この3次元の世界では
時間はずっと
同じスピードで流れ
続けているから、
時間とは
永久不滅のものである、
と私達は考えがちだが、
実はそうとも
言えない。
時間も
エネルギー体の
一つだ。
3次元においては
ずっと流れ続けているが、
それは
3次元においてのみだ。
私達は
いつも「時間」に自分を
合わせている。
時間の流れは
私達には変えられない
ものであり、
変えられる存在である
自分自身を
時間に合わせるしかない、
と
私達は思い込んでいる。
でもやはりこれも
そうではない。
「時間」を「自分」に
合わせることも
本当はできるんだ。
「時間」にも
人と同じで
意志がある。
その意志と
いかに調和するか
によって
「時間」と共に
進めるかどうか
が決まる。
「時間」と共に
進めるようになれば、
「時間」の密度を
自由自在に変える
こともできるようになる。
例えば、
同じ10分であったとしても
その10分で
一年分のことをすること
だって
本当は可能だ。
私は、
自分自身も含めて、
ほんの0.5秒くらいの
間で
生まれ変わるくらいの
変化を遂げた人を
数多くみてきた。
その0.5秒は
一瞬だが、
でもそこには
永遠に近いエネルギーの流れが
存在していた。
それは
とてつもない密度
だったろう。
あるクライアントさんは
コーチングの最中に、
私の目の前で
「ちょっとお待ちください」
と
思索に入った。
彼は目を瞑ったまま、
そのまま
40分以上の時間が
過ぎた。
私はただ
黙って
彼を見守った。
彼は眠っていた
わけではない。
その証拠に
彼はずっとそこに
立っていた。
彼は立ちながら
思索するクセが
あるのだ。
後で聴けば、
彼はその時、
ほんの1分ほど思索した
のだと
思い込んでいた。
しかしそこでは
確かに40分以上の
時間が経過した。
40分後に目を開けた
彼の目を
私は忘れることが
できない。
彼の目を観た瞬間、
私は彼が
生まれ変わったのを
感じた。
そして彼は
一つの答えを
出した。
それは彼が
彼の経営と人生を
大きく変える
答えだったが、
しかしそれを彼は
まるで
今日の夕食を何にするか?
を決めるとの
同じくらいに淡々と
口にした。
彼の中での
1分。
実際の時計で流れた
40分。
そこで
生まれ変わった彼には
実在では
一体どれだけの
「時間」が
流れただろう。
「時間」には
意志があるのだと
実感した
最初の体験だ。
「時間」は人と
同じだ。
「時間」には意志が
あり、
「時間」は
永久不滅ではない。
私達はもっと
「時間」と共に進もう
という意思を
持った方がいい。
人と信頼をつなぐ
ように、
「時間」とも
信頼をつなぐのだ。
そうすれば
私達は「時間」と調和し、
「時間」と共に
次の時代を創り出せる。
つづく