私は
「現場」
を大事にしている。
もう四半世紀近く
「コーチ」の仕事を
しているが、
これだけは
ずっと大事に
し続けた。
どれだけ理論が
素晴らしくても、
どうしても
机上の空論
というのが
嫌だった。
だから
迷ったらいつも
「現場」で
人と向き合った。
昔の私は
反応本音がとても
ひどく、
エンティティも
ひどかったので、
心が非常に
不安定だった。
だからすぐに
自信をなくすし、
自分を見失うし、
仕事に出るのが
人と会うのが
とても怖くなった。
でも
そういう時こそ
私は勇気を奮って
人に会いに行った。
それだけは
昔の私を
褒めてやりたい。
内に籠ろうと
してしまう精神状態の
時こそ
私は必死に
外に向かった。
人と
向き合い続けた。
まだ「真本音」という
概念すら見つかって
いなかった頃だが、
その時から
私の人生理念は
「向き合う」
だった。
それをとにかく
実践し続けたので
今があるのだと
思う。
「向き合う」
というのは
人に力やエネルギーを
与えてくるのものだ。
恐らく、
生命力の源は
「向き合う」
という行為ではないか。
人と人は
「向き合う」生き物
だ。
「向き合う」ことを
前提に
創られているのでは
ないか、と
思えるほどだ。
組織でも
人間関係でも、
そこにいる人達と
向き合えているか
どうか?
すべては
そこに尽きる
と
よく「現場」で感じる。
だから私の
サポートの本質の一つは
いかに
そこにいる人達が
向き合える状態に
なるか?
である。
逆に言えば、
みんな、
向き合ってない。
形だけ向き合っている
という人が
多過ぎるのが
今の世の中の
大問題点だ。
今の世の中の
最重要課題は
「向き合う」
かもしれない。
私も人生において
様々な課題や
理念が
生まれた。
でも
最初の理念は
「向き合う」
出し、
最初の課題も
「向き合う」
だった。
そしてそれは
今もずっと
継続している。
一生のテーマ
だな。
つづく