人生に迷っている人が
増えています。
そして、
「迷い」には2種類あります。
・低い次元の意識による迷い
と
・高い次元の意識による迷い
です。
・・・ということを前回の記事で
書かせていただきました。
では、この二つの迷いを区別する
にはどうすればよいでしょうか?
まず大事なのは、
「迷い」を「問い」の形として
明確にすることです。
例えば、
「私は今、転職すべきだろうか?」
というような、
問いの形にするのです。
迷いとは、
答えがわからずに悶々と
することです。
どんな「?」に対して、
自分は悶々としているのかを
明確にするわけです。
「問い」が明確になれば、
次に、
その「問い」の「手前の問い」を
見つけます。
「手前の問い」とは、
その問いの答えがわかることで、
最初の問いの答えも
自動的にわかる問い
のことです。
上記の例で言えば、
「私は今、転職すべきだろうか?」
という問いがわかれば、
その「手前の問い」としては、
例えば、
「私は本当は、どんな仕事を
したいのだろうか?」
とか、
例えば、
「私は今の職場で、
すべきことはすべて
やり尽くしただろうか?」
などが考えられます。
もちろんこれは
本当に「例えば」です。
人によって
全然違う問いが
出てくるでしょう。
しかも「手前の問い」は
ほとんどの場合、
たった一つです。
最もピンとくる問いを
見つけることです。
さて。
「手前の問い」を特定できたら、
人によっては
「手前の問い」のさらに手前に
問いがあるかもしれません。
そして、
さらにさらにその手前にも・・・。
つまりこのように
迷いの「問い」を明確にし、
その「手前の問い」を明確にし、
必要があれば
さらにその「手前の問い」を
明確にし、
さらにさらにその「手前の問い」を
明確にし、
・・・と、
自分が納得できるまで
それを続けます。
この「問い探し」をした時に、
この「問い探し」自体に
自分が真剣になれるかどうか?
です。
早く「問い」を見つけたい。
早く「その答え」を
明確にしたい。
そんな想いが湧き上がり、
「問い探し」に真剣になれるので
あれば、
その人の悩みとは
「高い次元の意識による悩み」
です。
どうしても「問い探し」に
真剣になれない。
それをしようとすると
無気力感や虚脱感や倦怠感が
発生する、
という場合は残念ながら、
それは「低い次元の意識による悩み」
です。
つまりは、
自己満足の悩みであり、
現実逃避するための悩みであり、
悩む必要のない悩み
です。
そういった場合は、
悩んで止まっていることよりも、
今目の前にある現実に
立ち向かっていくことこそが
大事です。
「自分が今、
立ち向かうべき現実とは
何だろう?」
という問いを自分自身に
投げかける必要があります。
以上のように、
自分の中に発生している
「問い」
を、明確にするのは
セルフコーチングの基本です。
私はいつもそこに
敏感になっています。
「あっ、今、自分の中に
問いが発生したな」
とわかった瞬間に私はすぐに
自分の心と向き合い、
「問い」を明確にします。
そして「手前の問い」が
ある場合も、
すぐにすべてを明確にします。
これを日々続ければ、
人生の展開がすごぶる
速くなりますし、
快適になります。
自分の人生と向き合うとは、
自分の中の「問い」と
向き合う、
ということなのかもしれません。
つづく
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