直観と直感の感覚には、大きな違いがあります

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前回記事から

「直観」と「直感」の違いについて

書かせていただいています。

(→前回記事)

 

直観力の高め方について

これから書かせていただく予定ですが、

その前にもう一つ重要なことを

お伝えしたいと思います。

 

それは、

「直観の感覚」

についてです。

つまりは、

「直観と直感の感覚の違い」

についてです。

 

直観と言うと、

ひらめき、とか、気づき、の

イメージがありますので、

ハッとして、

「あっそうか! こうすればいいんだ!」

と、まるで目が覚めるような

ことが起こるのだろう、

と思われるかもしれません。

 

もちろん、ある意味においては

そうなのですが、

実は、

ハッと気づくような感じ、

というのは、それほどのパワーは

持っていません。

 

その瞬間のパワーは強く、

その瞬間は本当にそれが

正解であるかのような気持ちになるし、

目の前が開ける感じもするのですが、

しかしそれがずっと

長続きするとは限らないのです。

 

例えば、一日経てば

やっぱりそれほどの発想ではないなぁ、

となったりもします。

 

そういった

ハッとした感覚というのは、

どちらかと言えば、

「直感」の方に近いです。

 

では、

「直観」の感覚とは

どのようなものでしょうか。

 

それを一言で表現すれば、

 

『思い出す感覚』

 

に非常に似ています。

 

「あぁそうだった。

こうするんだった」

と、

これからの未来のことだと言うのに、

まるで過去を思い出すかのような

感覚なのです。

 

なぜなら「直観」とは、

高い次元の自分の意識からの

メッセージだからです。

 

高い次元においては、

過去も今も未来も

「一つ」です。

分離していません。

 

その次元からの発想なので、

喩えて言えば、

「もうそれを成した後の未来の自分が

これまでやってきた自分の道のりを

思い出している」

ような感覚として

私達の心に浮かび上がってくるのです。

 

ですから、

そこにはそれほどの

感動はありません。

 

答えを見つけた感動というよりも、

あぁそう言えばそうだったな、

という安堵感のようなもの。

忘れていたことを

思い出したような

ちょっとほのぼのとした感覚、

それが起こります。

 

ですから実に

淡々としています。

 

さらに喩えて言えば、

学校のテストをして、

テストの後で、

答え合わせをしているような感覚

とも言えます。

 

あっそうだった。

この問題の答えはこうだった。

なんでこんなことを

思い出せなかったのかな。

こんな簡単なことだったのに。

 

・・・みたいな感じです。

 

それが直観の感覚。

 

真本音度合いが高まり、

高い次元の意識が活性化すると、

こういった発想が、

毎日のように、・・・というよりも

いついかなる時にも

今この瞬間に

起こり続けます。

 

それが当たり前の状態であり、

普通の状態なのです。

 

しかもこういった直観が

最も多く働きやすいのが、

人と向き合っている瞬間

なのです。

 

本当の意味で人と向き合い、

語り合っているその瞬間に

私達は様々なことを

「思い出す」のです。

 

あぁ、こうすればよかったんだ、

と。

 

そういった意味で、

コミュニケーションというのは

私達人間が持つ

大いなる力の最も代表的な一つ

であり、

組織やチームというものが

私達人間にとってなくてはならないもの

である最大の理由の一つです。

 

人は人と向き合うことで

直観が働き、

未来に向けての最善の道を見出す

答え合わせのようなことが

できるのです。

 

ですから、

直観力を高める方法は

大きく分けて二つになります。

 

一つは、

一人で直観力を高める方法。

 

もう一つは、

人と向き合いながら

直観力を高める方法です。

 

これからは

この二つの視点から

お話しをします。

 

二つを同時に行ない続けることで、

効果は何倍にもなります。

 

直観力を高め合うチームになる。

・・・これが私が組織をサポート

させていただく理由の

一つでもあるのです。

 

つづく

 

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