私を殺す、
殺す、殺す、
・・・と、
それは
ずっと
呟いている。
こんなに
前向きな
人なのに。
その人の
中には
無数の
黒い粒々が。
一つ一つは
小さいが、
一つ一つが
ずっと
呟いているのだ。
それが
全身に
行き渡って
いる。
しかし
その人は
それに
呑まれない。
全身にある
それらの
黒い自分自身の
心たちを
必死に
抑えつけながら
前に
向かっている。
そんな
状態だから、
その人は
とても
余分なことを
する。
しなくて良い
ことを
してしまうので、
そこで
混乱が起こり、
回り道を
しなければ
ならなくなる。
しかしそれは
しょうがない
ことだ。
こんなにも
無数の
黒い粒々が
あるのだ。
その状態で
必死に
頑張っている
のだから。
・・・・・・
私の役割は、
もちろん
ますは
その人の
黒い粒々を
なくすこと。
そこから
その人が
開放・解放
されること。
しかしそれは
その人自身が
自力で
行わなければ
意味がない。
その人が
自力で行なう
ための
他者としての
最大のサポート。
それが
私の
すべきこと。
・・・・・・
まずは
その人自身が
ずっと
目を伏せて
見ないように
してきた
それら粒々を
真正面から
見つめられる
ように
すること。
そのためには
その人の
真本音度合いを
高めるしか
ない。
この仕事を
もう
30年近く続けて
いるが、
いまだに
これ以上の方法
とは
出会えない。
だから
結局はいつも
ここから入る
ことになる。
・・・・・・
これまでは、
真本音度合いを
高め、
その上で
自分自身の
見たくない心たち
と向き合い、
その上で
丁寧に自分自身の
行動・振る舞いの
パターンを
変えていく。
という
基本的な流れを
行なうと、
人によっては
相応の時間が
かかっていた。
目の前の
その人も、
これまでの経験
から言えば、
それだけで
半年くらいは
かかりそう。
が、
この数ヶ月で
様相が
一気に
変わってきた。
世の中全体の
実在と現象が
一気に
近づいた。
その
近づき度合いは
この1ヶ月で
さらに加速
している。
このまま
この加速が
続くなら、
恐らく
この人は、
1〜2ヶ月で
大きく
変わるだろう。
1ヶ月で
自分と向き合える
ようになり、
次の1ヶ月で
行動変容が
起こる。
私は
最小限の
サポートで。
あとは
自力で。
そんな感覚が
するんだ。
さて、
どうなるか?
しかし私は
そのスピード感を
前提にして、
その後の
その人(社長さん)の
組織開発の
流れを
構築しようと
思う。
やっと
私のやりたい
仕事が
私のやりたい
スピード感で
果たせて
いけそうだ。
つづく





























