若者達を妨げてはならない

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世の中には「潮流」というものが

あります。

 

一人一人の個人が集まることで

組織が成り立つのと同様、

社会も一人一人によって

成り立っています。

 

ですから、

個人の心の状態の集積が

社会全体の潮流を生み出すことが

とても多いです。

 

社会全体の「潮流」が

根本的に変化したことがこれまでに

一度、ありました。

 

それは、約4年半前です。

 

2013年7月から8月にかけて。

「潮流」は大きく変化しました。

 

2013年7月以前を私は、

「反応本音の時代」

と呼んでいます。

そして、

2013年8月以降を

「真本音の時代」

と呼んでいます。

 

反応本音の時代とは

「現象のみの時代」と

言い換えることもできます。

 

現象とはつまり、

現実です。

 

一方、真本音の時代を

「実在→現象の時代」

と言い換えることもできます。

 

実在とは、

心の中の世界を言います。

 

つまりどういうことかと言いますと、

真本音の時代に入ってからは、

心の中の想いと現実が

結びつきやすくなったということです。

 

実在→現象化が

起こりやすくなったのです。

 

それ以前の時代は、

心の中を無視してもいいから

とにかく現象(現実)を創り出す力のある人が

成果を生み出しやすい時代でした。

 

私の言葉を使えば、

たとえ真本音の想いがあったとしても、

それを現実化するのが

非常に難しかったのが、

反応本音の時代です。

 

そこでは、自分の想いが

本当か、それとも刹那的か、

ということには関係なく進んでも

成果にはさほどの違いが見られない

時代だったとも言えます。

 

しかし、

真本音の時代に入ってからは、

今、ここにおけるこの行動は、

本当の想いから生まれたものなのか否か?

によって、成果の出方に大きな影響が及ぶ

ようになりました。

 

想いが現実(カタチ)に影響を与える

度合いが、

圧倒的に大きくなってきています。

 

実は、それこそが

本来の世の中の在り方で、

それ以前の反応本音の時代は、

想いと関係なく現実が創られてきましたので、

ある意味、とても不自然な時代

でした。

 

不自然な時代から

自然な時代へと

「潮流」が変化したのです。

 

ところが、

2013年8月から真本音の時代に入ったこと自体は

よかったのですが、

それはあまりに根本的な変化であったために、

私達自身がその変化に

ついていけない状態が続いていました。

 

一言で言えば、

「戸惑い」の状態にありました。

 

「潮流」が変わったことは

誰もが、心の奥底では感じ取っていたのですが、

では具体的に何をどう変えれば良いのか、

自分がどう変われば良いのか、を

誰もがわからずに、試行錯誤を

続けました。

 

その試行錯誤は

かなり激しい試行錯誤でした。

 

真本音の時代に入れたことを

感じ取った当時の私は、

これで世の中は安定する、と

喜んだのですが、

そこからの4年半は、安定どころが、

混乱と混沌ばかりが起きました。

今もそれが

続いています。

 

これからも

続くでしょう。

 

私達はまだ、「戸惑い」の中に

います。

 

しかし、私は今、

とても強く感じています。

 

真本音の時代という

自然な時代に適応し始めている人が

確かに増え始めていることを、です。

 

特にそれは

20代前後の若い人達を中心に

増え始めています。

 

これは、

希望です。

 

真本音の時代において、

自らの本当の想いをカタチにしていく

若者達。

 

昨年末から、私はそういった人達との

出会いを重ねてきています。

 

私は願います。

 

真本音の時代を

誰よりも躊躇なく生きることのできる

彼らを

妨げないようにしたい、と。

 

彼らが、もっともっと自由に

自然に、

想いをカタチにできる場を

世の中に提供したい、と。

 

そのためにできることは

何だろうか?

 

それを今、私は

真剣に考えています。

 

つづく

 

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