チームパフォーマンスコーチ

私達には目指すものがある

その時、
私が観たものは

大都会
だった。

大都会
といってもそれは、
現在のどこにも
存在しない。

強いて言えば、
未来の大都会
といったような
雰囲気。

もちろん
あらゆるものが
調和していた。

それを観た
瞬間に、

あぁ我々人類は
これを目指して
いるんだな、


実感した。
理屈でなくね。

・・・・・・

花びらみたいな
高層ビルが
あった。

花びらが
ずっと
動いていたんだ。

開いたり
閉じたり。

どうなったら
開き、
どうなったら
閉じるのかは、
全く
理解できなかった。

が、
その世界の
空気と完全に
一体化して
そうなっている
ことはわかった。

目に映るもの
のほとんどは
人工物だったが、

それらは
あまりにも
自然だった。

自然体、
と言うべきか。

人類が
創り出すものと
自然とは、
このように
調和し共存するんだ、

びっくりしたよ。

考えてみれば、
私達人間も
自然の一部だ。

この宇宙の中で
生まれた存在
だから。

ということは、
その人間が
生み出すものも
すべて
自然の一部だ。

例えば、
AIとかもね。

・・・・・・

やはり、
私達は
こんなところに
居続けては
いけない。

足踏みを
続けていては
いけない。

もっと先に
進まねば。

実際の映像を
(映像じゃなくて
現実だったけどね)
観てしまったら

改めて
そう思わずには
いられなく
なった。

世界はこれから
どうなるのか?

あまりに
予測不能なことが
多過ぎて、
今はみんなが
腰が引けている。

怖いのは
わかる。

だが、
それでも
進んでいこう。

私達はまだ
自覚できて
いないが、

ちゃんと
目指すものが
あるのだから。

つづく

身をさらせ

槍が
降ってきた。

凄まじい
数の

空からだ。

逃げる術は
ない。

だから
全身をさらした。

仰向けに
寝て、
槍を受けたよ。

全身、
串刺しだ。

だが、
それらは
すべて
私のエネルギーに
変換された。

槍を
受け入れた
私は、
自分の怒りを
開放できた。

それは
エネルギー
であり、
愛、だった。

私は
前よりもずっと
元気になった。

これでやっと
存分に
動ける。

・・・・・・

身をさらす
ことは大事だ。

逃げていても
何も
始まらない。

あなたに
まず
できることは
それだ。

身をさらせば
開き直れる。

開き直ることで
初めて
発動される
力がある。

パワーが
ある。

それが今の
あなたには
必須だ。

ここからは
自己防衛しながら
進むことなんて
土台、無理なんだ。

無理なことに
努力せず、

ただやれることを
淡々を進める。

そこに
余分なものは
不要だ。

まずは
身をさらす
ことだ。

つづく

怒ればいい

航海を
続けている。

ずっと。

いろんな海を
渡ってきたが、

今はとても
激しい海だ。

あらゆるものを
拒絶している。

世界全体を
拒絶している
ようだ。

しかしそれは
健全だな、
と思う。

今の世に
対して
怒りを覚えない
方が
不健全だ。

怒りをそのまま
開放し、
その怒りの
根源である
願いを
見つけ出す。

そしてその
願いに基づいた
怒りのままに
自分の人生を

邁進させて
いく。

今の世で
最も必要なこと
ではないか。

だから、
この激しく
荒れた海に
私はそのまま
身を委ねたい。

私が海に
溺れることは
ない。

むしろ
海に放り出されても
海と
一つになろう。

そして
私自身も
荒れ狂おうでは
ないか。

・・・・・・

あなたの
中にある
怒りは、

きっと
尊いものだ。

願いの怒り。

真本音の
怒り。

怒りを
鎮めようなどと
思っては
ダメだ。

むしろ
その怒りは
開放してこそ
価値がある。

意味が
ある。

きっとあなたの
道を
示してくれるよ。

つづく

やはりあいつか

大地の彼方に
雲間から差す
光が一点、
当たっている
場所が観える。

そこだけ
やたらと
目立っているし、

なんと言っても、
その光の中に
誰か一人
立っている。

立ちはだかる
という言葉が
ピッタリな
感じで。

目立ち過ぎ
だろうが、

思わず呟く。

もう少し
ささやかな
登場の仕方を
してほしい
ものだ。


笑う。

私は彼を
よく知っている。

のだと
思う。

彼も私を
見つけたようだ。

満面の笑みで
近づいてくる。

私は
冗談めかして
逃げるふりを
する。

・・・・・・

再会を
讃え合った後、
ようやく
落ち着いた
会話となった。

で、
どうだい
その後は?

その後は?
と訊かれても
どこからの
その後なのかは
わからない。

わからない
が、
私の口は
勝手に
答えていた。

まぁまぁ
だよ。

お前がくる
だけの
価値はある
状態には
なったよ。

そうか。
あの状態から
よくぞ
復活できたな。

まぁ、
慣れっこだ。

・・・と、
会話が
進む。

顕在意識の
私には
意味がさっぱり
わからないが、

まぁ、事実を
そのまま
述べている感は
あるので、
私は私を
放っておいた。

では早速、
準備に
かかるよ。


彼は言う。

いつでも
どうぞ。


私が答える。

その瞬間に
とても
懐かしい感覚が
甦ってきた。

そうそう、
これこれ。

この感覚。

これこそ
彼と私の
タッグの
始まりだ。

・・・・・・

きっと
長年の
パートナー
なのだろう。

今回は、
私が先行して
ここ、
に来た。

一人で
やれるだけの
ことはやり、
これから
本格参入だ。

・・・・・・

さてと。


彼が
拳を突き出す。

私は
私の拳を
それに合わせる。

いつもの
合図だ。

さぁ、
始めよう。

つづく

あなたの意志のままに

四方八方から
エネルギーが
どんどん
集まり、

一点に
集約される。

その結果、
まるで
太陽のような
存在が
生まれる。

そしてそこが
中心となり、
一つの
世界のような
ものが、
育まれる。

ほとんど
すべてがそう。

「中心」が
生まれることで、
「全体」が
育まれる。

この摂理に
唯一反する
ケースがあるのが、
この
3次元世界だ。

私達のいる
この世界は、

中心が
なくても

形が整って
しまうことが
ある。

だからこそ、
その後に
様々な不調和が
発生し、

その不調和が
次の不調和を
生み出し、
・・・の連続で、

どこから何を
どう
手をつければ
良いのか、
本当に
わからなくなる。

私達が
創り出してきた
歴史は
そのようなものだ。

中心が
ないくせに、
要らぬ形ばかりを
創り出し、
それに執着し
守ろうと、
他者を攻撃する。

過去から
学ぶことも
なく、
それをずっと
繰り返しているのが
私達だ。

摂理に反する
この流れから
もうそろそろ
本気で
脱け出さないか、

強く願う人達が
増えて
きている。

それが
今のこの
時代だ。

私はそういった
意志を
人に感じると、

尊いなぁ、


感嘆する。

そういった
意志を持つ人は
若い人に
多いが、

まだその大半は、
社会的な
実績を
持ち合わせている
わけではない。

だから
本当はこう思う
のに、
この世の中では
こうするしかなく、
しょうがなく
そうしている。

・・・という人が
多い。

私は
そんな人達に、

いやいやいや、
自分の
思う通りに
そのまま
やってごらんよ!


言い続ける、
ということを
している。

すると大概、
皆、それで
道を拓くのだ。

そう。

道は
拓かねば
ならない。

道のない場所に
こそ、
進むべき方向が
ある。

道のあるところ
から
徐々に上手く
やっていこう、
というのは
もう
無理なんだ。
今のこの
世の中では。

それが
私自身も
本当に理解
できてきた。

これまでの
流れと、
ここからの
流れ。

それはもう、
大きく
断絶しても
いい。

というか、
そうでなければ
道は
拓かれない。

それを
しても良いように、
実在レベルでの
準備を
ずっとしてきた。

実在レベル
ではもう
整うべきは
整った。

あとは
それを現象化
するだけだ。

そのためには
堂々と、
自らの意志に
従おう。

あなたが
中心と
なるのだ!

つづく

好きにやってくれ

長い長い
階段だ。

永遠に
続いているように
見える。

遥か
雲の上まで。

ただ、
ゴールは
わかるのだ。

目には
見えないが。

存在は
感じる。
ハッキリと。

距離も
わかる。

どれくらい
時間が
かかりそうか、も。

だから
焦るんだけどね。

・・・・・・

階段は
一つも踏み飛ばしては
ならない。

一段一段
丁寧に。
しっかり
味わいながら。

その一段の意味を
感じ取り、
理屈ではなく
深い部分で
理解を得ながら。

これを
せずに無理に
進めば、
すぐその先で
躓いて
落っこちてしまう
のは
よくわかっている。

だから
丁寧過ぎるくらい
丁寧に
ここまで来たんだ。

・・・・・・

そうは言っても
だいぶ、
スピードアップは
してきた。

昔を
徒歩の速さだと
したら、
今は
ジェット機並みだ。

が、
それでも
遅過ぎる。

光速で進める
くらいに
ならねば。

・・・・・・

一段一段の
ステップの
大きさ。

それも随分と
大きく高く
なった。

昔の自分で
あれば、
それをステップだとは
思えず、
ただの果てしない
壁としか
認識できなかった
だろう。

・・・・・・

ところが
ここに来て、

一段抜かし、
二段抜かし

進んでもいい、

という
了解がきた。

自分自身が
そのように
自分に
伝えてきた。

理由は
わからない。

いや、
わかる気は
する。

良い意味でも
悪い意味でも
一段一段では
もう
立ち行かない
のだ。

・・・・・・

だから私は
ここからまた
生き方を
変える。

変えねば
やっていけない。

どう変える
かは、
頭ではよく
わからない。

が、もうすでに
よく
わかっている
自分はいる。

だから、
そんな自分に
身を預ける。

好きに
やってくれ、
とね。

つづく

なんなんだ、これは

あぁ、これで
OKなんだな!

思えた。

普通で
考えれば、
とてもとても
OKどころでは
ないのだが。

現実は
私の思惑通りには
進まない。

面白いことに
真本音度合いが
高まれば高まるほど、
思惑は
効かなくなった。

一見すると、
自分の望まぬ
現実ばかりが
起きているようにも
見える。

今回も
そうだ。

ある意味、
私が最も望まない
結果が出た。

普通であれば、
ガックリ
するところだが、

なんでこんなにも
私は
悦んでいるんだ?

内側の
奥の方から
沸々と
悦びの感覚が
湧き上がってきて
止まらない。

涙も
出そうになる。
もちろん、
悦びの涙だ。

表面的には
望んでいない
のに、
これはきっと
私が心底
望み続けていた
結果、成果
なのだろう。

だから、
表面的にも
素直に
喜ぶことにした。

未来が
明るく観える。
光しか
感じない。

足取りが
確信の
一歩一歩だ。

なんだよ、
この感覚。

この実感に
満ちた
全身の有り様は。

で、
実際に
その時以来、
事態は
好転し続けている。

ある意味、
ハァ、・・・と
ため息を
つく。

私という
存在は
何なのだろう?
と。
この、私という
自我は
何なのだろう?
と。
ここにある
この自我に
意味はあるのか?
と。

もちろん
あるよ、

答えが返ってくる。

私は、
私という自我を
存分に
楽しんでいる
ではないか、
と。

わかる。

わかるよ、
それは。

でも、
なんというか、
ちょっと
違うんだ。

今の私は
全てを自分の
意志で
決めているのは
確かだ。

それによって
事態は
好転もしている。

が、
何なんだ、
これは?

私が
動かしている、
というよりも、

やはり、
私が
動かされている
のではないか。

かといって
コントロール
されている感
もない。

むしろ、
私は存分に
コントロール
できている。

が、
なんなんだ?
これは。

私という
自我を超えた
わたし、
という存在。
これも
わかる。
むしろ、
それと一緒に
ずっと
生きている。

それ自体が
本来の私だ
とも
わかる。

が、
そんなことでは
ない。

もっと
膨大なもの。
遠大なもの。
無限を
思わすような。
永遠を
感じるような。

もう、
自我など
要らぬのでは
ないか?

とも
思ってしまうんだ。

その方が、
早い、速い
のではないか?

実は
その方が
幸せでは
ないか?

きっと
自我は
幻だ。

幻だが、
その幻が
確かにここに
存在している。

そんな
不思議な存在
との
関わり方、
向き合い方。

それを
改めてまた私は
探し始めて
いるのかな?

つづく

よちよち歩きだ

中心軸が
上へ上へと
伸びている。

雲を貫き、
空を貫き、
宇宙を貫き、
さらに
その先へ。

無限とも
言える距離を
伸び続け、

果てしない
彼方にいた
自分が

一気に
ここまで
駆けてきた。

「よぉ!」


そいつは
来た。

「待たせたな!」

と。

待たせたのは
どちらだ?

むしろ
私の方だ。

受け入れる
私の準備が
整わないまま
だったから。

ずっと
待っていてくれて
ありがとう、

という
感謝の念のみ
湧き上がる。

とにかく、

遥か遠くに
いた私が、
この私と
一つになった。

実在レベル
で言えば、

1000倍くらいの
エネルギーの
高まりを
感じる。

これはちゃんと
バランスを
とれるだろうか?

ちゃんと
日常生活を
生きられる
だろうか?


心配になるが、

そのような
心配は
要らないらしい。

むしろ、
これまでの
自分の方が
1000倍も
不安定だった
ような気が。

ただ、

気を抜いては
ならない。

一つ決めて
一つやる。

一つ一つの
行動を
丁寧に丁寧に。

ちゃんと
自分を
コントロール
できるように。

しばらくは
よちよち歩き
だ。

つづく

不可能なはずだったのに

無理矢理に
扉を
こじ開けた
わけではない。

なのに、

あんなに
固く閉ざされた
扉が
開いた。

まるで
自ら開いた
ように。

なぜ
こんなに簡単に
開いたのか?
理由が
わからない。

きっと
何かが
変わったのだ。
大きく。

何かが。

・・・・・・

大きな川の
対岸に
薄ぼんやりと
みえていた
ものが、

突然、
眼前に姿を
現した。

まるで
川などなかった
かのように。

あの大河の
流れを
どうやって
越えてきたの
だろう?

理由が全く
掴めない。

・・・・・・

不可能が
可能となる。

その流れ

前兆か?

それとも
ただの
まぐれか?

現時点では
何も
わからない。

わからない
まま
進むしかない。

きっと
未来のどこかで、
今を振り返り、

あの時は
ああだった、

分析・解説
できるのだろう。

が、
今は
わからない。

それで
いいか。

このまま
進んでみよう。

つづく

忘れものの思い出し方

普段、
あまり目に
留まっていなかった
ものを
一つ選んで、

あえて
じっと
見つめてみる。

本当は
そこにずっと
あったのに、
ずっと
意識の外に
あったもの。

すると
そのものに
自分の
気づき忘れていた
様々な発想が
埋もれている
ことがある。

あぁそうそう、
以前の私は
こんなことを
考えていたの
だったな、
忘れていた。
途中であの発想、
止めたまま
だったな。

・・・という
感じに。

今まさに
それをすることで、
私は
ほぼ一年前の
自分の想いを
思い出した。

そろそろ
始めるか。

忘れていた
というよりも、
ずっと
時期を待ち、
置いておいた
という 
感じだ、きっと。

機は熟したか。

やってみるか。

つづく

地球が散らぬよう

青い光が
観えるな、

思っていたら、

それが徐々に
固まり、
一つの球となり、

地球と
なった。

美しい
地球。

それを
眺めている
うちに、

ふと気がつくと
私は地球に
取り込まれていた。

窮屈だ。

あんなに
美しいのに。

窮屈だ。

見た目の
美しさと
感覚が
一致していない。

あぁこれが
今の地球、

つまりは
私達の
課題か、と
思った。

窮屈な感覚
はきっと

余分なもの
たちの
存在による
のだろう。

本来はもっと
一貫性のある
シンプルな
星であり、
私達であった
はずだ。

邪な考えを
私達は
持ち過ぎたな。

邪な考えが
あるのが
人間とも言えるが、

それにしても
ちょっと
多過ぎたな。

おかげで
地球が私達を
必死に
支えていてくれる。

私達は
自力では
立っていられない
私達に
なってしまったのだ。

・・・・・・

ポンっと
地球から
外に出た。

また
先ほどの
ように、

目の前に
地球がある。

守りたいな、

純粋に思うが、

地球を
追い詰めている
のは、
私達自身だ。

守るなど
烏滸がましい。

まずは
私達自身が
しっかりせねば。

・・・と、

地球は
青い光に戻り、
分解され
散っていった。

そうならぬ
よう、
私達がすべき
ことは多い。

地球が
散ってしまわぬ
ように。

つづく

矛盾の世界で

道は
いくつも
分岐している。

どの道を
とっても
いい。

自分が
選んだ道だ。

だが、

一本道は
決まっている。

最初から
ずっと。

決まって
いるが、
道はたくさん
あり、

どれを
選んでも
良いのだ。

・・・このように
書けば、

矛盾したことを
言っているな、


思われがちだ。

が、
実在という
ものを
実感するように
なると、

このように
理屈では
通らないことが、

感覚として
納得、そして
理解できる。

私達がいる
この
3次元の世界
の目線では、
理屈に
合わない。

が、
この次元から
離れれば、

すべては
その通り。
・・・ということは
多い。

だから、
3次元的視点
の狭さと
偏狭さと
窮屈さに

ある意味、
ゾッとする。

しかし
我々はその
ゾッとする
世界に
生きているのだ。

それが
当たり前の
ように。

・・・・・・

自由に
生きる、

とは
ある意味、

あらゆる
矛盾を
受け入れられる
ことだ。

それも
理屈では
なく。

感覚として
受け入れ、
自分の中では
統合、融合
する。

すると、
パーっと
道が観えて
くる。

それこそ、
自分自身の
一本道だ。

つづく

強引にでもやるよ

雨粒が
ポタポタと
落ちてきたと
思ったら、

その
一粒一粒が
花になって
咲いた。

しかも
同じ花は
一つもない。

一気に
世界は
彩られた。

本来は
これが
人の社会なの
だろう。

が、
みんな
個性のない
雨粒のように
なっている。

もっともっと
花を
咲かせよう。

もちろん
それは
自らの意志に
よって、
だが、

自力では
なかなか
いけない
世の中だ。

サポート
だけでも
もはや
難しい。

ヘルプが
必要なんだ。

ヘルプの
一つは

強く押す

こと。

二の足を
踏んでいる
その人を

後ろから
思いっきり
突き飛ばす。

もしくは、

前から
思いっきり
引く。

そうでも
しなきゃ
動けないのだ。

そんな人が
増えて
しまっている。

その人らしさ

開花するには、

とにかく
その人の
道を
その人が
歩かねば、

進まねば
ならない。

実在の
その人が
進んでいるならば、

現象の
その人も
進まねばならない。

不一致を
これ以上
起こさせては
ならない。

そのためにも
私は
これまで以上に
雨粒に
深く関わって
いくだろう。

強引に
でも
開花させる
くらいに。

つづく

これまでとここからの違い

風が
四方八方から
同時に
吹き寄せるような
圧迫があり、

一瞬、訳が
わからなく
なったが、

すぐに
霧は晴れた。

霧が舞い上がる
その先に
見えたものは、

やはりいつもの
大海原。

晴れた空、
太陽、
輝く水面。

それが
永遠に広がって
いるかのよう。

実在のレベル
ではきっと
本当に
そうなのだろう。

この光景が
観えるという
ことは、

ようやく
山場は越えた
ようだ。

果てしなく
連なる
山脈のような
「現実」を

一つ
縦走し切った
ということか。

だが今回は
休む気配は
ない。
まったく。

それどころか
すでに
アイドリングが
バンバン
かかっており、

今にも
急発進しそうな
勢いだ。

ここからが
本番、
というわけだ。

それはもちろん
望むところ。

だが
ちょっと待て。

その前に
やることが
あるだろう。

ここまで
縦走してきた
山脈の
全体像を、

その
正体を、

しっかり
認識すること。

自分が一体、
何に
必死に
取り組み足掻いて
きたのか?

その本質を
しっかり理解
せねば、
ここまで来た
甲斐がない。

そう思い、
振り返れば、

青空のもと、
その山脈は
全貌を
現していた。

一つ一つの
山は大きく、
激しく
屹立している。

すべての
山頂を、
真正面から
直登し、
誠実に
乗り越えてきた。

その一つ一つに
思い出と
思い入れが
あるが、

もうそれは
過去の
ことだ。

もはや何の
未練も執着も
ないことを
確認し、

私は
再び前を
向いた。

その瞬間に
はっきり
認識できた。

これまでは
「登り下り」。

登っては
下り、
下っては
登り直し。

その連続。

それらを
腐らずに
しっかり
やり通す。

これがテーマ

縦走だった。

では、
ここからは?

「掴まって飛ぶ」

・・・か。

何に
掴まるのだろう?

だがそれは
間もなく
ここにくる、

のは
わかる。

私は
そいつに
完全に掴まり、

身を預け、

一気に
飛んでいく。

つづく

助けてくれるの

ゆっくりと
渦を巻きながら
水が
抜けていく。

果てしなく
広がる
海なのに。

世界が
壊れようと
いているのか?

渦の中心
から
何かが
現れた。

スーッと
こちらに
向かってくる。

まるで私に
最初から
呼ばれてきたかの
ように。

あなたが
私を
呼んだのですか?

と、
それは言う。

いや、
呼んだ覚えは
ないけど・・・。

でも確かに
あなただと
思うのですが。
いや、
あなた以外は
考えられない。

そうは
言ってもねぇ。
まぁでも
これも何かの
ご縁かな。
君は何者なの?

あなたを
助けるために
きました。

ますます訳が
わからないな。
私は助けを
呼ぶことはない。

あぁなら、
やっぱり
あなたです。
私の目的の人は
決して
助けを呼ばない
人だからです。

そうなの?
何を助けてくれる
と言うの?

あなたが
今、
困っていることを。

困っていることは
確かに
たくさんあるけど、
何だろうな?
助けを呼ぶことでは
ない、というか。

大丈夫
ですよ。

何が?

もう、
完了しました。

何が?

完了したので
大丈夫です。

それ、はまた
スーッと
去って行った。

何だったの
だろう?

何の
助けだろう?

つづく

意気込みも志も要らない

大本とも
源とも
言える。

そこから
降りかかってくる
ものがあり、

それが私を
駆り立てる。

力がほしい!
と思い
ずっとやって
きたが、

多分、

もう力は
いつでも
顕在化できる。

ただ、それが
きちんと
発揮できるよう

環境の準備

整えねば
ならない。

最速で。

完璧な準備

もはや
不可能に
近いのだろう。

一歩、
やれる準備を
して、
それがたとえ
40%くらいだと
しても、

40%あるなら
GO!だ、
というくらいの
気持ちで
進んでいこう。

共に進む
仲間達のことが
少し心配だが、

まぁなに
大丈夫だろう。

走りながら
自分を
鍛えていくだろう、
彼らならば。

彼らからの
無理難題を
私は
受け止めることに
なるだろう。

そして
私も彼らに
無理難題を
押し付ける
だろう。

お互いに
ね。

切磋琢磨
とは
こういうことか!

本質理解できる
日々と
なるだろう。

未来の彼らの
声が
聴こえる。

メッセージが
届く。

「躊躇せず!」

と。

躊躇が最も
害悪らしい。

迷ったら
やる。

やりきる。

やりきって
から
判断すれば
いい。

大本や
源を
感じ続ける
我ら。

その感覚が
あるうちは
きっと
大丈夫だ。

この際、
意気込みも
志も
必要ない。

ただ、
行くのみ。

自分たちの
決めている
通りに。

現実展開も
道のりも
刻々と
変化するだろう。

そのほとんど
が、
想定外だろう。

その都度
きっと
私達も変わる。

変わるが
肝心部分は
変わらない。

変わりながら
変わらぬ
私達で

この
実在の道を
現象化して
行こう。

つづく

垣間見えたビジョン

白い龍の
目指す先が、

わずかであるが
観えてきた。

あぁなるほど、

まずは
納得感が
くる。

まだ内容が
わからんのに。

これまでの
ペース配分の
意味が
一瞬でわかった
ようだ。

まだ内容は
わからんのに。

一つ、
光のような
発想がきた。

これは
顕在化
できそうだ。

34名。

ここのところ
やたらとこの
数字が
浮かぶ。

人と喋っている
ときにも、
自然に次のように
私は
相手に語りかける。

「世界全体に
影響を与える
器を持った人
34名を
発掘しサポート
するのが
私の役割です。」

言いながら、
へぇそうなんだ、
と思う。

この方向性は
ずっと前から
わかっていた
ことだが、

34名、
という数字が
最近はとても
強調される。

きっと
「決まった」
のだろう。

既に
メンバーも。

彼らが
何をする人達で
共に
何をするか?
も。

もちろん
既に出会っている
人もいる。

既に一緒に
活動している
人もいる。

そして
これから出会う
人達。

時間がない
のは
わかっている。

急いで
かつ
焦らずに。

これまでとは
また
違った加速を
していこう。

つづく

ついにヤツが来る

一見、
暗い雲のように
見えた。

青空を
覆ってしまう。

不吉なもの
に見えたんだ。

でも
そうでは
ない。

私達の
目に映るもので、
私達の
理解不能な
存在があれば、

それは

虚無

または

として
脳が認識する
らしい。

その
虚無っぽい
方の
認識を
どうやら私達は
しているらしい。

理解不能

ヤツが
きたんだ。

が、
ずっと
待ち望んで
いたヤツだ。

最初は、
雲の一粒の
ように。

しかし
それらは
一気に
巨大化する。

私達の
内面にも、

外面
つまりは
現実にも。

ヤツは
狙っている。

狙いを
定めている。

誰を
取り込むか?
を。

私は
ヤツに選ばれる
ために、
これまでの
人生を
生きてきた。

これで
選ばれなければ
私の人生は
終わりだ、
というくらいの
覚悟はある。

ヤツが
私を取り込み、

そして
私が
ヤツを活かす。

主従の関係
はない。

いわゆる
パートナー
という
もの。

ただこれは
捨て身でなければ
できない。

だからそこは
私が
受け持つ。

私がヤツを
活用するから、

そのような
状態に
一気に持って
いくから、

そうなれたら
あとは
皆が
私を活用すれば
いい。

つまりは、
私が

皆とヤツとの
架け橋となる。

大丈夫。

そのために
生きてきた
のだから。

それが
私の
人生だ。

つづく

風が来るよ

新たな風が
起こる、

感覚が
ある。

かなり
大きな風
だ。

待ち望んで
いた風
だ。

しかし
喜び勇んでは
ならない。

それよりも
すべきことが
ある。

自分自身の
気を
鎮めること。

ニュートラル

いつもの
自分として

その風を
静かに
受け止めること。

安易に
風に
乗ってはならない
からだ。

風は
吹き続ける。

いつ
どのタイミングで
それに
乗るか?

しかも、
乗ったら
乗りっぱなし
でもいけない。

一旦、風から
抜け、

止まり、
確認し、

道をしっかり
定め、

その上で、
また
乗る。

そういった
慎重な進み方
こそが
必須だからだ。

つまり、
今回のその風は

とてつもなく
エネルギーが
高いのだ。

喜び勇んで
勢いだけで
乗ってしまえば、

自分自身が
崩壊するし、

世の中も
崩壊するかも
しれない。

本当は
安易に喜ぶべき
風ではないし、

ある種、
危険な風
とも言える。

しかし
それくらいの
風でなければ
成せないことが
ある。

この風に
耐え得る自分を

私達を

創り上げてきた
のが
これまでだった
わけだ。

これまでの
成果を
見せるときだ。

だからこそ
いつもの
私達で。

ニュートラルで
自然体の
私達で。

厳粛に、

そして

お気楽に、

その風を
待とう。

つづく

出してはならない成果がある

一つの発想

出たとき、

さらにその
奥に
何かがないか?

ということを
私はいつも
大切にしている。

奥に何か
気配がある場合、

時間をかけて
でも
それを確認する。

奥、つまり
根っこ
と言ってもいい。

その発想の
親に当たる
存在。

これを
やり続けることで
その発想の
活かし方を
より深く理解
できると共に、

私は私自身への
理解を
深めてきた。

自分の根っこ
を知ること。

知れば知るほど、
さらにその奥の
根っこが
観えてくる。

そこに
際限はない。

根っこの
また
根っこ。

さらに
その根っこ。

自分理解は
人の理解
でもあり、

ある意味、
この世の中の
理解、
宇宙の理解
とも言える。

根っこが
わかれば、
その根っこと
表面の自分
とを結びつける
努力をする。

つまり、
根っこに
繋がる行動を
起こし、

根っこに
繋がる成果を
出そうとしてきた。

根っこの
ことを
「真本音」と名づけ、

根っこに
繋がる行動を
「真行動」

根っこに
繋がる成果を
「真成果」

名づけた。

つまり、

自らの
真本音に基づき、
真行動し、
真成果を
出し続ける。

これが
我々人間が
すべき
(=本当にしたい)
ことだ。

至って
シンプル。

真行動には、
行動の内容も
さることながら、
行動のタイミング
こそ重要だ。

そして、
真成果という
視点を得てから
私は、

今、出しては
ならない成果


あるということを
知った。

今、出しては
ならない成果を
出してしまえば、
その後の
行動が
真本音と分離
してしまい、

結果として
自分が本当に
望む人生展開とは
別の人生を
創り上げてしまう、

ということが
理解できた。

今は
スピード重視の
時代だ。

コスパコスパ、

言われる。

だが、
本当にそれで
良いのか?

ただ闇雲に
決断し、
ただ闇雲に
動き、

とにかく
出せるだけの
成果を
出し続ける。

・・・そんな
進み方で
良いのか?

それでは
経営も人生も
すべてが
苦しいものと
なる。

そこから
自らを解放
することこそ、

ここからの
時代の
最重要課題
ではなかろうか。

今ここで
出してはならない
成果は、

出しては
ならないのだ。

しかるべき
タイミングで
必要な成果が
出るよう、

私達は
自らの真本音を
大切にしよう。

そして
毅然と
真行動し続けよう。

つづく

避けない方がいい

楔をどんどん
打ち込まれ
続けている。

打ち込まれる
度に
何かが裂け、
動けなくなる。

自由が
失われていく。

この道を
進めば、
そうなることは
目に見えて
いた。

が、それを
わかっていながら
ここに
来たんだ。

だからもう
覚悟済みだ。

完全に
自由を失った
ときに、
私はどうなるか?

どんな状態に
なり、
どんな生き方に
なるのか?

それをぜひ
体験し
観てみたかった
のだ。

面白いことに
想像以上に
私は私を
失った。

それどころか、
頼まれても
いないのに、

自ら
自分自身に
楔を打ち続ける
ようになった。

とことんまで
自分を
痛みつけ
続ける。

際限が
なかった。

もうこのまま
行けば、
私は私の人生に
戻ることが
できなくなる。

その限界点を
越えるか越えないか
くらいの
ギリギリのところで、

私はそこから
脱け出た。

心も体も
魂も
ボロボロに
なっていた。

大変
おこがましい
言い方だが、
正直、
こう思ったのだ。

俺でさえ
こうなるのか。

・・・と。

私は人の
弱さ、
というものを
ひしひしと
実感した。

自分の力の
なさ、
いざという時の
情けなさを
実感した。

そうなって
初めて、
自分自身に
OKを出せた。

もうお前は
人をサポート
しても
大丈夫だ、
と。

実は自分には
何の力も
ない。

ということが
わかって
初めて、
私は本当の意味で
人と向き合える
ようになった。

そういう意味で
今から思えば、
あの頃の
楔たちに
感謝だ。

自分を失う
ような
苦しさや
悲しさや
挫折感や
孤独感や
絶望感。

それらを
実感して初めて
観えるものが
ある。

そうじゃないかな?

だから、
楔は
避けない方が
いい。

辛いこと
だけどね。

つづく

ダメだこりゃ

しばらく
仰向けに
寝転がって
いた。

草原が
広がる大地で。

暑くも寒くも
ない
快適な風の
中で。

心と体が
少しずつ
回復するのが
わかった。

あと
15分くらい
このままで
いれば
大丈夫だろう。

そう思い、
15分、
真剣に休息した。

完全に
力を抜き、
世界に自分を
委ねていた。

再び
立ち上がった
とき、

世界が
違って観えた。

その感覚に
より、
私は自分が
確かに
復活できたことを
知った。

と同時に、
想像以上に
さっきまでの
自分が
ピンチだったことも
知った。

また、
無茶をして
しまった。

さんざん、
人には

自己犠牲は
ダメだ!


言っておき
ながら、

結局、私の
やっていることは
自己犠牲そのもの
だ。
きっと。

でも、
そうせざるを得ない
ではないか、

呟く。

また私は
現場に戻る。

使える
エネルギーは
全部、
使ってしまう。

どれだけ
パワーアップ
しても、

パワーアップ
できた分、
全部
使ってしまう。

もっと
適当に
生きた方が
いい、

散々、言われ続けて
きた。

親にだって
言われた。

が、
この生き方は
変わらない。

変えたいと
本気で
願ったりもするが、

変わらない
のだ。

この生き方が
変わらない
のであれば、

自分を労る
時間を
もっと増やさねば
とも
思っている。

本当は私は
のんびり
屋さんだ。

できれば
ずっと
のんびり
生きていたい。

だから
そういう時間を
意図的に
増やしたいな
と思う。

俺よ、
休めよ。

と、
自分に
言い聞かせる。

休めるようなら
休むよ、
でも
無理だろう?


返ってくる。

ダメだこりゃ。

つづく

事故のように見えて

以前、長男が
5歳くらいの頃、
公園にいた時に、

ブランコに
乗るから
後ろから強く
背中を押して
ほしい、


言われた。

言われた通りに
すると、
何度目かの
時に、

長男が
落ちた。

彼は
怖がりなところが
あるので、
私が押しすぎた
のだろう、
怖くなって思わず
手を放して
しまったのだ。

お尻から
地面に落ち、
しばらく
痛そうに悶え、

そして
泣いた。

しかし
ひとしきり泣くと
何もなかったかの
ように立ち上がり、

スタスタと
歩いて
ブランコを
離れた。

その映像が
ふと
思い出された。

で、
思うのだ。

あのちょっとした
事故がなければ、
今の長男は
別の長男に
なっていたな。

あれは
長男の真本音が
引き起こした
出来事だったな、
と。

地面にお尻から
落ちた
あの瞬間、

長男は一つ、
何かを
壊したのだ。

それは
長男にとっては
余分なもの。

そこからの
人生には
不必要なもの。

このように
少し体を
痛めつけながら、
自分を
次に進めるための
弾みとする、

ということを
結構、
私達は
よくやるのだ。

それを
強めに行なう
人もいる。

例えば、
何度か病院に
通わねばならない
怪我をしたり、

一見すると
重めの病気に
かかったり。

しかしいずれも
それらが
治ることで、

それまでには
ない
スッキリさ

手に入れる。

人生を
次のステージに
進めるための
イベントのような
もの、
とも言える。

このように、
一見すると
自分にとって
不幸な何かが
起きたとして、

これは
私の真本音が
起こしている
ことか?

という問いを
自分に
投げてみると
いい。

真本音で
起こしている
ことならば、

迷いなく
スッキリと

「そうだな!」


答えることが
できる。

迷いが
出たり、
頭で考えながら
「そうだな」
と少し強引に
思ってしまう場合は、

それは
違う。

その区別を
しっかりつければ、

案外簡単に
真本音からの
メッセージを
理解することが
できる。

人生を
次のステージに
進めようとしている
人は
今、また急増
している。

その弾みを
つけるための
イベントを、

私達人間は
結構
大切にしている
ものだ。

つづく

すぐに帰るよ

高い山頂
から
眼下を見降ろす。

遠くに
街並みが
霞んで見える。

あそこから
来たんだな。

遥か遠くから
来たな。

よくここまで
来れたな、

思う。

あの中に
埋没している
時は
気がつかなった
が、

いつの間にか
空は
こんなにも
澄むように
なったのだ。

以前よりも
濃くなった。

山の上に
いるからでは
ない。

空の本質が
変わりつつ
あるのだ。

それを
知ることが
できただけでも
ここまで来た
甲斐がある。

私はあえて、
埋没
を選んでいる。

こうやって
全体を俯瞰する
次元も
大切だが、

あえてそれを
最低限にし、

できるだけ
長い時間
埋没するように
している。

そこまで
集中して初めて
成せることが
ある。

突破できる
ことがある。

そのためにも
できるだけ
早く、
私はあそこに
戻らねばならない。

まぁそう
言わず、
もう少しのんびり
セーよ。

と、
誰かの声が
聴こえる。

きっと
私自身の声
なのだろう。

いや、
そうはいかんよ。

私はすぐに
帰るよ。

つづく

見守ってくれる

月が
浮かんでいる。

鏡のような
水面の
上に。

この光景が
眼前に
現れる時は、

大体は、

大きな
一仕事が
完了した時だ。

ほんの
隙間の
安らぎ、
かもしれないが、

しかしその
月は
私を心底
癒してくれる。

月は
何も言わないが、
それでも
これ以上ない
くらいの

見守り


してくれている。

私は月に
語りかける。

今回も
大変だったが、
今回も
やり切れたよ。

私の命は
私の予定
している通りまで
ちゃんと
持つだろうか。

とにかく
その日まで
持ってくれれば
いい。

それだけが
願いだな。

月は何も
言わないが、
何となくだが、

大丈夫だよ


微笑んで
くれたように
感じる。

まぁ、
いつもの
ことだが。

つづく

請けるかどうか

登山をしていて
大雨に降られ、
全身が
びしょ濡れになった
あの感覚を
思い出したよ。

衣服が
ベタベタと
体に張り付く
あの感覚。

体温を
奪われ、
気力を
奪われ。

あの
鬱陶しい
感覚。

あぁ、
これでは

この
環境では

頑張ろうという
気持ちも
萎えるだろう。

この
空気の
この場では。

あそこに
行きたく
ないのです。

という
彼のあの
叫びにも似た
訴えは、

確かに
その通りだろう。

彼のその
感覚こそが

健康である

という
ことなのだろう。

しかし
周りの人達は
皆、

彼に問題あり


している。

だから私に
ご依頼が
きた。

いや、
彼は
健康だ。

周りに
問題あり

という
ことだ。

こういった
場合、
私はそれを
はっきり
先方に伝える。

彼一人に
対処したところで
何も
変わりませんよ、
と。

根本原因と
見られるものを
はっきり
伝える。

それに対して、
真摯に向き合おう

してくれるのか?

そんな
社長なのか
どうか?

仕事を
お請けするか
どうかは、
いつも
こんなところで
決めている。

つづく

逆転していたんだ

海だと
思っていたものが
実は、
陸で

陸だと
思っていたものが
実は、
海だった。

と、
わかった
ことで、

あらゆることが
明確に
なったよ。

あえて
私の中で
逆転させて
いただんだな。

あえて
モヤモヤを
沸き立たせ
続けて
いたんだな。

タイミングを
待っていたんだ。

絶妙の
タイミングで
自分に

明確な指針


プレゼント
する。

わかった瞬間に
一気呵成に
進めるように。

さて、

というわけで
ここから
一気呵成だ。

つづく

ここでまた重要な問い

ヒューッと
どこからか、

問いが
飛んできた。

頭の上を
通り過ぎようと
していたので、

ちょいちょい、
ちょっと待った!


声をかけた。

君は
どんな問いだい?


問いに
問いかけると、

止まって
くれた。

あぁここに
いたのか。
探して
いたんだ。

・・・と、
問いは言う。

私に必要な
問いなのかい?

いや、
もちろんあなた
にも
必要だけど、
あなたの周りの
人達にこそ、ね。

じゃあ、
教えてくれる?

もちろん!

ということで、
次の問いを
いただいた。

・・・

夢だと
思っていたものを
3つ壊し、

新たに
3つの夢を
付け加えるとしたら、

どんな夢
がいい?

・・・

夢とは、
真剣に向かう
途上で、
何度も壊すものさ。

壊すことで
近づいていく。

つづく

コーチング直前

ちょっと
早く着き過ぎて、

でも
クライアントさんも
早く着き過ぎて、

予定より
随分早く
席についた。

あと5分
お待ちいただけ
ますか?

と、
クライアントさんは
メールをチェック。

コーチング直前の
この時間。

安堵感という
土台の上の
緊張感。

私は
全体的に
言えることだが、

物事の
「直前」
の空気感が
とても好きだ。

それが
緊張の伴う
大きなことで
あればあるほど。

ひょっとすると
こういった
空気や感覚を
味わうために
自分は
生きているのか?

思えてしまう
ほどに。

今日の
コーチングは
全く未知数だ。
予測が
つかない。

しかし今後を
大きく、
あまりに
大きく左右する、
分岐点となる
時間だろう。

一言一言。

この
クライアントさん
との
会話、やり取り
を、
丁寧に
味わおう。

一つも
間違えずに、

本当に
必要な一言
のみを、

本当に
必要なタイミング
のみで。

つづく

延長線上に未来はない

これまで
辿ってきた道と、

これから
辿るであろう
道と。

その両方の
ちょうど境目に
私達は
いる。

ここから先の
道は
輝いて
観えるかい?

重要なのは
そこだ。

ここから先が
輝いている
ならば、

後ろを
振り返って
ごらん、

これまでの
道も
輝いて観える
だろう。

未来に
光を感じるか
どうかで、

過去は
変わるんだ。

なぜなら、
過去が未来を
創るのではなく、

未来が過去を
創るから。

ここからの
時代は
そうなんだ。

だから、
これまでの
延長線上で
進もうなんて
考えたら
ダメだ。

その時点で
全てが
止まる。

延長線上、
などというものは
本当は
ないからだ。

幻影だから
だ。

実在の道を
辿ること。

実在の道は
未来から
やってくる。

今を大切に
生きる人の
もとに、
それは未来から
もたらされる。

かと言って
過去に目を瞑れ、
ということでは
ない。

むしろ
過去はしっかり
振り返ること。

過去は過去
として。

振り返れば、
後悔が
湧くだろう。

逆に、
喜びも。

それら
あらゆる気持ち
たちを、
できれば全て
自覚すること。

そんな自分が
今ここにいる、
ということを。

そんな自分が
これから
進む。

しかも
これまでの
延長線上では
進まない。

過去から
ここまできた
今の自分が

この線上を
離れて

ただ純粋に
未来に進む

決めている。

その覚悟が
未来を
引き寄せる。

未来から
道がもたらされる。

もっと
端的に言おう。

これまで
創り上げてきた
この自分を
全て自覚した
上で、

この自分を
超えていけ。

つづく