あなたは変態ですか?

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完全燃焼しなければ

掴めないものが

ある。

 

すべてが

灰になるまで

力を振り絞り、

限界を超えることで

初めて

わかることもある。

 

でも。

 

本当にそこまで

やる必要が

あるのだろうか?

 

ずっとその答えが

わからぬまま

ここまできた。

 

・・・・・・

 

私はほとんどが

いい加減な

人間だが、

 

でも、

これは!

と思ったことに関しては、

とことん

やり切ってきた。

 

自分が納得するまでは

決して

やめなかった。

 

自分が得たいものは

必ず

得られるまで

やり続けた。

 

ちょっと大袈裟に言えば、

たとえ

自分の命が

尽きてしまったとしても、

それよりも

得たいものを得る

方を優先した。

 

よくここまで

生きて来られたものだ

と、

この歳になって

ようやく客観的に

思えるようになった。

 

私の生き様は

極端だ。

 

人間としての私は

とても

ヘナチョコで、

臆病で気が小さくて

何ともならないのだが、

 

しかし

そんな自分であることを

お構いなしに

突き進む自分も

時々、現れた。

 

ヘナチョコでも

進むんだ、

今は。

 

と思うと、

後先考えずに

突き進んだ。

 

あっ今日、もう俺

死んじゃうな。

 

と思う日が

毎日続いた時期も

あった。

 

ヘナチョコのくせに

そこまで

やってしまう。

 

その捨て身さ加減に

私は

危うさを感じると

共に、

 

他の人にこの

生き様を

押し付けるのは

絶対にやめよう、

気をつけて

生きてきた。

 

こんな生き方、

よほどの

アホじゃないと

無理だと

やはりどこかで

ちゃんと

わかっていたからだ。

 

そういった意味で

私は私のことを

「変態」であると、

認めていた。

 

人に

「変態」を

押し付けては

ならない。

 

それが

私自身への

戒めだった。

いつもいつも。

 

・・・・・・

 

「変態」から見れば、

「普通」の人は

眩しく見える。

 

普通に生きられる

のって

いいなぁ、

いつも羨ましく

眺めていた。

 

普通の人が

普通に

生きられますように。

 

というのが

私の祈りの

一つだった。

 

そして本当に

普通の人が

普通を取り戻して

いく姿は

感動的で、

その人の魅力が

どんどん溢れ出た。

 

いいなぁ。

普通の人は。

 

という、

わけのわからない

感嘆と共に

私の人生はあった。

 

・・・・・・

 

人間は

「普通」であるのが

一番。

 

「普通」の人こそが

人としての本来の

進化を遂げていく。

 

そう思ってきたし、

今でも

そう思っている。

 

私は、

人が「普通」になるために

サポートを

続けている。

 

でも。

 

でも。

 

でも・・・。

 

どうやら

「変態」が

私の他にもいることが

近年、

わかってきた。

 

そういう人と

出会ってきた。

 

そういう人を見ると、

まるで

鏡を見ているようだ。

 

いつしか。

 

私の使命は

「変態」こそを

サポートすることでは

ないか、

 

と思うように

なった。

 

しかし

多くの「変態」は

まだ、

顕在化していない。

 

ある時

ある瞬間から、

 

あっ、この人

まだ完全に

眠っているけど、

私と同じ

「変態」だな。

 

と、

わかるようになった。

 

本当に

近年のことだ。

 

本人は

自分のことを

「変態」だとは

ちっとも思っていない。

 

かつての私が

そうであったように。

 

しかし

紛れもなく

「変態」

だ。

 

あなたは本当は

「変態」なんだよ。

 

と、

私は最善のタイミングで

その人に

伝えるだろう。

 

そして、

「変態」が

変態的に生きることを

サポートするだろう。

それは

とてつもなく

骨の折れることで

あるが。

 

人間として

本当に魅力的なのは

「普通」の人だ。

 

「変態」は、

人間っぽくない。

 

だからこそ、

「変態」のサポートは

私にしか

できないことかな、

今は思っている。

 

つづく

 

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