人の意識とは、
・顕在意識が1%、
・潜在意識が99%、
と言われています。
つまり、
自分の見えていない(把握していない)自分の心が
99%を占めるということです。
私は、人と人のコミュニケーションも
同じことが言えるのではないかと
実感しています。
表面上に見えているコミュニケーションのやりとりは
たったの1%。
見えないところでこそ、
何が起きているか?
それを把握することは
とてつもなく重要であり、
その、すべて、とは言わないまでも、
見えない部分の何割かを、きちんと把握できることが
コーチの役割の一つであると思っています。
エンティティのやりとり、
などはその典型です。
信じられないことかも知れませんが、
以前に、次のようなことがありました。
ある会社での出来事。
その会社は、20数名の中小企業さんでした。
まるで家族のように、
ずっと社内の雰囲気の良い会社でした。
ところがある時を境に、急激に社内の雰囲気が
悪化しました。
これまでずっと一致団結してきた社員さん達が、
突然、派閥を作り、争いを始め、
同じ事務所にいるにも関わらず、
一日中、口もきかない状態となりました。
当然それはすぐに業績に反映されました。
なぜそうなってしまったのか?
その本当の原因がずっとわからない
という状態が続いていました。
私は、その会社の社長から
管理職社員のコーチングのご依頼を
受けました。
そのため、まずは社長と面談をしたのですが、
どうも何かがおかしい、と感じました。
そこで、
「社内の雰囲気が悪くなってしまう直前に
入社した人はいませんか?」
と社長に確認しました。
すると、3名の中途入社社員さんがいました。
私は、その3名と面談しました。
結果、そのうちの一名が
とてつもなく濃いエンティティを持っていることが
わかりました。
それは女性社員さんだったのですが、
そのエンティティは、その人のものでは
ありませんでした。
その人の旦那さんのものでした。
つまり、その女性社員さんが
旦那さんの非常に濃いエンティティを受け取り、
それを、毎日、社内に持ち込んでいたのです。
それにより、皆さんの関係が
おかしくなっていた。
それを確信した私は、
その女性社員さんの旦那さんともお会い
しました。
一緒にランチをする、という形で。
そこで旦那さんと繋がり、
彼のエンティティを浄化することを
続けました。
そのエンティティは、彼自身が発生させている
ものでした。
彼は、自分の生き方に本当はとても
こだわりのある人だったのですが、
彼自身がその生き方を裏切るような感じで、
本来、自分の望む人生とは真逆の人生を
歩んでいました。
私は、彼の真本音度合いを上げるコーチングをし、
結果、彼はエンティティを発生させなくなり、
結果、女性社員さんもエンティティを
社内に持ち込まなくなりました。
その途端に、社内の雰囲気が
元に戻りました。
元に戻るまでの期間は、
わずか、3ヶ月。
ウソのような話に思われるかも知れませんが、
本当のことです。
そういったことが
実は、たくさんあります。
どこにでも、あるのです。
さて、木村さんと弓江さんのお話に戻ります。
木村さんがどうしても真本音の自分に脱皮できず、
どうしても、反応本音のパターンが抜け切らない理由が
西畑さんかもらっているエンティティであることが
わかりました。
であれば、
西畑さんのエンティティに負けないくらいに
木村さんを強くするか?
それとも、西畑さんを何とかするか?
の対策が必要です。
私は、西畑さんにお会いすることに
しました。
つづく
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