人の本能の中心には
「進化」
があります。
・・・ということを私はよく
言いますし、
このブログでも書いてきました。
では、
進化の中心とは
何でしょうか?
これを言語化することは
非常に難しいのですが、
現時点でこの世の中で
一般的に用いられている言葉の中で
最も近いものを選ぶとすれば、
『祈り』
となります。
「祈り」と書くと、
途端に宗教チックになったり
スピリチュアルな臭いがしますが、
でもやはり、
最も近い言葉はこれかな。
これまでのブログでも
何度も書かせていただきましたが、
私はもともと
ひどい人間でした。
いまだに、
かつての私以上に
反応本音やエンティティの凄い人に
出会ったことがありません。
かつての私以上に
執着の凄い人に
出会ったこともありません。
あのままの私でもし
進んでいたら、
私は間違いなく私の命を
絶っていたでしょう。
その場合、だいたいいつくらいに
それをしていたかも
今となってはリアルに
わかります。
恐らく10年以上前に
私は自分が自分でいることに
耐えられなくなっていたと
思います。
そんなにひどい私でしたが、
幸いなことに
自分の真本音を実感する
瞬間に出会えました。
それ以降、
私は私の人生理念を
「向き合う」
という言葉として設定し、
何があっても
どんな状況でも
自分自身と向き合い続けることを
誓いました。
激しい反応本音達。
目もくらむような
エンティティ達。
(エンティティとは、
ある一定以上の濃度に高まった
ストレスの集合体を言います。
日本語に訳せば、
「生き霊」となります。
そう書くと、怖いですが、
すべての人にエンティティは
あります。常に。)
それらと向き合うことは
吐き気をもよおすなどという
生易しいものでは
ありませんでした。
でも私はそれを
それこそ取り憑かれたように
毎日続けました。
その結果たどり着いたのが
「祈り」
でした。
私は私の中心に
確固たる「祈り」があることを
ついに自覚ました。
その「祈り」とは
言葉になるものでは
ありません。
しかし確かにそれは
「祈り」です。
「祈り」は永遠に
続くものです。
何かが達成されることで
成就するものでは
ありません。
しかしその「祈り」に
触れるだけで、
すべてが満たされる
気がしました。
私は
自分自身と「向き合う」のと
同じくらいの真剣さで
私以外の人々と
「向き合う」ことを大切に
しました。
多くの方々から
毎日、多くのストレスや
エンティティを
受け取りました。
これも私の宿命なのですが、
私ほど、
他者のストレスやエンティティを
自らの中に吸収してしまう人も
まだ一度も見たことが
ありません。
その人のエンティティを
受け取ると、
私はその人が苦しんでいるのと
まったく同じ苦しみの感覚を
覚えました。
その人が実際に
何に悩んでいるのか?までは
当然わかりませんが、
その人の苦しみそのものは
感覚として、その通りに感じるのです。
これが私の体質でした。
100人の研修を行なえば、
100人の苦しみを
私はいつも受け取って
きました。
それらとすべて
向き合い続けてきました。
向き合うことで
それらはすべて浄化される
のですが、
その浄化をするために
朝まで眠れなかった日など
数えきれないほどあります。
というか、
それが日常化していました。
私自身の苦しみ。
人間の苦しみ。
それらのすべてと
向き合い続けることが
私の宿命なんだと
完全に(良い意味で)諦めたのが
2007年のことです。
私には
何もできない。
人を救うなんてことは
当然できないし、
世の中をどうとかしようなどとは
おこがましい、の極致だ。
しかし、
私はただ
「向き合う」ことを
し続けよう。
私にできる最大の行為が
「向き合う」ことだ。
・・・そう決めて、
とにかく
「向き合う」ことに徹し、
それのみをしよう、と決め、
あとは自分の中から
あらゆる「思惑」や「意図」を
手放しました。
するとようやく
実感できたのです。
あぁそうか。
すべての人の中心に
「祈り」
はあるのだな、と。
それは決して言葉にすることは
できないけれども、
それを大切にした生き方の
できている人は
その人の心も人生も
満たされるのだな、
と。
「真本音」とは、
その人の「祈り」から
発せられる全意識です。
「祈り」に基づいた
生き方をするのか?
それとも
それを自ら裏切る
生き方をするのか?
それにより、
その人の人生の
「満たされ度合い」は
根底から変わります。
どれだけ
現象レベルでの成功を
手に入れても、
その人が自らの「祈り」に
沿わない生き方をしている以上、
その人が真に
満たされることは
永遠にありません。
であれば逆に、
自分の「祈り」に基づいた
人生を送ること。
「祈り」に基づいた
ビジネスを展開すること。
それができれば
どんなに良いだろう。
どんなに
幸せだろう。
これが私の
サポートのすべてです。
人が、
自らの、言葉にならない
「祈り」を実感し、
それを大切にした生き方や
仕事の仕方や
ビジネスの展開が
できるようになる姿は
私のエネルギーの源泉です。
そんな人を
一人、また一人と
増やしていきたいというのが
私がここにいる理由の
すべてかな。
つづく