今、
これまでの人生を
振り返った時、
最も重要だったなと
思える出来事は
何ですか?
そう自分に問いかけて、
直観的に浮かぶ
出来事を
観てみましょう。
その時の場面を
ありありと
思い出してみてください。
もし可能であれば、
その場面を
イメージの中で
もう一度、
体験し直してみてください。
まるで今ここで
その出来事が
行われていかのるように
イメージするのです。
イメージの世界に
入ってしまうのです。
そして、
その場面の中の
自分の心に
意識を向けてみてください。
意識を向けるというのは
客観的に観察してみる
ということです。
その時の自分の心は
どのように動き、
どのように揺らぎ、
どのような刺激を受け、
どのように変化しましたか?
変化の前は
どのような心で、
変化の後は
どのような心ですか?
その変化によって
その後の日々に
どのような影響が
現れましたか?
もしその出来事がなくて、
自分の心が
それ以前のままだったら、
人生の展開は
どうなったでしょうか?
その変化によって
得られたものと
失ったものとは
何でしょうか?
そしてその変化は
次にどのような変化を
自分自身に
もたらしたでしょうか?
・・・・・・
時間とは、
過去から今、そして未来へと
一方向に流れていきます。
しかしそれは
この3次元の世界だけの
特有の摂理です。
一方向に流れるが故に
私達は
未来を知ることができません。
未来がわからない
という
言いようのない不安と
不安定感。
それがこの世界の
特徴の一つです。
未来がわからない
私達。
しかし、
そんな私達だからこそ
得られたものが
あります。
それは、
「エネルギーの自由奔放」
です。
未来がわかっていれば
私達はその未来に向かって
エネルギーを集約して
行けばよいでしょう。
しかし私達には
集約の方向がわかりません。
それにより
「迷う」
という状態に入ります。
迷うことで発生するのは
エネルギーの分散
です。
あっちにもこっちにも
エネルギーを分散させながら
私達は生き続け、
そのうちにエネルギーの
集約の方法すら
忘れてしまいました。
しかしそれにより
エネルギーは
自由奔放となりました。
悪い言い方をすれば
無駄なエネルギーが
飛び散っている状態。
でも良い言い方をすれば、
そこかしこに
エネルギーが
漂っています。
漂っているエネルギーを
漂ったままにしてしまうのは
もったいないことです。
もし漂っているエネルギーを
集めることができれば、
私達は
想定外の莫大な
エネルギーを
活用できるかも
しれません。
・・・・・・
この3次元の世界は
すべてが分離しているが
故に、
「想定外」の宝庫です。
本来であれば
調和すべきところで
不調和が起き、
本来は平穏に進むべきところで
混乱が起きています。
しかしその「想定外」こそが
この世界の魅力であり、
「意味」であり
「存在意義」でもあります。
「想定外」の中で
私達は何をするか?
何をすることで、
「想定外」だからこそ
生み出せるものを
生み出すか?
この世界でしか
できないことは何か?
これが、
私達全員に共通する
真本音のテーマです。
この世界に
漂っている人のエネルギー。
本当はそこにあるのに、
使われなくなってしまった
エネルギー。
それを私は発掘し、
未来に向けて活用しようと
思います。
私が行なっている活動とは
人のエネルギーをいかに
高めるか?
ということよりも、
そこにあるのに上手く
使われていないエネルギーを
いかに掘り起こして
活用するか?
ということなのだと
思います。
・・・・・・
さて、
最初の問いに戻ります。
これまでの人生を
振り返った時、
最も重要だったなと
思える出来事は
何ですか?
その出来事を
もう一度、イメージの中で
再体験しながら、
自分の心に
目を向けてみてください。
そして今度は、
心のエネルギーの変化
という視点で、
観察してみてください。
その体験により、
あなたの心のエネルギーは
高まりましたか?
低くなりましたか?
高まったエネルギーは
その後、どのように
使われましたか?
低くなってしまった場合は、
そこで奪われたエネルギーは
どこに放出され、
今はどこを漂っていますか?
そのエネルギーを
取り戻すには
どうすればよいでしょうか?
つづく