もし気球に乗って・・・

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もし気球に
乗って、

上昇して、

その上昇が
止まらなく
なったら、

どうする?

まぁ、
慌てふためく
だろうが、

もう
どうしようもない、

わかったら、

あきらめる?

それとも
最後まで
何とかしようと
する?

どうするかは
人それぞれ
だろうし、
もちろん
正しい答えは
ない。

こういう発想を
する時、

私の場合、

いつも
私自身思うこと
なのだが、

私は実に
あきらめが
早い。

きっと私は
すぐに
あきらめて、

私が果たして
どのような
最期となるのか、

その最期を
迎える
心の準備を
すぐに整え、

あとは
そこに向かって
まっしぐら。

ほんの
数十秒かも
しれないが、

その
数十秒を
最高のものに
しようと
するだろう。

いや、

まったくもって
格好のいい
生き方じゃないと
思うし、

そんな心構えは
どうなの?
とか
もっと命を
大切にしようとする
気構えはないのか?
とか
言われそうだが、

現に
私自身が自分に
そのように
突っ込んでもいるのだが、

でもやはり
私は
きっとそうする。

抗う
ということを
いつの間にか
私は
忘れてしまったのかな。

いや、
違うな。

今、この流れに
抗おうと
もし決めたら、

きっと
とことん
それこそどれだけ
みっともなくても
抗う気もする。

気球で
私がきっと
思うのは、

ほんの僅かな
時間でも
良いので、

私が愛し、
本当に
良くしようと
日々、思い詰めるだけ
思い詰めて

毎日を
頑張った

地球を

できだけ高い
ところから

できるだけ
広い範囲で

眺めたい、

見つめたい、

その上で
さよならを
言いたい、

ということ
だろうな。

つづく

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