孤独なんだろ

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まだ
臍の緒で
繋がっているうちは
良かったのだ。

しかし
母親の体内から
出た直後に、

その臍の緒
さえも
切られる。

その瞬間
から
私達の孤独は
始まった。

分離感。

断絶感。

すべての存在に
対して。

その孤独に
争うかのように、

そして
その孤独を
打ち消すかの
ように、

時には
逃げるかの
ように、

私達は
生きてきた。

こんなに
辛い世界は
本当は
他には
ないんだよ。

それくらいに
辛く
苦しい
人生の始まり。

それはもう、
真本音を
多くの人が
忘れてしまうのも
よくわかるよ。

私自身も
そうだったし。

私達は
皆、
孤独だ。

という現実を
受け入れられるか
どうか?

それにより
人生の進み行きは
根本から
変わってくる。

孤独を
愛そう!

などとは
言わない。

そんな
生優しいものでは
ないから。

ただ、もう
目を逸らすのは
やめよう。

孤独は
ここに
あるのだから。

この世で
生きている
限り、
ここに
あるのだから。

目さえ
逸らさずにいれば、

孤独から
逃げるための
願い、

孤独を
打ち消すための
願い、

から
私達は
解放される。

そこで初めて
知るのだ。

その奥に
潜んでいる
自分自身の
本当の願いを。

つづく

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