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心の中にモヤモヤが
現れると私はいつも
チャンスだ!
と思います。
そしてそのモヤモヤが
最大化したその瞬間に
モヤモヤと
向かい合います。
それは時には
かなりの「苦しみ」を
伴っていることも
あります。
しかし
「苦しみ」が大きければ
大きいほど、
より強く
チャンスだ!
と思えます。
心の中の
苦しみ。
それは
逃げれば逃げるほど
辛いものとなります。
向き合えば
向き合うほど
それは開放され
楽になります。
楽になりながらも
その「苦しみ」や
「モヤモヤ」の中身が
観えて来ます。
もしくは、
聴こえて来ます。
私の場合、
それらは実は
私自身のものでは
なかった
というケースが
ほとんどです。
つまりは、
今日向かい合った
クライアントさんや
お客様から
受け取った「苦しみ」や
「モヤモヤ」である
場合が多いのです。
もちろんその「苦しみ」の
具体的な中身までは
わかりません。
しかし、
その人がどのような傾向の
「苦しみ」や「モヤモヤ」を
今、現在
抱えているのかを
理解することはできます。
そして
私はそれらと
100%向かい合い、
全身で感じ続けます。
100%それができると、
それらの「苦しみ」や
「モヤモヤ」は
きれいに浄化されます。
浄化の後に
残るのは
「答え」
です。
その「答え」とは
多くの場合、
その次の一歩として
その人が
何をすれば良いか?
もしくは、
私自身がその人に
どのようなサポートの
一手を行なえばよいか?
の答えです。
「苦しみ」と「モヤモヤ」が
大きければ大きいほど、
その「答え」も
圧倒的なものと
なります。
それを私は
『直観』
と呼んでいます。
心の中に
「モヤモヤ」を見つけた時、
そこには必ず、
「直観」が
潜んでいます。
ですから私は
チャンスだ!
と思うのです。
・・・・・・
「直観」とは
圧倒的な発想
であり、
圧倒的な答え
です。
それを私達が
得たとき、
私達は
突き動かされます。
理由づけや
理屈や理論は
そこには
ありません。
必要
ありません。
ただただ、
その答えの通りに
動きたくなります。
いえ、
考える間もなく
勝手に体が
動いてしまいます。
そこには
一切の迷いが
ないからです。
100%の答え
だからです。
私は、
「直観」と「直感」を
いつも区別して
表現しています。
一般的に書かれる
「直感」
とは、幅広いひらめきや
気づきを
表しています。
もちろんそれらは
宝物のように
大事なものです。
が、
100%でない答えも
含まれています。
ですから、
「直感」がどれだけ
働いても、
その通りに動くかどうか?
は、
時と場合ですし、
特にビジネスの世界では
「直感」に対して
その理由づけをしっかりと
した上で、
実行に移していく
というケースがほとんどです。
しかし
「直観」は
それとはちょっと
次元が異なります。
もう、
理由づけも根拠も
必要ないのです。
「答え」を得た瞬間に
動いてしまう。
その動きに
迷いは一切
ありません。
つまり一言で言えば、
「確信」。
根拠のない確信。
いえ。
本来、確信とは
根拠の必要ないもの
なのだと思います。
そういった
圧倒的かつ確信の
答え。
これを私は
『直観』
と呼んでいます。
・・・・・・
大きなモヤモヤの
その向こうには
「直観」
が待っています。
ということは
その「モヤモヤ」や
「苦しみ」に
向かい合わないことが
いかに
もったいないことか。
ところが実際には
そこに真正面から
向かい合おうとする人は
ごくわずかです。
どうしても人は
「モヤモヤ」から
逃げようとしてしまいます。
もしくは、
「モヤモヤ」を
上手く解消しようと
します。
その場合、
解消と言ってもそれは
本当の解消ではなく、
モヤモヤに
フタをしたり
麻痺をさせたりする
類のものです。
本当の意味で
向かい合い、
本当の意味で
浄化・解消し、
本当の意味での
直観の答えを
導き出す。
それができれば、
人はもっと
自由になれます。
自分らしく
なれます。
そして
望む人生を
自ら拓くことが
できます。
私はそれを
セルフコーチング力と
呼んでおり、
今、まさにこれが
世の中に必要な力であると、
それこそ確信に
至りました。
直観の答えを
見つけ出す
セルフコーチング法。
それをこれから
徐々にご紹介して
行きますし、
セルフコーチング法を
指導できるコーチを
育成したい、
とも思っています。
そのためのアクションを
今月から
始めます。
つづく
前回記事から
「直観」と「直感」の違いについて
書かせていただいています。
(→前回記事)
直観力の高め方について
これから書かせていただく予定ですが、
その前にもう一つ重要なことを
お伝えしたいと思います。
それは、
「直観の感覚」
についてです。
つまりは、
「直観と直感の感覚の違い」
についてです。
直観と言うと、
ひらめき、とか、気づき、の
イメージがありますので、
ハッとして、
「あっそうか! こうすればいいんだ!」
と、まるで目が覚めるような
ことが起こるのだろう、
と思われるかもしれません。
もちろん、ある意味においては
そうなのですが、
実は、
ハッと気づくような感じ、
というのは、それほどのパワーは
持っていません。
その瞬間のパワーは強く、
その瞬間は本当にそれが
正解であるかのような気持ちになるし、
目の前が開ける感じもするのですが、
しかしそれがずっと
長続きするとは限らないのです。
例えば、一日経てば
やっぱりそれほどの発想ではないなぁ、
となったりもします。
そういった
ハッとした感覚というのは、
どちらかと言えば、
「直感」の方に近いです。
では、
「直観」の感覚とは
どのようなものでしょうか。
それを一言で表現すれば、
『思い出す感覚』
に非常に似ています。
「あぁそうだった。
こうするんだった」
と、
これからの未来のことだと言うのに、
まるで過去を思い出すかのような
感覚なのです。
なぜなら「直観」とは、
高い次元の自分の意識からの
メッセージだからです。
高い次元においては、
過去も今も未来も
「一つ」です。
分離していません。
その次元からの発想なので、
喩えて言えば、
「もうそれを成した後の未来の自分が
これまでやってきた自分の道のりを
思い出している」
ような感覚として
私達の心に浮かび上がってくるのです。
ですから、
そこにはそれほどの
感動はありません。
答えを見つけた感動というよりも、
あぁそう言えばそうだったな、
という安堵感のようなもの。
忘れていたことを
思い出したような
ちょっとほのぼのとした感覚、
それが起こります。
ですから実に
淡々としています。
さらに喩えて言えば、
学校のテストをして、
テストの後で、
答え合わせをしているような感覚
とも言えます。
あっそうだった。
この問題の答えはこうだった。
なんでこんなことを
思い出せなかったのかな。
こんな簡単なことだったのに。
・・・みたいな感じです。
それが直観の感覚。
真本音度合いが高まり、
高い次元の意識が活性化すると、
こういった発想が、
毎日のように、・・・というよりも
いついかなる時にも
今この瞬間に
起こり続けます。
それが当たり前の状態であり、
普通の状態なのです。
しかもこういった直観が
最も多く働きやすいのが、
人と向き合っている瞬間
なのです。
本当の意味で人と向き合い、
語り合っているその瞬間に
私達は様々なことを
「思い出す」のです。
あぁ、こうすればよかったんだ、
と。
そういった意味で、
コミュニケーションというのは
私達人間が持つ
大いなる力の最も代表的な一つ
であり、
組織やチームというものが
私達人間にとってなくてはならないもの
である最大の理由の一つです。
人は人と向き合うことで
直観が働き、
未来に向けての最善の道を見出す
答え合わせのようなことが
できるのです。
ですから、
直観力を高める方法は
大きく分けて二つになります。
一つは、
一人で直観力を高める方法。
もう一つは、
人と向き合いながら
直観力を高める方法です。
これからは
この二つの視点から
お話しをします。
二つを同時に行ない続けることで、
効果は何倍にもなります。
直観力を高め合うチームになる。
・・・これが私が組織をサポート
させていただく理由の
一つでもあるのです。
つづく
「自分の直観を
どうしても信じられないのです。」
・・・そんな方と出会いました。
実は、結構そういった方は
いらっしゃいます。
その多くの場合は、
「直観」と「直感」の区別が
ついていないのです。
「直感」とは
広い意味でのひらめき。
単なる思いつき程度のものも含めた
広い意味での気づきです。
もちろん、こういったものも
必要です。
しかし直感の多くは、
反応本音レベルのものや、
低い次元の意識から発生するものも
あります。
その場合は、
それほどの力強さはありません。
ですので、
ひらめいたのだけれども、
あくまでただ、ひらめいただけで、
自分の行動を変えるほどの
パワーを持っているわけでは
ありません。
それに対して、
「直観」とは
真本音から発生するものであり、
高い次元の自分の意識からの
メッセージです。
多くの場合、
そこには強いパワーが内包
されており、
直観を得ることで、私達は
動きたくてしょうがなくなります。
根拠のない自信、
という言葉がありますが、
どうしてそう思うのか?という理由を
本人もよくわからないのに、
でもどうしてもそれをしたい!
それをすれば必ず道が開く!
という強い気持ちが湧き上がります。
私のクライアントさんで、
ある商品を開発し、大ヒットを生み、
日本全国で一つのブームを起こした人が
います。
その人がその新商品を
社内に提案した時、
社内ではその人以外全員が
反対したそうです。
でもその人は、
絶対これを世の中に出す!
という根拠のない自信が湧き、
その自分の直観を信じて、
強引にその商品のプロジェクトを
推進したそうです。
マーケティングリサーチなどをしたり、
理論的にその商品が売れる根拠を
社内に示したりしたそうですが、
「実はそれはすべて、
まずは私の直観ありき。
それに合わせた理論づけでした」
と、その人は舌を出してニッコリ。
で、いざ商品を世に出し、
宣伝を始めた途端に
爆発的に売れ、
その人自身の当初の予定の
何倍もの利益を出すことが
できたそうです。
その後、その会社は
いくつものヒット商品を生み出すことに
なるのですが、
理論的に答えを導き出そう
というよりも、
まずは人間としての直観に
素直になろう、
という社内文化がそうさせたのだと
その人は言います。
そういった意味で、
「直観」とは、「確信」と
言い換えることもできます。
よくよく考えますと、
高い次元の意識というのは、
すべては一つ、
というところからの意識です。
すべてがつながっています。
その意識からの直観であれば、
皆が喜ぶのは当然です。
ただし、
「皆が喜ぶ」と言っても、
低い次元の皆の意識が喜ぶ
というものもあれば、
高い次元の皆の意識が喜ぶ
というものもあります。
世の中には
両方のヒット商品がありますが、
今後は
高い次元の皆の意識が喜ぶ
商品やサービスが
求められていく度合いが
高まるでしょう。
つまり、
低い次元の皆の意識調査をすることで
生み出される商品・サービスよりも
高い次元の皆の意識を
高い次元の自分の意識として
直観的に感じ取ることで
生み出される商品・サービスが
世の中に浸透していく時代に
なっていくでしょう。
そういった「直観力」が
これからはますます求められます。
では、「直観力」を高めるには
どうすればよいでしょうか?
次回からはそんなテーマで
記事を書かせていただきます。
つづく
「直観」というのは
本当に馬鹿になりません。
ちなみに、私は
「直感」と「直観」
を区別しています。
「直感」とは、広い意味でのひらめきです。
浅いひらめきから深いひらめきまで
すべてを含んでいます。
ですので、単なる思いつきレベルのひらめき
も含みます。
要するに、反応本音レベルのひらめきも
含みます。
それに対して「直観」とは、
真本音レベルのひらめきです。
それは思いつきレベルのものではなく、
「こうすればいいんだ!」という確信に
満ちています。
真本音度合いが高まるということは、
単純に、
この「直観力」が高まるということでも
あります。
ただ、どれだけ「直観」が出たとしても
自らその発想を捨ててしまう人も
多いです。
どうしても、これまでの経験則や
一般常識に捕らわれた
「思考的」「理論的」な発想の方を
優先してしまうのです。
「思考」ではなく「直観」に素直に
動いてみる。
それを私はお勧めします。
ただし、あくまでもそれは
真本音度合いが高まっている人に
対してのみ言えることです。
真本音度合いが低い状態では、
単なる思いつきレベルの「直感」が出やすく、
それに素直になることで
酷い目に遭うこともあるでしょう。
クライアントさんのその発想が、
「直感」か「直観」か?
その区別がつくのも、
コーチの必要な力の一つです。
「富士山が噴火する」イメージを
共有した木村さんと弓江さん。
二人がそのイメージを大切にしながら
直観的に発想した
チーム員のペア分けを、
私はまさしく「直観」であると
感じ取りました。
ところが、そのペアの組み合わせは、
通常では考えられないものと
なったのです。
(→前回記事)
まず第一に、
「バランスが悪いですねぇ」
と木村さん。
各ペアによって能力の差が著しく、
明らかに活躍できるペアと、
そうでないペアが
明確にわかるそうです。
能力の偏りが激しい、ということです。
そして第二に、
「明らかに相性の悪いペアがあります」
と弓江さん。
どう見ても、その二人が上手くいくはずがない
というペアがあるそうです。
さらに第三に、
「チームリーダーである私との
調和性の低そうなペアもあります」
と木村さん。
以上のような悪い印象が出てくる場合、
本当はやめておいた方が良いでしょう。
しかしその一方で、
「どうしてもこの組み合わせが
ベストである」
という確信に満ちたような感覚も
二人の中にはあり続けました。
「思考」ではNO。
「直観」ではYES。
・・・という状態です。
こういった場合、
どうすれば良いか?
私の答えは明確です。
先ほど書きました通り、
「直観」に従うのです。
つづく