現場

素直な体験を

 

今の時代の私達が

天動説の話を聴けば、

 

昔の人は

何も知らなかったんだ、

 

ちょっと小馬鹿にする

傾向があるかもしれないが、

 

私は、

宇宙の中心は

自分達の住んでいる

この世界である

 

という

とても素直な捉え方に

好感を持っている。

 

太陽は

頭上を移動し、

 

星々も

動いていく。

 

空が毎日

同じように変わって

いく。

 

回っていく。

 

自分達を中心に。

 

そのように

自然現象を素直に

捉える視線は

 

私は大事だと

思うのだ。

 

事実を

あるがままに捉える

ことは大事だが、

 

それは

知識を他人から

教えてもらうこと

ではない。

 

もちろん

教えてもらうことも

大事だが、

 

やはりまずは

 

自らが

体験すること

 

ではないか。

 

私は

どう感じるか?

 

私は

どう思ったか?

 

それも一つの

事実であり、

 

それも

あるがままに

捉えるべきだと思う。

 

正しいかどうか?

よりも

 

私はどう

感じ、

どう受け取ったか?

 

それが

現実と向き合う

基本だ。

 

現代を生きる私達は

情報を

与えられ過ぎ、

 

というのは

確かにそうだと

思う。

 

しかし

情報量よりも、

 

情報が主か?

私が主か?

 

・・・こちらの方が

重要ではないか。

 

私達は

人生の「現場」にいる。

 

私達が生きている

この場こそが

「現場」だ。

 

「現場」で生きる

私は

「現場」で何を体験し、

何を感じたか?

 

そして

どうしよう

という意思を素直に

持ったか?

 

自分自身が得た

現場の情報

を、

自分自身がまずは

大切にすることこそが

 

自分の人生を生きる

基本だろう。

 

つづく

 

現場で得たこと

 

私は

「現場」

を大事にしている。

 

もう四半世紀近く

「コーチ」の仕事を

しているが、

 

これだけは

ずっと大事に

し続けた。

 

どれだけ理論が

素晴らしくても、

どうしても

机上の空論

というのが

嫌だった。

 

だから

迷ったらいつも

「現場」で

人と向き合った。

 

昔の私は

反応本音がとても

ひどく、

エンティティも

ひどかったので、

 

心が非常に

不安定だった。

 

だからすぐに

自信をなくすし、

自分を見失うし、

 

仕事に出るのが

人と会うのが

とても怖くなった。

 

でも

そういう時こそ

私は勇気を奮って

人に会いに行った。

 

それだけは

昔の私を

褒めてやりたい。

 

内に籠ろうと

してしまう精神状態の

時こそ

 

私は必死に

外に向かった。

 

人と

向き合い続けた。

 

まだ「真本音」という

概念すら見つかって

いなかった頃だが、

 

その時から

私の人生理念は

「向き合う」

だった。

 

それをとにかく

実践し続けたので

今があるのだと

思う。

 

「向き合う」

というのは

人に力やエネルギーを

与えてくるのものだ。

 

恐らく、

生命力の源は

「向き合う」

という行為ではないか。

 

人と人は

「向き合う」生き物

だ。

 

「向き合う」ことを

前提に

創られているのでは

ないか、と

思えるほどだ。

 

組織でも

人間関係でも、

 

そこにいる人達と

向き合えているか

どうか?

 

すべては

そこに尽きる

よく「現場」で感じる。

 

だから私の

サポートの本質の一つは

 

いかに

そこにいる人達が

向き合える状態に

なるか?

 

である。

 

逆に言えば、

 

みんな、

 

向き合ってない。

 

形だけ向き合っている

という人が

多過ぎるのが

 

今の世の中の

大問題点だ。

 

今の世の中の

最重要課題は

 

「向き合う」

かもしれない。

 

私も人生において

様々な課題や

理念が

生まれた。

 

でも

最初の理念は

「向き合う」

出し、

最初の課題も

「向き合う」

だった。

 

そしてそれは

今もずっと

継続している。

 

一生のテーマ

だな。

 

つづく

 

答えは現場にある

 

料理を作るためには

材料と道具が

必要だ。

 

材料と道具は

いろんな種類が

あるほど、

いろんな料理が

作れて良いだろう。

 

だから

たくさんの材料と道具を

仕入れる。

 

たくさんの材料と道具を

抱える。

 

たくさんの材料と道具を

増やし続ける。

 

・・・で、

そこで満足して

終わり。

 

という人を

私はたくさん見てきた。

 

大事なのは

そこか?

 

もちろんそれも大事だけど、

もっと大事なことが

あるのではないか?

 

それは、

 

自分は

誰のために

どんな料理を

本当は

作りたいか?

 

・・・ではないか?

 

どれだけ材料があっても

道具があっても

そこで満足するのではなく、

それらを活用して

何をするか?

 

何のために

何をするか?

 

・・・ここに対して

私達はもっと真剣に

なるべきではないか。

 

・・・・・・

 

人生を進ませる、

とは、その

「何のために何をするか?」

に向かうことを言う。

 

ただし、

この答えはなかなか

見つからないことも

確かだ。

 

だから真剣に

見つけようとする。

 

見つけようとするだけでも、

人生は進む。

 

ただ漠然と

材料や道具を集めるのではなく、

その答えを

真剣に見つけようと進むことで、

自ずと、

良い材料にも道具にも

出会えるのだ。

 

・・・・・・

 

実は。

 

この仕事を始めた

20数年前の私は、

かなりの不勉強だった。

 

本を読んだりしながら

勉強するのが

億劫で億劫で。

 

だから、

ほぼ何のノウハウも

ないままに

コンサル現場に入った。

 

それはそれで

大問題なのだが、

でも、

何も知らなかったからこそ

必死に

人と向き合った。

 

今、目の前にいる

この人は、

どうすれば元気に

なるのだろうか?

 

どうすれば

成果を上げられる

のだろうか?

 

そればかりを

考えて考えて考え

尽くした。

 

で、

目の前の人に

試してみた。

 

というよりも、

その人本人と一緒に

試してみた。

 

当然、上手くいくこと

いかないこと、

様々だった。

 

しかし私は

「現場」から学ぶことが

できた。

 

本から学ぶよりも

先に

現場から学べた。

 

本で学んだり、

セミナーを受講して

学んだりしたのは、

「現場」での自分の学びが

間違っていないかどうか、を

確認するためだった。

 

今となっては

この順番で良かったと

思っている。

 

おかげで

「現場にこそ、本当の

答えがある」

ということを

私は知ることができた。

 

・・・・・・

 

たった一つの

材料でいい。

 

たった一つの

道具でいい。

 

今、自分が持っている

ものを使って、

 

真剣に、

 

自分は

何のために

何をするか?

 

を考えながら

目の前の「現場」に

向かってほしい。

 

特に

「コーチ」を目指す人には

それをしてもらいたい。

 

ちゃんと勉強して

力をつけてから

コーチの仕事を始めます。

 

・・・じゃないのだ。

 

それ言っているうちは

一生、コーチにはなれない。

 

人生は

「現場」だ。

 

仕事も

「現場」だ。

 

経営も

「現場」だ。

 

机の上には

ない。

 

自分にしか

創れない料理を

現場で創ろうではないか。

 

つづく

 

本当は決めていることはある

 

私には

決めていることが

ある。

 

でも

その全貌が

まだ、ほぼ

わからない。

 

でも、

ちょっとだけは

わかる。

 

だから、

そのちょっとだけ

わかっていることを

そのまま

実行する。

 

私は

意図を持たない。

 

いや、

意図を持つことは

大事だ。

 

自分の意図に

基づいて

自分で判断し、

自分で決断することは

「自律」という意味で、

とても重要だ。

 

そういった意味では

私はちゃんと

意図を持っている。

 

ただ、

その、意図の全貌が

わからない。

 

わからないことを

勝手に頭で

想像して、

頭のレベルで

(顕在意識のみのレベルで)

意図を決めることは

しない。

 

それをしても

本来の意図とは

ずれてしまうことが

よくわかるからだ。

 

そういった意味で

私は

顕在意識(頭)では

まったく自分自身のことを

理解できていない。

 

というよりも、

理解しては

ならないのだと

思っている。

 

理解せずに

ちょっとずつ

わかることだけを

そのまま素直に

実行することで、

結果的に

最短の道になること、

これもよく

わかっているからだ。

 

根拠はないのだが、

それが私の

確信だ。

 

・・・・・・

 

私が決めていること

の中で、

今、明確に

わかっていることは、

 

私はもう

一人では

進まない。

 

ということだ。

 

私はある意味

これまでずっと

一人で

やってきた。

 

例えば、

企業様にサポートに

入る場合も、

私一人で

やってきた。

 

もちろん、

ビジネスパートナーは

いるし、

一緒に営業なども

するのだが、

いざ、肝心部分のサポート

となると、

すべて一人で

やってきた。

 

だから、

お客様も含めて、

私の肝心部分の

サポートのやり方の全貌を

ご存知の方は

この世の中に今のところ

私以外に一人もいない、

のだ。

 

これはまずい、

思う。

 

このままでは

私の後継者が

育たない。

 

もちろん、

後継者と言っても、

私とまったく同じことを

する必要はない。

 

ただ、

私が普段

自分でも気づかずに

実行していることや、

私が普段

何気なく大事にしている

サポートの本質などを

ちゃんと

顕在意識のレベルで

知るというのは

とても大事なことだと

思うのだ。

 

だから私はもう、

できるだけ

一人では

やらないように

しようと決めた。

 

サポート現場に

入るのも、

私と同じ志を持つ人と

共に入ることにする。

 

現場こそが、

一番の育成の場

だと思う。

 

私は実は、

セミナーなどで勉強をした上で

今のお仕事を始めた

わけではない。

 

まったく何のノウハウも

ない状態で

私は現場に出た。

 

私のノウハウの

9割以上は

現場の中で

培ったものだ。

 

私が

一般的なセミナーなどに

受講生として参加して

勉強を始めたのは、

このお仕事を始めて、

10年近く経ってからだ。

 

しかもそれは、

私が現場で得たことの

整理のために

出たくらいで、

おかげで

現場での学びがやはり

一番であるという事実の

確認にもなった。

 

だから私は

「コーチ」の育成も

現場育成を

大事にしたい。

 

・・・・・・

 

自分自身が何を

決めているか?

 

は、誰もが

知りたいところだろう。

 

しかし

私達の真本音は

最初からその全貌を

自分自身には

教えてはくれない。

 

知るということは、

それを必ず

実行に移す

ということだ。

 

そのためには

覚悟が要る。

 

その覚悟を持てる

自分になること、

そして能力も含めて

自分自身の

準備が整うこと。

 

よし。

もう私は

先に進もう。

 

と、

真本音がOKを出す

ことで、

初めて観えてくる

のだ。

 

だから、

そのステップ自体を

楽しめばいい。

 

観えないことを

焦るよりも、

観えていることを

着実に一歩ずつ

実行に移していこう。

 

つづく

 

現場でしか学べないことがある

 

企業様の継続サポート

をさせていただいていると、

ある時ある瞬間から

「風」

が吹き始めるのを

感じることがある。

 

昨日の企業様が

そうだった。

 

関わらせていただいて

そろそろ3ヶ月になろうとする

企業様だが、

研修の最中に

急に「強風」が吹き始めた

のを感じた。

 

それは、まずは

「突風」のように

来た。

 

あくまで

イメージではあるが、

急に吹いた風に

おっとっとと、

足元が揺らいでしまう

感覚だった。

 

少し

想定外だった。

 

嬉しい

想定外だ。

 

この「風」を感じる

ということは、

本質的な変化を始めた

人がいる

ということだ。

 

30名近い方々に

研修を受けて

いただいていたのだが、

私は皆さんお一人お一人に

注意を向けた。

 

すると数名の方に

大きな変化が

起き始めているのを感じた。

 

もちろんそれは

まだ、

表面化していない。

現象化・現実化

していない。

 

だから恐らく

ご本人も

自分の変化を

自覚していないだろう。

 

しかし

人の成長や組織の成長は

こういった

「本人にも気づかない変化」

から始まる。

 

こういったときに

私はいつも

思うのだ。

 

やっぱり

人にも組織にも

「コーチ」が

必要だな、と。

 

第3者の立場で

客観的に

「あるがまま」を

観察できる存在。

 

そういった立場から

でしか、

見つけられない「変化」が

あるのだ。

 

そしてその「変化の芽」

しっかりと育てていく

必要がある。

 

それができれば、

人の組織も

スムーズに成長して

いけるのであるが、

 

残念ながら多くの場合は、

「変化の芽」に

自らが気づかず、

そして

気づかないままに

その芽を自分で

踏んづけてしまう。

 

せっかく芽が出ても、

潰してしまう。

 

その連続を

し続けている。

 

踏んづけられても

それでも逞しく育つ芽も

中にはある。

 

しかし

そういった芽が

自然発生的に生まれるのは

奇跡に近い。

 

ほとんどは、

芽というのはとても

弱く、

小さく、

繊細だ。

 

そんな芽を

繊細に、大切に、誠実に

育てることが、

人や組織の変革の

第一歩だ。

 

しかしそれができるのは

残念ながら、

第3者的存在があって

初めて可能となる、

という事実が

現時点の世の中の

状態(レベル)である。

 

・・・・・・

 

最近の私は

自分一人では

企業のサポート現場には

出ないように

している。

できるだけ。

 

なぜなら私の

今の最大のテーマは

「後継者育成」

だから。

 

私と同じように

人や組織をサポートできる

「コーチ」を

目指している人を

一緒に「現場」に

連れていく。

 

もちろん、

クライアント企業様の

了承をいただいている

場合だけであるが。

 

そして未熟であってもその人に

現場で

コーチングやファシリテーションを

してもらう。

 

もちろん、

私がフォローしながら

であるが。

 

現場でしか

学べないことがある。

 

現場でしか

伸びない力がある。

 

何でもそうであるが、

特に、私の仕事は

その要素が高い。

 

私も、

現場で揉まれて来た。

 

現場にこそ、

あらゆる「答え」が

転がっている。

 

だから私はこれから

もっともっと

コーチの「現場育成」を

増やしていこうと

思っている。

 

・・・・・・

 

私の現場で発見し、

現場で培った

人と組織の活性化サポート

ノウハウを、

まずは講座形式でお伝えし、

講座の中で練習し合い、

 

その上で、

共に現場に出て行き、

現場の中で

本物の力をつけ、

 

そして、

ゆくゆくは

自立して私と同じような

お仕事ができるように

なっていく、

 

という、

現場実践型の講座を

これから

始めようと思う。

 

人数は少なくても

よいから、

 

たとえ

一人でもよいから、

 

本気で

私のようなお仕事を

自分ができるように

なりたい、

という人がいたら

始めようと思っている。

 

まだ

準備に取り掛かった

ところであるが、

早く

始めたいと

思っている。

 

つづく