私は常に
人や組織の「成長」というものを
・進化
・膨張
という二つに区別しています。
かなり極端な言い方で
書きますと、
私は
「膨張」では
まったく意味がない
と思っています。
そして、
膨張のためのサポートは
頼まれてもやらないと
決めています。
まぁ本当は
私の中では全然、極端では
ないのですが。
「進化」とは
次元を高めていくことを
言います。
面白いことに
このブログでは、
次元を高めることを
幾度となくテーマとしながらも、
これまでに一度も、
次元そのものについては
詳しくご説明していません。
ちょっと、かじる程度の
説明はしてるんですけどね。
恐らく近々
きちんと説明させて
いただくと思います。
取り急ぎここでは
「進化」とは
次元を高めること
だとしておきます。
そして、
「膨張」とは
次元は一切高まっていない
状態です。
同じ次元、
同じ場所にずっと
います。
その状態で、
規模が大きくなったり、
能力のみが高まったり、
経験のみが積み重なったり
する、という
そんな状態です。
つまりはですね。
規模のみが大きくなること、
能力のみが高まること、
経験のみが積み重なることに
私は
何の価値も置いて
いません。
ごめんなさい。
本当に極端な
言い回しです。
でも、私の中では
本当にそう思って
いるのです。
・・・・・・
これもよく書かせて
いただくことですが、
私達人間の本能の中心
(もしくは、根底)
にあるのは、
進化への欲求です。
もちろんそれが
顕在化している人も
いれば、
していない人も
います。
しかし根底には
必ず、これがあります。
そして
私達の真本音は
「いかにしたら、私は
進化できるか?」
という視点からの
発想と行動を望みます。
つまり、
真本音度合いを高め、
真本音に素直に
日々を過ごすことで、
自然に私達は
進化を続けます。
真本音度合いを高める
とは、
進化度合いを高める
こととイコールです。
ですから、
先ほどの私の考え方を
別の言い方で表しますと、
どれだけ規模が大きくなっても
どれだけ能力が高まっても
どれだけ経験を積んでも、
真本音度合いが
高まらなければ意味がない、
ということになります。
・・・・・・
これも、いつも私が
書かせていただくことですが、
真本音度合いが高まる
ということは、
調和性も高まる
ということです。
人との調和。
現実との調和。
それらが
高まります。
ですから、
真本音度合いの低い
人達同士が集まれば、
戦いや争いや
足の引っ張り合いや
自己主張のし合いが
多くなります。
まったく同じメンバーでも
真本音度合いが高まれば、
共に向き合い、
共に新たな何かを
創り出せるようになります。
一般的に
協調性が高まるという
状態ですが、
それは表面的なものではなく、
本質的なものですので、
ただの仲良しこよしでは
ありません。
共に、刺激をし合い、
良い意味での
競争をし合い、
共に相乗効果を発揮し合う
ようになります。
それが、
調和性が高まる
ということ。
一人一人が
自分自身の真本音に
素直に生きれば生きるほど、
そういった現象が
起こります。
・・・・・・
つまり、
何が言いたいかと
言いますと、
真本音度合いが高まり
進化度合いが高まる
ことで、
調和は起きやすくなり、
それが組織であれば、
結果的に
成果につながりやすくなる
ということです。
逆に言えば、
真本音度合いを高めず、
進化もせず、
成果のみを上げ続ける
というのは
至難の業です。
難易度が
高いのです、
こちらの方が。
ですからもう、
難易度の高いことは
やめましょう。
・・・・・・
人も組織も
「変えよう」
なんて、傲慢なことは
私は思いません。
というか、
思えません。
ただ、
その人の「本来」が
そのまま表に出る。
その組織の「本来」が
そのまま表に出る。
そんな状態を
目指して
私はサポートを続けます。
つづく