

「真本音度合い50%以上」

にするということです。

 

つまり、

自分の行動の半分以上を

真本音に素直にする、

真本音に基づいたものにする、

ということです。

 

真本音度合いが

50%を超えますと、

明らかに、自覚症状として

その人自身が

パワーがみなぎってくるのが

わかります。

 

しかもそのパワーは

イケイケどんどん的な

発散するようなパワーではなく、

もっと自然で

もっと静かで、

しかももっと深いものです。

 

そのパワーを

自ら感じ取れるようになれば、

「あぁ私は、どんな人と

向き合っても大丈夫だな」

と思えるようになります。

 

その状態になれば、

15タイプの風に当たっても

ビクともしません。

 

そして、

15タイプの人と関わっても

しっかりと「向き合う」ことが

できます。

 

15タイプは所詮、

15タイプです。

 

真本音の放つ本質的な

パワーには太刀打ちできません。

 

そのパワーに

癒されながら、

再び15タイプを離れ、

自らの真本音度合いを高めていく

ことも可能です。

 

実は、

今回の記事の二つ目の例の

女性社員さんの

15タイプのご家族というのは

その方の旦那さんでした。

 

その方は

15タイプの旦那さんと

結婚されたのではなく、

結婚されてから旦那さんが

職場において15タイプの風を

受け続けることで、

自らが15タイプにまで

落ちてしまったようです。

 

しかしその女性社員さんは

真本音度合いを50%以上に

上げることができました。

 

その結果、

旦那さんも健康状態に

戻りました。

 

そして先日、

お子さんが生まれたのです。

 

私のところに赤ちゃんを連れて

ご挨拶にいらっしゃった時、

私は嬉しくて

泣きそうでした。

 

とても元気な

赤ちゃんでした。

 

真本音度合いを高める、

とは

特別なことではありません。

 

私達が、本来の人間としての

姿を取り戻すだけのこと。

 

自然体を

取り戻すだけのこと。

 

私達は、自然体になれさえすれば、

調和を起こすことが

できるのです。

 

つづく

 

なんですぐに怒るの?

私達人間の心のパワーというのは

二つのタイプに分けることができます。

 

一つは、外発的なパワー。

もう一つは、内発的なパワーです。

(→前回記事)

 

外発的なパワーとは、

外(外部環境など)からの影響によって、

発生するパワーです。

 

例えば、とても嬉しいことがあった、とか。

誰かから褒められた、とか。

好きな仕事に就くことができた、とか。

要するに、

私達の日常の中で、起こる様々な物事(現象)によって

その反応として生まれるパワーです。

 

それに対して、内発的パワーとは、

外部環境によってもたらされるものではなく、

自分の内側から常に湧き上がるもの。

少し極端な表現を使えば、

自分の外部環境(状況・現象など)が

どのような状態であったとしても、

変わらずに湧き続けるもの、とも言えます。

 

単純に言えば、

自らの真本音に素直に生きる度合いが高まれば、

この内発的パワーも自然に高まります。

 

しかし、真本音度合いが低くなれば、

内発的パワーは下がり、

結果として、外発的パワーのみに頼る生き方になります。

例えば、

何か良いことが起きないと元気が出ない、

好きな人と一緒にいないと元気が出ない、

好きなことをしていないと元気が出ない、

みんなから認めてもらわないとやる気が出ない、

給料が高くないとやる気が出ない、

人間関係が良くないとやる気が出ない、

・・・などなど。

自分以外の何かの影響によって振り回される人生

となります。

 

ということは、逆に言えば、

内発的パワーが高まれば、

自ら、外部環境(状況・現象など)に働きかけ、

自ら、外部環境を変えられる可能性も高まるわけです。

 

私はいつもコーチングをする場合、

内発的パワーの高い人かどうか?

という視点を大切にします。

 

そして私のコーチングは、

内発的パワーと高めることをすべての基本

としています。

 

ただし念のために申し上げておきますが、

内発的パワーの高い人、というのは、

表面的に元気とか、勢いがあるとか、声が大きいとか、

そういったこととは無関係です。

 

むしろ(あくまで基本的な)傾向としては、

内発的パワーが高まれば高まるほど、

人は「静か」になります。

「落ち着く」といった方がよいでしょうか。

「安定感」が出るのです。

「自然体」と言ってもよいです。

 

そういった人は、

あぁこの人は、いざという時に凄いパワーが出るな、

という印象を感覚として得ることができ、

それがその人への本質的な信頼感につながります。

 

「この人は、なんか信頼できるな」

という印象は、そういった空気感によって

決まります。

 

あくまでも人の個性によって変わりますが、

全体的な傾向としては、

普段からギャンギャンと叫んでいるようなタイプの人は

内発的パワーの低さを、

大声を張り上げながら誤魔化している、

とも言えます。

 

自分の不安定さを、

元気なふりをして、誤魔化しているのですね。

そういった場合、

本人が、誤魔化していること自体に気づいていません。

自分は常に元気だ、と思い込んでいます。

 

私はコーチングをする際、

そういった人ほど、注意をします。

根底は、とても不安定だからです。

 

しかしどのような人であったとしても、

真本音度合いを高めることで、

内発的パワーは高まります。

ギャンギャン言っていた人も、

「あれ?最近あの人、静かだね」と

言われるようになります。

 

話を平井さんに戻しますが、

平井さんは、まさにそういったタイプでした。

 

平井さんに対して、

「私はあなたのことが嫌いでした」と宣言された

生田さんに私は訊いてみました。

 

「平井さんの、どんな行動が最も嫌いでした?」

 

「何考えているかわからないくせに、

すぐに怒るんです。

多分、自分が社長に叱られるのが嫌で

怒っていたと思うんですけど、

とにかく彼に怒られる時間は最悪でした。」

 

「今はどうですか?」

 

「怒る、ということはほとんどなくなりました。

怒られる場合も、以前は怒鳴られるのに近い感じでしたが、

今は、トツトツと納得するまで語り合うような感じです。

まぁある意味、今の方が数倍怖いですが。笑」

 

なぜあの人はすぐに怒るのか?

 

単純です。

その人の内発的パワーが枯渇しているから。

 

・・・という見方をすることも、

一つの視点としては面白いかもしれませんね。

 

つづく

 

その提案は止めなきゃならない

今回も平井さんとのやりとりをご紹介しましょう。

(→前回記事)

 

「たけうちさん、

部下からの提案を聴いていると、時折、

私の提案を止めてください、

って言われているように聴こえることが

あるんですよ。

その部下は一生懸命、説明をしているのに。

どうしても、

止めてください、止めてください、

としか聴こえないのです。

そんな時は思わず、思いっきり反対してしまうんです。

本当は賛成してあげたい気持ちは山々なのに。

こんなんでいいんでしょうかね、私は?」

 

「ちなみに、それはどのような提案

だったのですか?」

 

「二つあるんですけどね、・・・」

と平井さんは二人の部下からの提案内容を

私に教えてくださいました。

まったく別の部署の、まったく別の提案。

 

しかし、その二つの提案には

共通するものがありました。

それが、・・・

 

「平井さん、恐らく私もその提案、

止めてますよ。」

 

「やっぱりですか?

なぜでしょうねぇ?

内容自体はいいと思うんですけど・・・。」

 

「平井さんは、部下の皆さんの真本音を

キャッチできるようになったんですよ。」

 

「えっ? 私がですか?」

 

そうなんです。

提案内容を聴いて私が感じたのは、

その提案に対して、その社員さんは

本気ではないな、ということでした。

つまり、真本音から出た提案ではない、ということ。

 

そういう時は、何らかの別の思惑があるか、

もしくは、本人にも気づかない

心の淀みがあるか。

 

いずれにしてもそういった提案を

受け入れても、物事は上手く運びません。

何らかの不調和が起こるからです。

 

それが二つの提案に共通するものでした。

 

平井さんは、そういったことを

キャッチできるようになっていたのです。

 

一般的にはこれを第六感と言うのかも知れませんが、

第六感とは、実は何も特別なものではなく、

私達は他の五感と同じように、

普段、いつも感じていることなのです。

 

しかしその感じていることに

自分が気がつかない。

 

人間が本来持ち合わせている能力を

私達は随分と使わずに、

勿体ないことをしているのです。

 

ところが、自分自身の真本音度合いが高まれば、

その本来の力も発揮しやすくなります。

平井さんがまさに、そうでした。

 

「平井さん、では逆にお尋ねしますが、

平井さんからご覧になって、

あぁ今、あの社員からは良い提案が出そうだな、

という人はいませんか?」

 

「あっ、いますいます!

3人ほどいますよ。」

 

「それは何か理由があって

そう思うのですか?」

 

「いや、特に理由はありません。

実際、その3人から自発的な提案を受けたことは

これまでに一度もありませんし。

でも、何となく、出てきそうな気がしますね。」

 

「じゃあ、その3人に声をかけてみてください。

で、指示を出してください。

何でもいいから、いついつまでに私に何か

提案をしなさい、って。」

 

平井さんは半信半疑で実際にそうしてみました。

すると、なんと、期限よりも前に3人ともから

提案が提出されたそうです。

しかもそれを見ると、・・・

 

「かなり未熟な提案には違いなかったのですが、

私と一緒にブラッシュアップすれば

とても良いものになると確信できるものでした。」

 

この展開があった時に、私は

あぁ本当に、平井さんは真本音度合いが上がったんだ、

としみじみ実感しました。

 

平井さんの直観力は以前と比べて、

並外れて向上していたのです。

 

このように、真本音度合いが高まると、

理解や理屈を超えた「感覚」や「直観」が働くようになります。

 

それは、心の中が常に淀みのないスッキリした状態

にあるという理由と、もう一つ、・・・

 

「平井さん、今の平井さんは心の奥底からずっとずっと

パワーが湧き続けていることがわかります?

ずっと心が満ち足りているでしょ?」

 

「あっ、そうですね。

言われてみれば、確かにそうです。

いつの間にか、今の状態が当たり前になっていますが、

車で言えば、以前はずっとガス欠状態で

頑張っていた気がしますね。

今はずっと満タンです。

外からガソリンを入れなくても、内側から

ガソリンがずっと湧き続けているようです。」

 

私はこれを

「内発的モチベーション」とか

「内発的パワー」と

呼んでいます。

 

つづく