一点

静かなる一点

 

一点。

 

今、

見つめるべき

一点は

何だろう?

 

これだけは

見つめ続け

なければならない。

 

これだけは

目を離しては

ならない。

 

そんな

一点は

何だろう?

 

今の流れは

急流だ。

 

過去に経験が

ないほどの

スピードだ。

 

流れには

乗っている。

 

気持ちよく

風も切っている。

 

このまま行けば

良いのだろうが、

 

こんな時ほど

勢いだけに

依存するのは

危険なことだ。

 

こんな時ほど

自分自身の中には

注意を喚起すべき

 

一点

 

が生まれる。

 

それは

ますます流れに

委ねるための

指針となる。

 

最大スピード

だけど

ちゃんと一歩一歩

着実に

物事を進めるための

 

大いなる視点

となる。

 

濃い一点が

発生している

はずだ。

 

濃い墨汁が

ポツンと

置かれたような。

 

静かに自分と

向き合い、

 

静かにその

一点を

見つけ、

 

見つめると

いい。

 

つづく

 

全力集中

 

今、私が

最も集中すべきことは

何だろうか?

 

・・・この

非常にシンプルな

問いが、

 

今こそ

重要だ。

 

人生や仕事の

ステージが

変わるとき、

 

これまでの

ステージから

次のステージに

向かう

扉(出口)がある。

 

それは多くの場合、

たった「一点」

だ。

 

一点集中を

することで、

 

道は開かれる。

 

ステージを

変えようとしている

人が急増している

今、

 

特にこの6月、

 

一点を自ら

自覚し、定めることが

とても重要だ。

 

今は、

 

自分のエネルギーを

分散させている

場合ではない。

 

今は、

 

自分の出せる

最大のパワーを

 

一点

 

に込める

時だ。

 

つづく

 

一点

 

自分が

「一点」

だとする。

 

「一点」の

ためだけに

生きる。

 

それ以上でも

それ以下でも

ない

存在だとする。

 

だとすれば、

 

自分は今

何をするだろうか?

 

心は

現実の中で

いつも移ろう。

 

様々に

揺らぎ続ける。

 

葛藤も

迷いも

生まれ続ける。

 

でも

それらは

それらだ。

 

ただ

あるがままに

愛せばいい。

 

それが

自分であると

愛おしめばいい。

 

楽しめば

いい。

 

その上で、

 

でもやはり

「一点」

にかえる。

 

そして、

そこのみで

決める。

 

そんな生き方を

したら

どんな人生に

なるのだろう?

 

それは

「私」

と言えるのだろうか?

 

それは

私が「私」を

捨てる

ということに

なるのだろうか?

 

・・・・・・

 

そんな

強烈な疑問の前で

佇んだのが、

 

ちょうど

10年前だ。

 

そして私は

長い葛藤の末、

 

涙を流しながら

決意をした。

 

もし

私が「私」を

捨ててしまうことに

なったとしても

それでもいい、

と。

 

私はその

「一点」

のために生きよう

と。

 

あれを

完全に決めきれた

時の

 

あの瞬間の

感覚は

 

その後、

一瞬たりとも

忘れたことはない。

 

・・・・・・

 

その後、

どんな人生

だったか?

 

私が「私」を

捨てるかも、

 

という恐れは

今は良い

「思い出」だ。

 

私は

「一点」のために

生きることで

 

ようやく

「私」を

取り戻したのだ。

 

と、

すぐにわかった。

 

人は

「一点」のために

生きるのが

 

本来の

自然の姿であった

 

ということを

私はすぐに

知ることができた。

 

私は

「私」を

取り戻せた。

 

あれから

10年か・・・。

 

つづく

 

晴れやかな一点を

 

「一点」を

決めよう。

 

自分が

どこに立つか?

 

決めるんだ。

 

何をやっても、

どんな状況に

あっても、

 

今この瞬間

 

私達が立てる

場所は

「一点」のみだ。

 

同時に

複数の場所には

立てない。

 

これは

現実レベルでも

そうだが、

 

心の中でも

実は

同様だ。

 

私は

何者でいるのか?

 

私は

何者として

事に当たるのか?

 

それを

完全に決める。

 

ここを決めないから

ブレる。

 

ブレるから

不調和が起こる。

 

だから

その後に起こる

現実も

複雑になり、

人生が複雑になる。

 

展開が

複雑になる。

 

同時に

二つ以上の自分で

あろうと

するからだ。

 

この3次元の世界が

なぜ

時間が一方向にしか

流れないのか。

 

なぜ、

身体は一つしか

ないのか。

 

なぜ、

皆は分離しているのか。

 

それは

「一点を決める」

という

意味と意義を存分に

味わうため。

 

それによる

進化を

執り行なうため、

なんだ。

 

だから、

「一点」を決めよう。

 

この世界では

「一点」を決めよう。

 

すぐに

決められなくても

「決めよう」と

努力しよう。

 

心も身体も

魂も、

 

すべてがスッキリと

納得できる「一点」は

必ずある。

 

それこそが

自分自身の

真本音の

一つだ。

 

つづく

 

静かに一点を

 

日が昇ろうと

している。

 

海の彼方から

新しい太陽が

昇ろうとしている。

 

海は

荒れている。

 

まるで

太陽に抗うかの

ように。

 

荒れた海に

意識を向ければ、

全身が

荒れてくる。

 

まるでその

荒れ狂う波に

自分のすべてが

さらわれてしまうようだ。

 

自分が

観えなくなる。

 

でも、

一転、

 

半分姿を現している

太陽に意識を

向ければ、

 

途端にすべてから

解放された

穏やかな心地になる。

 

太陽も海も

同じ視界に入っているのに、

ほんのちょっと

目を転ずるだけで、

こうも違うものか。

 

そう。

 

こうも

違うものなのだ。

 

どこに

意識を向けるか?

 

どの一点を

観続けるか?

 

・・・だ。

 

もちろん前提として、

すべてをあるがままに

観て、感じることは

とても大事。

 

荒れた海を

ないものにしては

ならない。

 

確かにそこで

荒れているのだから。

 

しかしすべてを

理解した上で、

 

私は今、

どこに意識を

向け続けながら

進むのか?

 

を明確に

するといい。

 

そしてそこから

目を離さないこと。

 

決して。

 

そうすれば

間違いなく、

あなたは

生まれるよ。

 

つづく

 

本当に生まれるのはこれからだ

 

私達の

人生の目的は

「一点」

である。

 

たったの

一点

である。

 

あえて極端に言えば、

自分自身の一点を

果たすためだけに

私達は

この世に来た。

 

しかし最初から

一点が

見えるわけでは

ない。

 

一点を

まずは見つけることが

人生の

第一のゴール。

 

そしてその

第一のゴールにたどり着く

と同時に、

一点への道が

スタートする。

 

私はその瞬間を

「生まれる」

と呼んでいる。

 

これまた極端に言えば、

一点を見つけるまでは

私達は本当には

まだ生まれていない

のだ、

くらいに思っている。

 

実際に、

「私は私の人生を

生きている」

と実感できるのは、

一点への道を

歩み始めた人だけだ。

 

・・・・・・

 

とは言え、

一点が見つからない

ことを

恥じることはない。

 

それよりも、

一点を見つけることを

諦めたり

放棄することが

私は恥だと

思っている。

 

恥と言っても

誰かに対して

恥ずかしいと思う

ことではなく、

 

自分自身に対して

恥ずかしい

と思うのだ。

 

だって、

私達は

志を持って

ここに来たのだ。

 

自分だけの

一点を見つけ、

一点を果たそうと、

自分自身と約束を

したのだ。

 

その約束を

と言う。

 

一点に向かうことを

放棄することは、

その約束(志)を

自ら反故にする

ということだ。

 

だから、

恥ずかしいのだ。

 

・・・・・・

 

一点を見つけるまでは

様々な試行錯誤が

ある。

 

逆に言えば、

試行錯誤を抜きにして

それは見つからない。

 

上手くどこにも

ぶつからずに

進もう、

としているうちは

一点を放棄しているのと

同じだ。

 

ガツガツと

ぶつかればいい。

 

後悔すれば

いい。

 

反省すれば

いい。

 

その一つ一つを

丁寧に進むこと、

 

一つ一つと

向かい合い続ける

こと。

 

それによって必ず

一点は

見つかる。

 

・・・・・・

 

一点が見つかった人には

もう

迷いはない。

 

いや、

最初の一歩は

迷うかもしれない。

 

本当にその道を

行くのか?

自分で自分を試す瞬間が

ある。

 

そこを毅然と

乗り越えることで

迷いはすべて

払拭される。

 

あとは

進むだけなのだが、

そこからこそ、

様々な課題が

降りかかる。

 

しかし

一歩進めば、

一歩進んだ手応えが

あり、

課題に取り組めば、

その一歩一歩に

とてつもない充実感を

覚える。

 

今、

この段階に

入りつつある人が

増えている。

 

そして、

その直前にいる人も

増えている。

 

いずれにしても

人生の

重要な分岐点

である。

 

・・・・・・

 

私達は

心の中心に

一点を大切に

抱いている。

 

しかしそれは

セルフコーチングだけでは

見つからない。

 

きちんと現実に

向かい、

現実の荒波の中で

揉まれることでしか

見つからないように

できている。

 

というよりも、

そのように自分自身と

約束をしている。

 

私達は

自分を試す。

 

自分自身を試すのは

自分だけだ。

 

もう私は

一点を知り、

一点に向かう道に

入れる私になれただろうか?

 

それを

何度も試しながら、

ある時ある瞬間に

 

「よし、OKだ!」

 

と自分に

GOを出す。

 

すべての人が

そうなれるといい。

 

本当の自分の人生に

入れるといい。

 

「生まれる」ということを

皆が

実現できるといい。

 

つづく