膨張

本当の成長を欲しているんだ

 

人生を進めている

つもりになっていても、

実は

まったく進んでおらず、

同じ場所で

足踏みをし続け、

 

足踏みをすることで

汗をかき、

 

汗をかくことで

「私は頑張っている」

自己満足している

人は、

残念ながら

とても多い。

 

以前にもよく

書かせていただいたが、

 

成長には

2種類があって、

それをあえて

名付けると、

 

・進化

・膨張

 

となる。

 

「進化」とは

次元を高めること。

 

「膨張」とは

同じ場所で

規模や能力など

のみが

大きくなることだ。

 

単なる膨張を

しているだけで、

満足をしている人が

多いのが

今の社会だ。

 

私は、

膨張のことを

成長とは

思っていない。

 

本来の成長とは

進化があっての

もの。

 

そして、

進化のないサポート、

つまりは

膨張のためだけの

サポートは

一切やらないと

決めている。

 

しかし

とても残念なことだが、

 

進化など

どうでもいい。

とりあえずは、

膨張さえすれば

それで

いいではないか。

 

思っている人は

とても多い。

 

経営者も

含めて。

 

注意していただき

たいのは、

 

能力の成長

 

も、

それのみであれば

膨張である

ということだ。

 

言い換えれば、

実力のみの成長

単なる膨張だ。

 

以上を踏まえた

上で

あえて断定すれば、

 

今の若者の

何割かは、

 

進化への欲求が

極めて高い。

 

逆に言えば、

単なる膨張に

対して

やりがいや生きがいを

感じなく

なって来ている。

 

膨張のために

頑張れ!

を言われても、

無気力・無関心に

なる。

 

私は、

登校拒否になって

しまっている

未成年者のサポートを

させていただくことも

あるが、

 

彼らの何割かは、

(本質的には)

膨張のみを

強いろうとする

社会に対しての

拒絶感を持っている。

 

しかし

そういった彼らでも、

進化を感じられる

物事に対しては、

途端に

エネルギーを

発揮したりする。

 

進化に対しては

苦労をしてもいい。

 

どころか、

 

進化のために

努力や苦労をしたい!

望んでいる人は

多い。

 

しかし、

それが一体

どういうことなのか、

 

どうすれば

いいのか、

 

まったくもって

わからない。

 

大人達は

そこのところを

何も教えてくれない。

 

だから

単なる無気力

無関心になる。

 

という状態だ。

 

もちろん、

そのような状態でも

私は

自らの人生は

自ら進むことで

拓いていくことが

重要だと思っている。

 

進化への欲求が

あるならば、

自ら動けよ。

 

とも思う。

 

しかし人は、

あまりにも

何もわからなければ、

何もできなくなってしまう

ものだ。

 

「守破離」という

成長の段階があるが、

 

彼らはまだ

(多くの若者はまだ)

「守」の段階だ。

 

例えば2歳の子供に、

「進化のために

自ら人生を創りなさい」

と言っても

ほぼ不可能なのと

同じだ。

 

ちゃんと彼らに

「教える」

ことのできる大人が

必要だ。

 

その役割を果たすのは、

これからの時代に

おいては、

私は

 

「企業」

 

だと思っている。

 

ビジネスや仕事を

通じて、

生活を成り立たせ、

その土壌の上で

進化を起こす。

 

そういった「企業」が

増えることこそが、

これからの時代を

創る若者達を

活性化させる

最も重要な方法だと

思っている。

 

逆に言えば、

そういった「企業」が

増えなければ、

若者達の本来の力は

発揮されない。

 

若者達の本来の力

を発揮できる

「企業」

を増やさねば

ならない。

 

しかし、

現時点では

どうすれば進化できるか?

を明確に知る「企業」は

 

実に少ない。

 

だから、

そういった「企業」を

増やすことに

私は邁進する。

 

そしてこれは当然

私一人でできることでは

なく、

進化をサポートできる

「コーチ」を

増やすことも

必須だ。

 

そして

「コーチ」の

最低条件は、

 

進化とは何か?

 

どうすれば

進化できるか?

 

を知っていること

だ。

身をもって。

 

それを知るために

絶対的に必要なのが、

 

進化のための

セルフコーチング

 

だ。

 

進化のための

自分との向き合い方

 

であり、

 

進化のための

自己マネジメント

 

だ。

 

セルフコーチング法を

広めることが、

やはり

肝要だな。

 

つづく

 

それは本当に望む成長か

 

生まれてからずっと

地中にいた生き物が

初めて地上に出て、

太陽の光を浴びた時の

驚きとは

どのようなものだろうか。

 

実際の生き物が

どうとか言うことではなく、

自分がそうなったつもりで

想像してみよう。

 

例えば、

最初から目が

見えるとしよう。

 

初めて地上に出たら、

どうなるだろうか。

 

もちろん、

太陽のあまりの明るさに

目は眩むだろう。

 

地中にいた

窮屈さがなくなり

戸惑うだろう。

 

しかし

そういった表面的な

こととは別として、

何かがとても

「静か」になるのでは

ないだろうか。

 

と、

私なんかは

思うのだ。

 

なぜなら

似た経験を私は

何度もしている。

 

あの

独特な感覚。

 

戸惑いと

嬉しさと

静けさと。

 

そしてその後に

やってくる、

内側から

溢れ出ようとする

自らのエネルギー。

 

しかしそのエネルギーは

やはり

静けさを伴う。

 

むしろ、

「安心する」

「安寧を得る」

と表現した方が

よいだろう。

 

何か大いなるものに

包まれる感じだ。

 

それを自らが

発していると知ったとき、

みんな

誰しもが驚くと同時に、

思い出すのでは

ないか。

 

あぁこれが

私であった、

と。

 

安心と安寧とは、

自らを思い出すことによる

わかりやすい

感覚なのだろう。

 

・・・・・・

 

コーチという

お仕事をしていると、

とても多くの方々が、

 

「私、成長しました!」

 

と喜び勇む瞬間と

出会う。

 

その時こそ私は

とても注意する。

 

何かから

解放された瞬間の

喜びに

私は注意する。

 

その視点として

最も大事にしているのは、

その人が、

 

静かかどうか?

 

である。

 

もちろん表面的な

ことではない。

心の奥底、

それを、魂、と言っても

いいが、

そこの静けさを

観察する。

 

成長は

エネルギーを呼ぶ。

 

やる気を呼ぶ。

 

前向きさを

呼ぶ。

 

しかしその根底が

静かかどうか?

によって、

 

その「成長」が

永続的か

刹那的か

がわかるのだ。

 

要するに、

「刹那的な成長」

という

ものがあるのだ。

 

これによって

生み出される

エネルギーは、

 

短期間で

枯渇する。

 

間違いなく。

 

そしてその後には

必ず、

「虚無」

が来る。

 

つまりは

「反動」が来るのだ。

 

そしてその人は、

「成長の喜び」と

「反動としての虚無」

行き来するようになる。

 

それは結果として

とてつもなく

疲れることだ。

 

そしてそこに

「進化」

はない。

 

このような成長の

ことを私は、

 

「膨張」

 

と呼んでいる。

 

・・・・・・

 

とても残念であるが、

「膨張」を

成長と信じて、

そして、

「膨張のエネルギー」を

成長のエネルギーと

信じて、

邁進する企業は

あまりにも多い。

 

私の役割は

まずはそれを

止めることだと

思っている。

 

なぜならその先に

待っているのは

「破裂」だからだ。

 

実のない膨張は

間違いなく

破裂する。

 

風船が

大きくなり過ぎて

破裂するのと

同様だ。

 

風船の中身は

何もない。

 

ただ、

枠が大きくなっている

だけのことだ。

 

中身がないから

枠が広がれば広がるほど、

その枠は

薄く弱くなっていく。

 

そして

ある限界を超えることで

破裂する。

 

あまりにも

自然な道のりで

ある。

 

しかしそれに

気づかない企業と、

 

それに気づかない

コーチが

多過ぎるのでは

ないだろうか。

 

膨張は

わかりやすい。

 

今の世の中では

ある意味、

実現もしやすいかも

しれない。

 

だからと言って

本当にそれで

いいのか?

 

私達は、

刹那的な

成長に

喜んでいる

場合だろうか?

 

つづく

 

周りは進まなくても、自分は進もう

 

今の世の中、

残念ながら

「進もうとしない人達」

は、たくさんいます。

 

「進もうとしない」

とは、

進化の道を行こうとしない

ということです。

 

そういった人は

進化よりも

膨張への道を

ひた走っています。

 

膨張とは、

規模のみが大きくなったり

影響力のみが大きくなったり、

つまりは

中身が伴わない

成長のことを言います。

 

次元の上がらない

現実レベルだけの成長を

言います。

 

例えば、

企業で言えば、

売上や業績が上がり続けると、

「このまま行けばいい」

と思ってしまいがちです。

 

現実レベルで

「上手くいく」

という状態に入ると、

人は

進化を止めてしまう

可能性があるのです。

 

しかし、

膨張の先には必ず

「破裂」

があります。

 

膨張しきった上で

破裂するのです。

 

現実が壊れて

いくのです。

 

例えば、

わかりやすい例では、

売上が上がって

いい気になっていたら、

ある日を境に突然に

商品が売れなくなってしまった

とか。

 

業績が上がって

いい気になっていたら、

ある日、突然に

社員さんが大量離脱

してしまった、とか。

 

中身のない成長には

必ず

「終わり」

が来るのです。

 

それが、

自然の摂理です。

 

・・・・・・

 

永続的成長。

 

それが「進化」の

道です。

 

「次元を上げ続ける」

道です。

 

ところが、そこに本気で

進んで行く人は

現時点では

まだまだ少ないのが

今の世の中です。

 

本当は、

進化の道に

入った方が、

私達人間はとても

楽なんですけどね。

 

とても心が

満たされるし、

人としての根本的な幸せを

日々、感じ続けることが

できるのですけどね。

 

それがあるが故に

永続的に、そして自然に

成長できるのですけどね。

 

でもなかなか

そうはならない人が

多いです。

 

でも、一方で

一部とは言え、

進化の道を本気で

進もうとしている人も

います。

 

今はそういった人が

急増している状態です。

まだまだ割合的には

少ないですが。

 

ところが。

 

最近、一つ困った傾向が

現れてきています。

 

進化の道に入った人が、

周りの人達を見て、

皆があまりにも

進化とは真逆な方向に

進もうとしているので、

 

「失望」

してしまっているのです。

 

ガックリ

してしまっているのです。

 

そしてある意味、

クサってしまっているのです。

 

進化の道に入る人は

自然の流れとして、

周りの人達も

進化の道に入れるように

サポートを始める人が

多いです。

 

「共に進化して行こう!」

と思うのですね。

 

そして、

周りの人達に力を注ぐ

ようになるのですが、

 

その周りの人達が

あまりにも

進もうとしないので、

クサってしまうのですね。

 

気持ちは

わかります。

 

実は私も

何度も何度も

クサりかけました。

 

気持ちはわかりますが、

 

ここは

あきらめずに

がんばりましょう。

 

私達がクサってしまったら、

それで終わってしまいます。

 

すべてが

止まってしまいます。

 

まずは、

私達は私達自身を

幸せにしましょう。

 

周りがどうこうではなく、

まずは

私達自身が

自らの進化の道を

自ら、味わい

楽しみ尽くしましょう。

 

その姿が

周りの人達に与える

影響は

測り知れないです。

 

そして、

何が起ころうとも、

何か起きなくても、

私達は

自らの行動の一つ一つは

 

真本音で

決め、

真本音で

実行しましょう。

 

それを日々、

今この瞬間、

やり続けるだけです。

 

物事は、

意図したように進まない

ことばかりです。

 

であれば、

意図を手放して

しまいましょう。

 

そしてただ純粋に

今この瞬間の

自らの真本音の意志に

自分自身を

委ねてしまいましょう。

 

それをし続ければ、

意図通りには

進まなくても、

願いは必ず

叶うのですから。

 

つづく

 

もっと自然な成果を出そう

 

私は常に

人や組織の「成長」というものを

・進化

・膨張

という二つに区別しています。

 

かなり極端な言い方で

書きますと、

 

私は

「膨張」では

まったく意味がない

と思っています。

 

そして、

膨張のためのサポートは

頼まれてもやらないと

決めています。

 

まぁ本当は

私の中では全然、極端では

ないのですが。

 

「進化」とは

次元を高めていくことを

言います。

 

面白いことに

このブログでは、

次元を高めることを

幾度となくテーマとしながらも、

これまでに一度も、

次元そのものについては

詳しくご説明していません。

 

ちょっと、かじる程度の

説明はしてるんですけどね。

 

恐らく近々

きちんと説明させて

いただくと思います。

 

取り急ぎここでは

「進化」とは

次元を高めること

だとしておきます。

 

そして、

「膨張」とは

次元は一切高まっていない

状態です。

 

同じ次元、

同じ場所にずっと

います。

 

その状態で、

規模が大きくなったり、

能力のみが高まったり、

経験のみが積み重なったり

する、という

そんな状態です。

 

つまりはですね。

 

規模のみが大きくなること、

能力のみが高まること、

経験のみが積み重なることに

私は

何の価値も置いて

いません。

 

ごめんなさい。

 

本当に極端な

言い回しです。

 

でも、私の中では

本当にそう思って

いるのです。

 

・・・・・・

 

これもよく書かせて

いただくことですが、

私達人間の本能の中心

(もしくは、根底)

にあるのは、

進化への欲求です。

 

もちろんそれが

顕在化している人も

いれば、

していない人も

います。

 

しかし根底には

必ず、これがあります。

 

そして

私達の真本音は

「いかにしたら、私は

進化できるか?」

という視点からの

発想と行動を望みます。

 

つまり、

真本音度合いを高め、

真本音に素直に

日々を過ごすことで、

自然に私達は

進化を続けます。

 

真本音度合いを高める

とは、

進化度合いを高める

こととイコールです。

 

ですから、

先ほどの私の考え方を

別の言い方で表しますと、

 

どれだけ規模が大きくなっても

どれだけ能力が高まっても

どれだけ経験を積んでも、

真本音度合いが

高まらなければ意味がない、

 

ということになります。

 

・・・・・・

 

これも、いつも私が

書かせていただくことですが、

 

真本音度合いが高まる

ということは、

調和性も高まる

ということです。

 

人との調和。

 

現実との調和。

 

それらが

高まります。

 

ですから、

真本音度合いの低い

人達同士が集まれば、

戦いや争いや

足の引っ張り合いや

自己主張のし合いが

多くなります。

 

まったく同じメンバーでも

真本音度合いが高まれば、

共に向き合い、

共に新たな何かを

創り出せるようになります。

 

一般的に

協調性が高まるという

状態ですが、

それは表面的なものではなく、

本質的なものですので、

ただの仲良しこよしでは

ありません。

 

共に、刺激をし合い、

良い意味での

競争をし合い、

共に相乗効果を発揮し合う

ようになります。

 

それが、

調和性が高まる

ということ。

 

一人一人が

自分自身の真本音に

素直に生きれば生きるほど、

そういった現象が

起こります。

 

・・・・・・

 

つまり、

何が言いたいかと

言いますと、

 

真本音度合いが高まり

進化度合いが高まる

ことで、

調和は起きやすくなり、

それが組織であれば、

結果的に

成果につながりやすくなる

ということです。

 

逆に言えば、

真本音度合いを高めず、

進化もせず、

成果のみを上げ続ける

というのは

至難の業です。

 

難易度が

高いのです、

こちらの方が。

 

ですからもう、

難易度の高いことは

やめましょう。

 

・・・・・・

 

人も組織も

「変えよう」

なんて、傲慢なことは

私は思いません。

 

というか、

思えません。

 

ただ、

その人の「本来」が

そのまま表に出る。

 

その組織の「本来」が

そのまま表に出る。

 

そんな状態を

目指して

私はサポートを続けます。

 

つづく

 

少しずつでも進むことに価値がある

人は着実に

成長します。

 

本当の成長とは

次元を高める

ことです。

 

次元の高まらない

成長を

「膨張」

と言います。

 

そして

次元の高まる成長を

「進化」

と言います。

 

膨張と進化の区別こそが

人や組織のサポートの

真髄であると

私は思っています。

 

膨張には

必ず終わりがきます。

 

破裂

の瞬間が来ます。

 

しかし

進化には終わりが

ありません。

 

よく、

「次元」というのは

何次元まであるのですか?

というご質問を

いただきます。

 

次元は

無限にあります。

 

本当に無限です。

 

3次元の世界における

「規模」を表す手段として

「数字」というものが

ありますが、

最高次元を

「数字」で表すことは

できないのです。

 

それくらいに

無限です。

 

・・・・・・

 

数字で表せられない

くらいの最高次元から

今の私達を観れば、

それは

赤子のような未熟さ

でしょう。

 

いえ、

赤子までもいかない

でしょう。

 

しかしそれでも

私達人間の本当の価値は

次元の高低に

あるのではありません。

 

私達の価値は

「成長」(進化)

にこそあります。

 

昨日よりも今日、

今日よりも明日、

・・・と、

わずかずつでも

進化を続けていること。

 

そこにこそ

価値があります。

 

私は

コーチを目指している人に

必ずいつも

お伝えしています。

 

「コーチは

クライアントさん以上の

成長(進化)をしなさい」

と。

 

なぜなら

進化し続ける人にしか

進化のサポートは

できないからです。

 

自分の経験に

満足したり、

自分の能力に

満足したり、

自分の功績に

満足し、

「俺のようになりなさい」

となった瞬間に

その人のサポートは

まったく

意味を成さなくなります。

 

進化を放棄しているにも

関わらず、

他者に影響を与えようと

する行為を私は

「傲慢」

と呼んでいます。

 

私は

傲慢な人を見ると

とても腹が立ちます。

 

きっと

以前の私が

傲慢の塊だったから

でしょうね。

 

・・・・・・

 

人は

着実に

成長(進化)

します。

 

その進化は

無限に続きます。

 

よく

人の可能性は無限大

と言われますが、

本当にそうです。

 

私は

人と向き合う時、

いつもその人の目の奥に

無限の深さを

感じ取ります。

 

誰とお会いしても、

この人は

無限の可能性を

持っているんだな、と

実感します。

 

人間とは

無限の可能性

なんです、

やっぱり。

 

ですから、

私達はもっともっと

胸を張って

進化していきましょう。

 

今の自分のレベルがどうか?

ではありません。

 

昨日よりも

ほんのわずかでも

前に進んでいれば、

そこに価値があるのです。

 

進み続けることで

私達は

安心し、安定し、

幸せ感や満足感を

高めます。

 

人間とは

そういうものです。

 

それが

人間の本質です。

 

進化の楽しさを

知る者が

コーチになるといいなぁと

思います。

 

つづく

 

今の世の中の多くの成長には終わりがある

真本音で生きる、とは

「進化」の速度を最大にする

ということになりますが、

では、「進化」とはどういうことでしょうか。

 

以前に、「成長」には

2種類あるというお話をしました。

 

一つは、

単なる「膨張」。

もう一つが、

「進化」です。

 

まず、「膨張」とは。・・・

 

これは、規模や能力などが

ただ高まっていくだけの状態です。

 

現時点でのこの世の中では、

「成長」と言われるものの多くが

「膨張しているだけ」です。

 

「膨張」には必ず

終わりがきます。

 

「膨張し切る」ことで

それは破裂するからです。

 

例えば、昔よく言われた

企業の30年説など、

企業が終わりを迎えるのは、

それは「膨張」の結果です。

 

長期的にせよ、短期的にせよ、

必ず終わりが来るのが

「膨張」の特徴です。

 

それに対して

「進化」には終わりがありません。

 

もちろん、

「形」は変わっていく可能性は

あります。

 

「形」とは、

この世における「現象」です。

 

「現象」は変われども、

「実在」は受け継がれます。

 

「形」は変われども、

「命」は受け継がれるのです。

 

そして「進化」とは

シンプルに言えば、

「次元を高めること」

です。

 

少しずつでも

次元が高まり続けているのであれば、

それは「進化」です。

 

それに対して、

何がどれだけ変化しても

「次元が変わらない」のであれば、

それは単なる「膨張」です。

 

では、

「次元」とは何でしょうか?

 

「あの人、次元が変わったね」

とか

「この組織は明らかに

以前とは違う次元になった」

とか、

本当に時々ですが、

そのような表現を聴くことがあります。

 

普段、何気なく

さりげなく、

私達は「次元」という言葉を使いますが、

そもそもそれは

何でしょうか?

 

この説明は実は、

かなり難易度が高いのですが、

ちょっとそれに挑戦してみようかなと

思っています。

 

なぜなら

私のさせていただいている

人や組織のサポートは、

「次元を高める」ことだからです。

 

単なる「膨張」のためのサポートは

一切行なっていません。

絶対に、

したくありません。

 

「次元が高まる」ことで、

自然に成果が高まる、という状態創りが

私のミッションです。

 

ですので本当は、

私のサポートの本質を表現するためには

「次元」のお話を抜きにすることは

できないのです。

 

ちょっとドキドキしますが、

「次元」について、

ゆっくりじっくりと

語っていくことにします。

 

今、

平井さん、木村さん、弓江さんのお話も

止まってしまっていますが、

どうしても、「次元」という概念を

取り入れなければ、

先に進めないのです。

 

「先に進む」のが

2018年のテーマです。

 

明日から挑戦してみます。

 

つづく

 

あなたは進んでいますか? 止まっていますか?

進む人は心地がいい。

 

私はいつもそう感じます。

 

どれだけ未熟であってもいい。

どれだけ能力がなくてもいい。

どれだけ弱くてもいい。

どれだけバランスが悪くてもいい。

どれだけ尖っていても、どれだけ凹んでいても、

どんな状態でもいいのです。

 

どのような人でもあっても

進む意志さえあれば、

私は、その人と向き合いたい。

 

その人と共に進みたい。

 

そう思います。

 

「進む」とは、「進化」ということです。

 

私はあえて、「進化」と「成長」という二つの言葉を

区別しています。

「成長」という言葉には、様々な意味が

含まれてしまうからです。

 

例えば企業で言えば、

売上や利益や事業規模が年々増加していくことが

「成長」と表現されますが、

私は、その中身をいつも大切にしています。

 

そこに「進化」はあるのだろうか?と。

 

どれだけ事業規模が大きくなっても

そこに「進化」がなければ、私はただの

「膨張」

であると思っています。

 

個人であれば、

どれだけその人の能力が高まったとしても、

そこに「進化」がなれば、ただの「能力の膨張」に

過ぎません。

 

「膨張」することを私は

「進化」だとは思いませんし、

それを「進んでいること」だとも思いません。

 

むしろ「膨張」だけで満足している人を私は

「止まっている人」と見ます。

「止まっている組織」と見ます。

 

「進化」とは、

次元を上げていくことを言います。

 

次元については、改めて詳細に書かせていただくことに

なると思いますが、

次元を上げるために最も直接的な影響を持つのが

「真本音度合いを上げる」ことです。

 

つまりは、

自らの真本音を大切に生きる

ことは、「進化」への最短の道です。

 

私は、

能力を高めるだけのコーチングはしません。

「進化」を拒絶している人のサポートは

しません。

そう決めて、これまでやってまいりました。

 

何のために、「進化」するのだろうか?

「進化」の先に何があるのだろうか?

 

そんな疑問も浮かんだことがありました。

 

もちろん「進化の先」はあります。

そこで手に入れられる「現実」はあります。

 

しかしそれよりも、

「進化」とは、それ自体が「目的」なのです。

 

つまり、私達人間は

「進化を目的として生きている存在」なのです。

 

「進化そのものに喜びを感じる存在」

それが、人間です。

 

人間としての自然な姿は

「進化すること」です。

 

その自然な目的に素直になっている人は

一緒にいて、とても癒されます。

一緒にいて、心地よいのです。

 

進む人は心地がいい。

 

・・・それは、私だけでなく、すべて人が心の根底で

本能的に感じることです。

人は、そういう人と「共に進みたい」と思います。

 

進化への欲求。

進化という本能。

 

そういった、私達すべての人間が持ち合わせている

大切なものに、

素直に、敏感に、そして大胆に

立ち向かっていく人を増やす。

 

それが、私がコーチをさせていただいている

重要な目的(願い)の一つです。

 

コーチングをしていれば、もちろん

クライアントさんが、立ち止まってしまうことはあります。

 

挫折もあります。

 

立ち直れなくなることもあります。

 

それでも「進もう」という根本的な意志を

その人が持ち続けているうちは、

何とでもなりますし、

とことんまでサポートすることは可能です。

 

「私は、私がこんなにもダメダメな人間だとは

思ってもいませんでした。

こんな私でも、何とかなるのでしょうか?」

 

コーチングをしていますと、

そんな問いを受けることがあります。

 

これまでフタをしていた自分と向き合ったり、

進化しようと思っても、どうしてもその行動が取れなかったり、

いろんな場面で、その言葉を聴いてきました。

 

木村さんもその一人でした。

(→前回記事)

 

実は、木村さんは平井さん以上に大変な

クライアントさんでした。

 

自分の真本音を意識して行動を変えようとしても

どうしても、自分の許容量を超える現実が来ると、

以前の「心と行動のクセ」が出てしまいます。

 

その「クセ」を直したとしても、

さらに別の「クセ」が顔を出す。

 

その繰り返しをしました。

 

そしてついにある時に、

「たけうちさん、

せっかくずっとコーチングしていただいているのに、

自分はずっとダメな自分が出てしまいます。

本当に申し訳ない。

私がこんなにダメダメ人間だとは思いませんでした。

私はこのようにコーチングを受けるだけの価値が

あるのでしょうか?」

と言われたのです。

 

私は逆に問いました。

 

「木村さんは、進化したいですか?」

 

即座に答えが返ってきました。

 

「したいです。」

 

「木村さんは、どんな時も自分の本当の願いを大事にした

行動の取れる木村さんになりたいですか?」

 

「なりたいです。」

 

「でしょ?

その木村さんの想いは、ずっと伝わってきていますよ。

それがあるうちは、大丈夫です。

今は、心の中に余分なものがいっぱいあり、

それが木村さんの生き方を阻害していますが、

木村さんのその想いがあれば、

それらを一つ一つ乗り越えていけますから。」

 

木村さんは、気づいていないのです。

どれだけ自分が変わったか、ということを。

 

どれだけ彼を見る周りの目線が

変わってきているか、ということを。

 

あえてそこには触れず、

私はただ、木村さんに、ある一つの「現実」が

訪れるのを待ちました。

 

そしてそれは、必然的に訪れたのです。

 

つづく