今、自分は確かな道を
歩んでいる。
・・・という実感は、
未来が見通せているから
得られる、
というわけではありません。
むしろ私達の真本音
(真本音のことをあえて
魂と表現します。
あえて、ですが・・・)
私達の魂は、
わざと自分自身に
「未来を見せない」
ということをするケースが
多いです。
なぜなら、
私達に「準備」ができていない
からです。
「準備」が完了しないうちに、
もし私達が「未来」を
観てしまったら、
どうなるでしょうか?
多くの場合、
私達はその「未来」に
縛られることになります。
「未来」が
プレッシャーになります。
もしくは、
「未来」と今のギャップの大きさに
無気力になってしまう
かもしれません。
私達が真本音(魂)で
決めている「未来」は、
準備ができた時点で
「徐々に」
観えてきます。
つまり
「段階」があるのです。
一つの準備が完了すれば、
一つ、未来へのヒントが
わかります。
そしてもう一つ次の準備が
整えば、
未来像がより具体的になります。
さらにまた次の準備が
整えば、
さらにまた未来の姿が
明確になります。
・・・というように、
自分自身の準備には
ステップがあり、
そのステップに応じるかのように
未来が「徐々に」
観えてきます。
それを真本音(魂)は
意図的に行なっています。
よく、こんな声を
聴きます。
「私はどうしても未来を
描けません。
どう描いても、ピンときません。
違和感ばかりで、
未来を描く気になりません」
と。
それはまだ
未来を観るだけの準備が
整っていないのです。
私も自分自身の
人生のビジョンが浮かぶまでは
だいぶ時間がかかりました。
本当の意味での
私の人生のゴール(と決めていること)
がわかったのは、
たったの3年前です。
「わかった」と言っても
まだまだ抽象的です。
すべてが明確に
観えているわけでは
ありません。
でもそれで充分です。
必要な時に
必要な未来は
必ずわかるからです。
それよりも大切なのは、
「必要な時に
必要な未来が
ちゃんとわかる自分で
あること」
です。
人によっては
「準備」が一生整わない
というケースもあります。
いえ、実は
そんな人が圧倒的
多数です。
もしくは、
「準備」は整っているのに
未来を観ることができない
人もいます。
「必要な時に必要な未来が
ちゃんとわかる自分になる」
ためには、
必須なことが
一つ、あります。
それは言葉を換えれば、
「どんな人が
自分が本当に決めている
未来(ビジョン)に
気づくことができるか?」
という問いの答えです。
その答えは
単純明快です。
「今を大切に
生きている人」
です。
では、
「今を大切に生きる」
とは、
どういうことでしょうか?
これも
単純明快です。
「自分の本当に望む生き方を
今この瞬間に
大切にする」
ということです。
「今」とは、
この3次元の世界においては
唯一の「現実」です。
過去も未来も、
「現実」ではありません。
私達の頭の中にあること
です。
自分を大切にするとは、
「現実の自分」を
大切にすること。
人生を大切にするとは、
「現実の人生」を
大切にすること。
それはつまり、
唯一の現実である
「今」を大切にすること。
・・・私達の真本音(魂)は
そのように捉えてます。
どれだけ
未来を大切にしようと
思っていても、
今を大切にしない人は
一生、未来を大切にすることは
できないのです。
だって、
今の積み重ねが未来を
創るのですから。
今を大切にできる人が
未来を大切にできる。
そして、
今、望む生き方のできる人が
望む未来を実現できる。
そんな「事実」を
私達の真本音(魂)は
大切にしています。
「人生のあらゆる場面において
今、大切にしたい生き方」
のことを
私は、「人生理念」と
呼んでいます。
それは、
「今この瞬間に、
私は本当はどんな生き方を
したいか?」
の、その人その人の
真本音の答えです。
魂が望んでいる
答えです。
私はそれを
シンプルに言語化
することを
お勧めしています。
言葉として表すことは
有意義です。
それがもし
真本音(魂)から浮かび上がる
言葉であれば、
その言葉そのものに
深いパワーが宿るからです。
その言葉を
心の中でつぶやくだけで、
シュッと「本来の自分」に戻れる、
・・・そんなパワーが
宿ります。
そして、
その「人生理念」を
自分自身の心の中心に
いつも置いておくのです。
つまり、
魂の望む生き方を
心の中心に据えるのです。
それにより、
「今を大切にする度合い」は
圧倒的に高まります。
真本音度合いも
圧倒的に高まります。
そして、
その状態でいつも楽しく
未来を描くのです。
未来を描こうと
するのです。
すると、
必要な時に必要な未来が
自分の中心から
湧き上がってきます。
それは
頭で無理矢理に考える
ものではありません。
それはもう
私達の中にすでに
存在していますから、
必然的に
浮かび上がってくるのです。
「徐々に」
ではありますが。
たとえ
未来がわからなくとも、
今を大切に生きていれば、
「今の私は望む未来に
着実に向かっている」
という確信に
満ちてきます。
「今と未来のつながり」
を実感できます。
それはとても
気持ちのよいこと。
未来を見通せるから
確信が起こるのでは
ありません。
今を大切にするからこそ
未来への確信が
自然に生み出されるのです。
つづく