私達の
人生の目的は
「一点」
である。
たったの
一点
である。
あえて極端に言えば、
自分自身の一点を
果たすためだけに
私達は
この世に来た。
しかし最初から
一点が
見えるわけでは
ない。
一点を
まずは見つけることが
人生の
第一のゴール。
そしてその
第一のゴールにたどり着く
と同時に、
一点への道が
スタートする。
私はその瞬間を
「生まれる」
と呼んでいる。
これまた極端に言えば、
一点を見つけるまでは
私達は本当には
まだ生まれていない
のだ、
くらいに思っている。
実際に、
「私は私の人生を
生きている」
と実感できるのは、
一点への道を
歩み始めた人だけだ。
・・・・・・
とは言え、
一点が見つからない
ことを
恥じることはない。
それよりも、
一点を見つけることを
諦めたり
放棄することが
私は恥だと
思っている。
恥と言っても
誰かに対して
恥ずかしいと思う
ことではなく、
自分自身に対して
恥ずかしい
と思うのだ。
だって、
私達は
志を持って
ここに来たのだ。
自分だけの
一点を見つけ、
一点を果たそうと、
自分自身と約束を
したのだ。
その約束を
志
と言う。
一点に向かうことを
放棄することは、
その約束(志)を
自ら反故にする
ということだ。
だから、
恥ずかしいのだ。
・・・・・・
一点を見つけるまでは
様々な試行錯誤が
ある。
逆に言えば、
試行錯誤を抜きにして
それは見つからない。
上手くどこにも
ぶつからずに
進もう、
としているうちは
一点を放棄しているのと
同じだ。
ガツガツと
ぶつかればいい。
後悔すれば
いい。
反省すれば
いい。
その一つ一つを
丁寧に進むこと、
一つ一つと
向かい合い続ける
こと。
それによって必ず
一点は
見つかる。
・・・・・・
一点が見つかった人には
もう
迷いはない。
いや、
最初の一歩は
迷うかもしれない。
本当にその道を
行くのか?
と
自分で自分を試す瞬間が
ある。
そこを毅然と
乗り越えることで
迷いはすべて
払拭される。
あとは
進むだけなのだが、
そこからこそ、
様々な課題が
降りかかる。
しかし
一歩進めば、
一歩進んだ手応えが
あり、
課題に取り組めば、
その一歩一歩に
とてつもない充実感を
覚える。
今、
この段階に
入りつつある人が
増えている。
そして、
その直前にいる人も
増えている。
いずれにしても
人生の
重要な分岐点
である。
・・・・・・
私達は
心の中心に
一点を大切に
抱いている。
しかしそれは
セルフコーチングだけでは
見つからない。
きちんと現実に
向かい、
現実の荒波の中で
揉まれることでしか
見つからないように
できている。
というよりも、
そのように自分自身と
約束をしている。
私達は
自分を試す。
自分自身を試すのは
自分だけだ。
もう私は
一点を知り、
一点に向かう道に
入れる私になれただろうか?
それを
何度も試しながら、
ある時ある瞬間に
「よし、OKだ!」
と自分に
GOを出す。
すべての人が
そうなれるといい。
本当の自分の人生に
入れるといい。
「生まれる」ということを
皆が
実現できるといい。
つづく