コーチという仕事

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ジェットコースター
のように、
グッと降る感覚が
くると、

私はまるで
異なる世界に
一瞬で移動したかの
ようになる。

しかし
身体は
ここにある。

そして
クライアントさんは
目の前に
いる。

現実は
何も変わらない
のに、
私の意識だけ
別の世界にいる。

そして
面白いことに
こんな時の方が、

目の前の
クライアントさんの
ことが
より
ありありと
わかるのだ。

別世界と
言いながらも
実は
本当の世界に
いるのかも
しれない。

いつもいる
現実の世界の
方が
夢のような。

クライアントさんの
一言一言が
私の胸に
染み渡る。

波長の波が
実際に
観えるようだ。

その波の
最中に
わずかだが
不純物が
生じている。

私はそれを
拾い上げ、
クライアントさんに
告げてみる。

するとその人は
ハッとしたような
表情となり、

その後に
気づきがくる。

その
気づきの言葉は
たった一言
なのに

私の胸を
ダイレクトに
壊す。

その破壊力で
もって
それがその人の
真本音だと
わかる。

そう、

私は
破壊される人。

それが私の
役割。

私はいつも
クライアントさん達に
よって
破壊され、

何度も
破壊され尽くし、

その度に
生まれ変わる。

それが
私にとって
コーチという
仕事。

つづく

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