外部環境によって人は影響を受けます。
外部環境によって個性が創られます。
外部環境によって能力も創られます。
外部環境によって人生も創られます。
私達は、どこに生まれ、
どこで生きるか?
によって、
自分は何者で、
自分はどのような人間か?
を形創っていきます。
例えば、日本に生まれるのと
インドに生まれるのとでは、
人生は大きく異なったものとなるでしょう。
自分という人間も
大きく変わるでしょう。
私達は外部環境によって
揺らされます。
外部環境によって
変化させられます。
外部環境によって
決められます。
外部環境によって、
私達の「心」は変わり、
外部環境によって
違った「自分」になるのです。
・・・と、私はずっと思って生きてきました。
確かにその通りでした。
でも、その一方で、
どのような環境でも
どのような状況でも
どのような運命でも
いっさいの影響を受けない
まったく揺るがない
そういった「自分」があることも
私は知ったのでした。
それが前回記事でご紹介した
私の体験です。
私は恐らくその体験によって
人生観が根本的に変わりました。
これもまた、
外部環境によってもたらされたものでは
ありますが。
でもその体験は、
私の中の揺るがぬ自分である『海』が
自らにもたらしたものである、と
今になればわかります。
人は、
必要な体験を自分に与えています。
必要な悩みや課題を自分に与えます。
それらをちゃんと体験し、悩み、取り組む。
それによって自分を
進化させようとしています。
『海』は進化します。
進化を望んでいます。
進化をするからこそ、揺るがないのです。
そんな『海』(のようなもの)が、
誰の中にもあるのではないか?
という仮説のもとで、私は自分のコーチとしての
活動を始めました。
新たな組織を立ち上げましたし、
自分の仕事の仕方も根本的に変えました。
新たな、研修・講座・コーチングの仕方、
すべてを一から創り直しました。
もちろんそれらのほとんどは、
頭で考えて行なったというよりも、
多くの方々と向き合う中で
現場の中でできあがっていきました。
そして、最初の一年で私はすでに
確信していました。
仮説は正しかった、と。
誰の中にも『海』(のようなもの)は
確かに存在していると。
私はその『海』を
『真本音』と名付けました。
あれから15年。
実は今の私は、「コーチング」という言葉は
あまり使いません。
私の行なっていることはコーチングというよりも
『真本音コミュニケーション』
と言った方がよいからです。
私のようなかなり辛い体験をしないと
真本音は出てこない。
・・・というものではありません。
本当は、誰もがすでに身近なところで
真本音と共に生きていますから、
ほんのわずかな刺激で、
真本音はニョキニョキと芽を出します。
しかしその芽を大切にしながら、
現実における「行動」を変えていく必要がありますので、
私のコーチングは逆に、
より現実的なものに変化しました。
クライアントの真本音をキャッチし、
その真本音キャッチ力を
クライアント自身が高め、
真本音の意思を、現実に反映させていく。
これをすることで、
クライアントは自らの「味」(先天的な味)を
自然に醸し出すようになりますし、
同時に、周りの人達との調和度合いも
一気に高まります。
つまりクライアントの人生は
とても幸せなものになっていきます。
私がそれをするのではなく、
クライアント自身の真本音がそれを成します。
そのサポートが
私のコーチングであり、
そこで私が行なっていることが
『真本音コミュニケーション』です。
そろそろ平井さんのお話に戻します。
私が平井さんとどのような真本音コミュニケーションを
とったのかを、
公にできるギリギリのところまで
ご紹介しようと思います。
つづく
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