人生を進めている
つもりになっていても、
実は
まったく進んでおらず、
同じ場所で
足踏みをし続け、
足踏みをすることで
汗をかき、
汗をかくことで
「私は頑張っている」
と
自己満足している
人は、
残念ながら
とても多い。
以前にもよく
書かせていただいたが、
成長には
2種類があって、
それをあえて
名付けると、
・進化
・膨張
となる。
「進化」とは
次元を高めること。
「膨張」とは
同じ場所で
規模や能力など
のみが
大きくなることだ。
単なる膨張を
しているだけで、
満足をしている人が
多いのが
今の社会だ。
私は、
膨張のことを
成長とは
思っていない。
本来の成長とは
進化があっての
もの。
そして、
進化のないサポート、
つまりは
膨張のためだけの
サポートは
一切やらないと
決めている。
しかし
とても残念なことだが、
進化など
どうでもいい。
とりあえずは、
膨張さえすれば
それで
いいではないか。
と
思っている人は
とても多い。
経営者も
含めて。
注意していただき
たいのは、
能力の成長
も、
それのみであれば
膨張である
ということだ。
言い換えれば、
実力のみの成長
は
単なる膨張だ。
以上を踏まえた
上で
あえて断定すれば、
今の若者の
何割かは、
進化への欲求が
極めて高い。
逆に言えば、
単なる膨張に
対して
やりがいや生きがいを
感じなく
なって来ている。
膨張のために
頑張れ!
を言われても、
無気力・無関心に
なる。
私は、
登校拒否になって
しまっている
未成年者のサポートを
させていただくことも
あるが、
彼らの何割かは、
(本質的には)
膨張のみを
強いろうとする
社会に対しての
拒絶感を持っている。
しかし
そういった彼らでも、
進化を感じられる
物事に対しては、
途端に
エネルギーを
発揮したりする。
進化に対しては
苦労をしてもいい。
どころか、
進化のために
努力や苦労をしたい!
と
望んでいる人は
多い。
しかし、
それが一体
どういうことなのか、
どうすれば
いいのか、
が
まったくもって
わからない。
大人達は
そこのところを
何も教えてくれない。
だから
単なる無気力
無関心になる。
という状態だ。
もちろん、
そのような状態でも
私は
自らの人生は
自ら進むことで
拓いていくことが
重要だと思っている。
進化への欲求が
あるならば、
自ら動けよ。
とも思う。
しかし人は、
あまりにも
何もわからなければ、
何もできなくなってしまう
ものだ。
「守破離」という
成長の段階があるが、
彼らはまだ
(多くの若者はまだ)
「守」の段階だ。
例えば2歳の子供に、
「進化のために
自ら人生を創りなさい」
と言っても
ほぼ不可能なのと
同じだ。
ちゃんと彼らに
「教える」
ことのできる大人が
必要だ。
その役割を果たすのは、
これからの時代に
おいては、
私は
「企業」
だと思っている。
ビジネスや仕事を
通じて、
生活を成り立たせ、
その土壌の上で
進化を起こす。
そういった「企業」が
増えることこそが、
これからの時代を
創る若者達を
活性化させる
最も重要な方法だと
思っている。
逆に言えば、
そういった「企業」が
増えなければ、
若者達の本来の力は
発揮されない。
若者達の本来の力
を発揮できる
「企業」
を増やさねば
ならない。
しかし、
現時点では
どうすれば進化できるか?
を明確に知る「企業」は
実に少ない。
だから、
そういった「企業」を
増やすことに
私は邁進する。
そしてこれは当然
私一人でできることでは
なく、
進化をサポートできる
「コーチ」を
増やすことも
必須だ。
そして
「コーチ」の
最低条件は、
進化とは何か?
どうすれば
進化できるか?
を知っていること
だ。
身をもって。
それを知るために
絶対的に必要なのが、
進化のための
セルフコーチング
だ。
進化のための
自分との向き合い方
であり、
進化のための
自己マネジメント
だ。
セルフコーチング法を
広めることが、
やはり
肝要だな。
つづく