企業様の継続サポート
をさせていただいていると、
ある時ある瞬間から
「風」
が吹き始めるのを
感じることがある。
昨日の企業様が
そうだった。
関わらせていただいて
そろそろ3ヶ月になろうとする
企業様だが、
研修の最中に
急に「強風」が吹き始めた
のを感じた。
それは、まずは
「突風」のように
来た。
あくまで
イメージではあるが、
急に吹いた風に
おっとっとと、
足元が揺らいでしまう
感覚だった。
少し
想定外だった。
嬉しい
想定外だ。
この「風」を感じる
ということは、
本質的な変化を始めた
人がいる
ということだ。
30名近い方々に
研修を受けて
いただいていたのだが、
私は皆さんお一人お一人に
注意を向けた。
すると数名の方に
大きな変化が
起き始めているのを感じた。
もちろんそれは
まだ、
表面化していない。
現象化・現実化
していない。
だから恐らく
ご本人も
自分の変化を
自覚していないだろう。
しかし
人の成長や組織の成長は
こういった
「本人にも気づかない変化」
から始まる。
こういったときに
私はいつも
思うのだ。
やっぱり
人にも組織にも
「コーチ」が
必要だな、と。
第3者の立場で
客観的に
「あるがまま」を
観察できる存在。
そういった立場から
でしか、
見つけられない「変化」が
あるのだ。
そしてその「変化の芽」
を
しっかりと育てていく
必要がある。
それができれば、
人の組織も
スムーズに成長して
いけるのであるが、
残念ながら多くの場合は、
「変化の芽」に
自らが気づかず、
そして
気づかないままに
その芽を自分で
踏んづけてしまう。
せっかく芽が出ても、
潰してしまう。
その連続を
し続けている。
踏んづけられても
それでも逞しく育つ芽も
中にはある。
しかし
そういった芽が
自然発生的に生まれるのは
奇跡に近い。
ほとんどは、
芽というのはとても
弱く、
小さく、
繊細だ。
そんな芽を
繊細に、大切に、誠実に
育てることが、
人や組織の変革の
第一歩だ。
しかしそれができるのは
残念ながら、
第3者的存在があって
初めて可能となる、
という事実が
現時点の世の中の
状態(レベル)である。
・・・・・・
最近の私は
自分一人では
企業のサポート現場には
出ないように
している。
できるだけ。
なぜなら私の
今の最大のテーマは
「後継者育成」
だから。
私と同じように
人や組織をサポートできる
「コーチ」を
目指している人を
一緒に「現場」に
連れていく。
もちろん、
クライアント企業様の
了承をいただいている
場合だけであるが。
そして未熟であってもその人に
現場で
コーチングやファシリテーションを
してもらう。
もちろん、
私がフォローしながら
であるが。
現場でしか
学べないことがある。
現場でしか
伸びない力がある。
何でもそうであるが、
特に、私の仕事は
その要素が高い。
私も、
現場で揉まれて来た。
現場にこそ、
あらゆる「答え」が
転がっている。
だから私はこれから
もっともっと
コーチの「現場育成」を
増やしていこうと
思っている。
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私の現場で発見し、
現場で培った
人と組織の活性化サポート
ノウハウを、
まずは講座形式でお伝えし、
講座の中で練習し合い、
その上で、
共に現場に出て行き、
現場の中で
本物の力をつけ、
そして、
ゆくゆくは
自立して私と同じような
お仕事ができるように
なっていく、
という、
現場実践型の講座を
これから
始めようと思う。
人数は少なくても
よいから、
たとえ
一人でもよいから、
本気で
私のようなお仕事を
自分ができるように
なりたい、
という人がいたら
始めようと思っている。
まだ
準備に取り掛かった
ところであるが、
早く
始めたいと
思っている。
つづく