要領のいい優等生か

LINEで送る
Pocket

本当は
大雨が
降っているはず
なんだ。

もっと
ザーザーと。

それこそもう
立っていられない
くらいに。

でも実際には
ポツポツとした
小雨にもならない
雨粒が

申し訳なさげに
落ちている。

誤魔化すなよ、
空よ。


思わず
叫びたくなる。

本当は
ザーザーと
激しく
降りたいんだろ?

だったら
素直に
そうすればいいのに。

でもこれが
今の世の中の
反映か。

ダメージが
あるのに
ないふりを
する。

そのうちに
誤魔化し続けている
自分自身が

本当に
ダメージは
なかったんだ、

思い込み始める。

そういったことの
小さな
連続で
大きな
歪みがいっぱい
溢れている。

そこかしこに。

まるで
要領のいい
優等生のような
世の中だ。

優等生が
悪いわけじゃ
ない。

要領だけで
誤魔化し誤魔化し
進んでいる

つもりに
なっている

のが
悪いんだ。

徹底的に
悪いんだ。

痛いものは
痛い。

後悔するなら
徹底的に
後悔せねば、

先には
進めないだろうよ。

実在では
泣いている。

でも
現象では
笑っている。

・・・そんな
ひねくれた
世の中、

私達、

から
本当にそろそろ
脱け出さないか?

つづく

コメントを残す

*