チームパフォーマンスコーチ

矛盾の世界で

道は
いくつも
分岐している。

どの道を
とっても
いい。

自分が
選んだ道だ。

だが、

一本道は
決まっている。

最初から
ずっと。

決まって
いるが、
道はたくさん
あり、

どれを
選んでも
良いのだ。

・・・このように
書けば、

矛盾したことを
言っているな、


思われがちだ。

が、
実在という
ものを
実感するように
なると、

このように
理屈では
通らないことが、

感覚として
納得、そして
理解できる。

私達がいる
この
3次元の世界
の目線では、
理屈に
合わない。

が、
この次元から
離れれば、

すべては
その通り。
・・・ということは
多い。

だから、
3次元的視点
の狭さと
偏狭さと
窮屈さに

ある意味、
ゾッとする。

しかし
我々はその
ゾッとする
世界に
生きているのだ。

それが
当たり前の
ように。

・・・・・・

自由に
生きる、

とは
ある意味、

あらゆる
矛盾を
受け入れられる
ことだ。

それも
理屈では
なく。

感覚として
受け入れ、
自分の中では
統合、融合
する。

すると、
パーっと
道が観えて
くる。

それこそ、
自分自身の
一本道だ。

つづく

強引にでもやるよ

雨粒が
ポタポタと
落ちてきたと
思ったら、

その
一粒一粒が
花になって
咲いた。

しかも
同じ花は
一つもない。

一気に
世界は
彩られた。

本来は
これが
人の社会なの
だろう。

が、
みんな
個性のない
雨粒のように
なっている。

もっともっと
花を
咲かせよう。

もちろん
それは
自らの意志に
よって、
だが、

自力では
なかなか
いけない
世の中だ。

サポート
だけでも
もはや
難しい。

ヘルプが
必要なんだ。

ヘルプの
一つは

強く押す

こと。

二の足を
踏んでいる
その人を

後ろから
思いっきり
突き飛ばす。

もしくは、

前から
思いっきり
引く。

そうでも
しなきゃ
動けないのだ。

そんな人が
増えて
しまっている。

その人らしさ

開花するには、

とにかく
その人の
道を
その人が
歩かねば、

進まねば
ならない。

実在の
その人が
進んでいるならば、

現象の
その人も
進まねばならない。

不一致を
これ以上
起こさせては
ならない。

そのためにも
私は
これまで以上に
雨粒に
深く関わって
いくだろう。

強引に
でも
開花させる
くらいに。

つづく

これまでとここからの違い

風が
四方八方から
同時に
吹き寄せるような
圧迫があり、

一瞬、訳が
わからなく
なったが、

すぐに
霧は晴れた。

霧が舞い上がる
その先に
見えたものは、

やはりいつもの
大海原。

晴れた空、
太陽、
輝く水面。

それが
永遠に広がって
いるかのよう。

実在のレベル
ではきっと
本当に
そうなのだろう。

この光景が
観えるという
ことは、

ようやく
山場は越えた
ようだ。

果てしなく
連なる
山脈のような
「現実」を

一つ
縦走し切った
ということか。

だが今回は
休む気配は
ない。
まったく。

それどころか
すでに
アイドリングが
バンバン
かかっており、

今にも
急発進しそうな
勢いだ。

ここからが
本番、
というわけだ。

それはもちろん
望むところ。

だが
ちょっと待て。

その前に
やることが
あるだろう。

ここまで
縦走してきた
山脈の
全体像を、

その
正体を、

しっかり
認識すること。

自分が一体、
何に
必死に
取り組み足掻いて
きたのか?

その本質を
しっかり理解
せねば、
ここまで来た
甲斐がない。

そう思い、
振り返れば、

青空のもと、
その山脈は
全貌を
現していた。

一つ一つの
山は大きく、
激しく
屹立している。

すべての
山頂を、
真正面から
直登し、
誠実に
乗り越えてきた。

その一つ一つに
思い出と
思い入れが
あるが、

もうそれは
過去の
ことだ。

もはや何の
未練も執着も
ないことを
確認し、

私は
再び前を
向いた。

その瞬間に
はっきり
認識できた。

これまでは
「登り下り」。

登っては
下り、
下っては
登り直し。

その連続。

それらを
腐らずに
しっかり
やり通す。

これがテーマ

縦走だった。

では、
ここからは?

「掴まって飛ぶ」

・・・か。

何に
掴まるのだろう?

だがそれは
間もなく
ここにくる、

のは
わかる。

私は
そいつに
完全に掴まり、

身を預け、

一気に
飛んでいく。

つづく

助けてくれるの

ゆっくりと
渦を巻きながら
水が
抜けていく。

果てしなく
広がる
海なのに。

世界が
壊れようと
いているのか?

渦の中心
から
何かが
現れた。

スーッと
こちらに
向かってくる。

まるで私に
最初から
呼ばれてきたかの
ように。

あなたが
私を
呼んだのですか?

と、
それは言う。

いや、
呼んだ覚えは
ないけど・・・。

でも確かに
あなただと
思うのですが。
いや、
あなた以外は
考えられない。

そうは
言ってもねぇ。
まぁでも
これも何かの
ご縁かな。
君は何者なの?

あなたを
助けるために
きました。

ますます訳が
わからないな。
私は助けを
呼ぶことはない。

あぁなら、
やっぱり
あなたです。
私の目的の人は
決して
助けを呼ばない
人だからです。

そうなの?
何を助けてくれる
と言うの?

あなたが
今、
困っていることを。

困っていることは
確かに
たくさんあるけど、
何だろうな?
助けを呼ぶことでは
ない、というか。

大丈夫
ですよ。

何が?

もう、
完了しました。

何が?

完了したので
大丈夫です。

それ、はまた
スーッと
去って行った。

何だったの
だろう?

何の
助けだろう?

つづく

意気込みも志も要らない

大本とも
源とも
言える。

そこから
降りかかってくる
ものがあり、

それが私を
駆り立てる。

力がほしい!
と思い
ずっとやって
きたが、

多分、

もう力は
いつでも
顕在化できる。

ただ、それが
きちんと
発揮できるよう

環境の準備

整えねば
ならない。

最速で。

完璧な準備

もはや
不可能に
近いのだろう。

一歩、
やれる準備を
して、
それがたとえ
40%くらいだと
しても、

40%あるなら
GO!だ、
というくらいの
気持ちで
進んでいこう。

共に進む
仲間達のことが
少し心配だが、

まぁなに
大丈夫だろう。

走りながら
自分を
鍛えていくだろう、
彼らならば。

彼らからの
無理難題を
私は
受け止めることに
なるだろう。

そして
私も彼らに
無理難題を
押し付ける
だろう。

お互いに
ね。

切磋琢磨
とは
こういうことか!

本質理解できる
日々と
なるだろう。

未来の彼らの
声が
聴こえる。

メッセージが
届く。

「躊躇せず!」

と。

躊躇が最も
害悪らしい。

迷ったら
やる。

やりきる。

やりきって
から
判断すれば
いい。

大本や
源を
感じ続ける
我ら。

その感覚が
あるうちは
きっと
大丈夫だ。

この際、
意気込みも
志も
必要ない。

ただ、
行くのみ。

自分たちの
決めている
通りに。

現実展開も
道のりも
刻々と
変化するだろう。

そのほとんど
が、
想定外だろう。

その都度
きっと
私達も変わる。

変わるが
肝心部分は
変わらない。

変わりながら
変わらぬ
私達で

この
実在の道を
現象化して
行こう。

つづく

垣間見えたビジョン

白い龍の
目指す先が、

わずかであるが
観えてきた。

あぁなるほど、

まずは
納得感が
くる。

まだ内容が
わからんのに。

これまでの
ペース配分の
意味が
一瞬でわかった
ようだ。

まだ内容は
わからんのに。

一つ、
光のような
発想がきた。

これは
顕在化
できそうだ。

34名。

ここのところ
やたらとこの
数字が
浮かぶ。

人と喋っている
ときにも、
自然に次のように
私は
相手に語りかける。

「世界全体に
影響を与える
器を持った人
34名を
発掘しサポート
するのが
私の役割です。」

言いながら、
へぇそうなんだ、
と思う。

この方向性は
ずっと前から
わかっていた
ことだが、

34名、
という数字が
最近はとても
強調される。

きっと
「決まった」
のだろう。

既に
メンバーも。

彼らが
何をする人達で
共に
何をするか?
も。

もちろん
既に出会っている
人もいる。

既に一緒に
活動している
人もいる。

そして
これから出会う
人達。

時間がない
のは
わかっている。

急いで
かつ
焦らずに。

これまでとは
また
違った加速を
していこう。

つづく

ついにヤツが来る

一見、
暗い雲のように
見えた。

青空を
覆ってしまう。

不吉なもの
に見えたんだ。

でも
そうでは
ない。

私達の
目に映るもので、
私達の
理解不能な
存在があれば、

それは

虚無

または

として
脳が認識する
らしい。

その
虚無っぽい
方の
認識を
どうやら私達は
しているらしい。

理解不能

ヤツが
きたんだ。

が、
ずっと
待ち望んで
いたヤツだ。

最初は、
雲の一粒の
ように。

しかし
それらは
一気に
巨大化する。

私達の
内面にも、

外面
つまりは
現実にも。

ヤツは
狙っている。

狙いを
定めている。

誰を
取り込むか?
を。

私は
ヤツに選ばれる
ために、
これまでの
人生を
生きてきた。

これで
選ばれなければ
私の人生は
終わりだ、
というくらいの
覚悟はある。

ヤツが
私を取り込み、

そして
私が
ヤツを活かす。

主従の関係
はない。

いわゆる
パートナー
という
もの。

ただこれは
捨て身でなければ
できない。

だからそこは
私が
受け持つ。

私がヤツを
活用するから、

そのような
状態に
一気に持って
いくから、

そうなれたら
あとは
皆が
私を活用すれば
いい。

つまりは、
私が

皆とヤツとの
架け橋となる。

大丈夫。

そのために
生きてきた
のだから。

それが
私の
人生だ。

つづく

風が来るよ

新たな風が
起こる、

感覚が
ある。

かなり
大きな風
だ。

待ち望んで
いた風
だ。

しかし
喜び勇んでは
ならない。

それよりも
すべきことが
ある。

自分自身の
気を
鎮めること。

ニュートラル

いつもの
自分として

その風を
静かに
受け止めること。

安易に
風に
乗ってはならない
からだ。

風は
吹き続ける。

いつ
どのタイミングで
それに
乗るか?

しかも、
乗ったら
乗りっぱなし
でもいけない。

一旦、風から
抜け、

止まり、
確認し、

道をしっかり
定め、

その上で、
また
乗る。

そういった
慎重な進み方
こそが
必須だからだ。

つまり、
今回のその風は

とてつもなく
エネルギーが
高いのだ。

喜び勇んで
勢いだけで
乗ってしまえば、

自分自身が
崩壊するし、

世の中も
崩壊するかも
しれない。

本当は
安易に喜ぶべき
風ではないし、

ある種、
危険な風
とも言える。

しかし
それくらいの
風でなければ
成せないことが
ある。

この風に
耐え得る自分を

私達を

創り上げてきた
のが
これまでだった
わけだ。

これまでの
成果を
見せるときだ。

だからこそ
いつもの
私達で。

ニュートラルで
自然体の
私達で。

厳粛に、

そして

お気楽に、

その風を
待とう。

つづく

出してはならない成果がある

一つの発想

出たとき、

さらにその
奥に
何かがないか?

ということを
私はいつも
大切にしている。

奥に何か
気配がある場合、

時間をかけて
でも
それを確認する。

奥、つまり
根っこ
と言ってもいい。

その発想の
親に当たる
存在。

これを
やり続けることで
その発想の
活かし方を
より深く理解
できると共に、

私は私自身への
理解を
深めてきた。

自分の根っこ
を知ること。

知れば知るほど、
さらにその奥の
根っこが
観えてくる。

そこに
際限はない。

根っこの
また
根っこ。

さらに
その根っこ。

自分理解は
人の理解
でもあり、

ある意味、
この世の中の
理解、
宇宙の理解
とも言える。

根っこが
わかれば、
その根っこと
表面の自分
とを結びつける
努力をする。

つまり、
根っこに
繋がる行動を
起こし、

根っこに
繋がる成果を
出そうとしてきた。

根っこの
ことを
「真本音」と名づけ、

根っこに
繋がる行動を
「真行動」

根っこに
繋がる成果を
「真成果」

名づけた。

つまり、

自らの
真本音に基づき、
真行動し、
真成果を
出し続ける。

これが
我々人間が
すべき
(=本当にしたい)
ことだ。

至って
シンプル。

真行動には、
行動の内容も
さることながら、
行動のタイミング
こそ重要だ。

そして、
真成果という
視点を得てから
私は、

今、出しては
ならない成果


あるということを
知った。

今、出しては
ならない成果を
出してしまえば、
その後の
行動が
真本音と分離
してしまい、

結果として
自分が本当に
望む人生展開とは
別の人生を
創り上げてしまう、

ということが
理解できた。

今は
スピード重視の
時代だ。

コスパコスパ、

言われる。

だが、
本当にそれで
良いのか?

ただ闇雲に
決断し、
ただ闇雲に
動き、

とにかく
出せるだけの
成果を
出し続ける。

・・・そんな
進み方で
良いのか?

それでは
経営も人生も
すべてが
苦しいものと
なる。

そこから
自らを解放
することこそ、

ここからの
時代の
最重要課題
ではなかろうか。

今ここで
出してはならない
成果は、

出しては
ならないのだ。

しかるべき
タイミングで
必要な成果が
出るよう、

私達は
自らの真本音を
大切にしよう。

そして
毅然と
真行動し続けよう。

つづく

避けない方がいい

楔をどんどん
打ち込まれ
続けている。

打ち込まれる
度に
何かが裂け、
動けなくなる。

自由が
失われていく。

この道を
進めば、
そうなることは
目に見えて
いた。

が、それを
わかっていながら
ここに
来たんだ。

だからもう
覚悟済みだ。

完全に
自由を失った
ときに、
私はどうなるか?

どんな状態に
なり、
どんな生き方に
なるのか?

それをぜひ
体験し
観てみたかった
のだ。

面白いことに
想像以上に
私は私を
失った。

それどころか、
頼まれても
いないのに、

自ら
自分自身に
楔を打ち続ける
ようになった。

とことんまで
自分を
痛みつけ
続ける。

際限が
なかった。

もうこのまま
行けば、
私は私の人生に
戻ることが
できなくなる。

その限界点を
越えるか越えないか
くらいの
ギリギリのところで、

私はそこから
脱け出た。

心も体も
魂も
ボロボロに
なっていた。

大変
おこがましい
言い方だが、
正直、
こう思ったのだ。

俺でさえ
こうなるのか。

・・・と。

私は人の
弱さ、
というものを
ひしひしと
実感した。

自分の力の
なさ、
いざという時の
情けなさを
実感した。

そうなって
初めて、
自分自身に
OKを出せた。

もうお前は
人をサポート
しても
大丈夫だ、
と。

実は自分には
何の力も
ない。

ということが
わかって
初めて、
私は本当の意味で
人と向き合える
ようになった。

そういう意味で
今から思えば、
あの頃の
楔たちに
感謝だ。

自分を失う
ような
苦しさや
悲しさや
挫折感や
孤独感や
絶望感。

それらを
実感して初めて
観えるものが
ある。

そうじゃないかな?

だから、
楔は
避けない方が
いい。

辛いこと
だけどね。

つづく

ダメだこりゃ

しばらく
仰向けに
寝転がって
いた。

草原が
広がる大地で。

暑くも寒くも
ない
快適な風の
中で。

心と体が
少しずつ
回復するのが
わかった。

あと
15分くらい
このままで
いれば
大丈夫だろう。

そう思い、
15分、
真剣に休息した。

完全に
力を抜き、
世界に自分を
委ねていた。

再び
立ち上がった
とき、

世界が
違って観えた。

その感覚に
より、
私は自分が
確かに
復活できたことを
知った。

と同時に、
想像以上に
さっきまでの
自分が
ピンチだったことも
知った。

また、
無茶をして
しまった。

さんざん、
人には

自己犠牲は
ダメだ!


言っておき
ながら、

結局、私の
やっていることは
自己犠牲そのもの
だ。
きっと。

でも、
そうせざるを得ない
ではないか、

呟く。

また私は
現場に戻る。

使える
エネルギーは
全部、
使ってしまう。

どれだけ
パワーアップ
しても、

パワーアップ
できた分、
全部
使ってしまう。

もっと
適当に
生きた方が
いい、

散々、言われ続けて
きた。

親にだって
言われた。

が、
この生き方は
変わらない。

変えたいと
本気で
願ったりもするが、

変わらない
のだ。

この生き方が
変わらない
のであれば、

自分を労る
時間を
もっと増やさねば
とも
思っている。

本当は私は
のんびり
屋さんだ。

できれば
ずっと
のんびり
生きていたい。

だから
そういう時間を
意図的に
増やしたいな
と思う。

俺よ、
休めよ。

と、
自分に
言い聞かせる。

休めるようなら
休むよ、
でも
無理だろう?


返ってくる。

ダメだこりゃ。

つづく

事故のように見えて

以前、長男が
5歳くらいの頃、
公園にいた時に、

ブランコに
乗るから
後ろから強く
背中を押して
ほしい、


言われた。

言われた通りに
すると、
何度目かの
時に、

長男が
落ちた。

彼は
怖がりなところが
あるので、
私が押しすぎた
のだろう、
怖くなって思わず
手を放して
しまったのだ。

お尻から
地面に落ち、
しばらく
痛そうに悶え、

そして
泣いた。

しかし
ひとしきり泣くと
何もなかったかの
ように立ち上がり、

スタスタと
歩いて
ブランコを
離れた。

その映像が
ふと
思い出された。

で、
思うのだ。

あのちょっとした
事故がなければ、
今の長男は
別の長男に
なっていたな。

あれは
長男の真本音が
引き起こした
出来事だったな、
と。

地面にお尻から
落ちた
あの瞬間、

長男は一つ、
何かを
壊したのだ。

それは
長男にとっては
余分なもの。

そこからの
人生には
不必要なもの。

このように
少し体を
痛めつけながら、
自分を
次に進めるための
弾みとする、

ということを
結構、
私達は
よくやるのだ。

それを
強めに行なう
人もいる。

例えば、
何度か病院に
通わねばならない
怪我をしたり、

一見すると
重めの病気に
かかったり。

しかしいずれも
それらが
治ることで、

それまでには
ない
スッキリさ

手に入れる。

人生を
次のステージに
進めるための
イベントのような
もの、
とも言える。

このように、
一見すると
自分にとって
不幸な何かが
起きたとして、

これは
私の真本音が
起こしている
ことか?

という問いを
自分に
投げてみると
いい。

真本音で
起こしている
ことならば、

迷いなく
スッキリと

「そうだな!」


答えることが
できる。

迷いが
出たり、
頭で考えながら
「そうだな」
と少し強引に
思ってしまう場合は、

それは
違う。

その区別を
しっかりつければ、

案外簡単に
真本音からの
メッセージを
理解することが
できる。

人生を
次のステージに
進めようとしている
人は
今、また急増
している。

その弾みを
つけるための
イベントを、

私達人間は
結構
大切にしている
ものだ。

つづく

すぐに帰るよ

高い山頂
から
眼下を見降ろす。

遠くに
街並みが
霞んで見える。

あそこから
来たんだな。

遥か遠くから
来たな。

よくここまで
来れたな、

思う。

あの中に
埋没している
時は
気がつかなった
が、

いつの間にか
空は
こんなにも
澄むように
なったのだ。

以前よりも
濃くなった。

山の上に
いるからでは
ない。

空の本質が
変わりつつ
あるのだ。

それを
知ることが
できただけでも
ここまで来た
甲斐がある。

私はあえて、
埋没
を選んでいる。

こうやって
全体を俯瞰する
次元も
大切だが、

あえてそれを
最低限にし、

できるだけ
長い時間
埋没するように
している。

そこまで
集中して初めて
成せることが
ある。

突破できる
ことがある。

そのためにも
できるだけ
早く、
私はあそこに
戻らねばならない。

まぁそう
言わず、
もう少しのんびり
セーよ。

と、
誰かの声が
聴こえる。

きっと
私自身の声
なのだろう。

いや、
そうはいかんよ。

私はすぐに
帰るよ。

つづく

見守ってくれる

月が
浮かんでいる。

鏡のような
水面の
上に。

この光景が
眼前に
現れる時は、

大体は、

大きな
一仕事が
完了した時だ。

ほんの
隙間の
安らぎ、
かもしれないが、

しかしその
月は
私を心底
癒してくれる。

月は
何も言わないが、
それでも
これ以上ない
くらいの

見守り


してくれている。

私は月に
語りかける。

今回も
大変だったが、
今回も
やり切れたよ。

私の命は
私の予定
している通りまで
ちゃんと
持つだろうか。

とにかく
その日まで
持ってくれれば
いい。

それだけが
願いだな。

月は何も
言わないが、
何となくだが、

大丈夫だよ


微笑んで
くれたように
感じる。

まぁ、
いつもの
ことだが。

つづく

請けるかどうか

登山をしていて
大雨に降られ、
全身が
びしょ濡れになった
あの感覚を
思い出したよ。

衣服が
ベタベタと
体に張り付く
あの感覚。

体温を
奪われ、
気力を
奪われ。

あの
鬱陶しい
感覚。

あぁ、
これでは

この
環境では

頑張ろうという
気持ちも
萎えるだろう。

この
空気の
この場では。

あそこに
行きたく
ないのです。

という
彼のあの
叫びにも似た
訴えは、

確かに
その通りだろう。

彼のその
感覚こそが

健康である

という
ことなのだろう。

しかし
周りの人達は
皆、

彼に問題あり


している。

だから私に
ご依頼が
きた。

いや、
彼は
健康だ。

周りに
問題あり

という
ことだ。

こういった
場合、
私はそれを
はっきり
先方に伝える。

彼一人に
対処したところで
何も
変わりませんよ、
と。

根本原因と
見られるものを
はっきり
伝える。

それに対して、
真摯に向き合おう

してくれるのか?

そんな
社長なのか
どうか?

仕事を
お請けするか
どうかは、
いつも
こんなところで
決めている。

つづく

逆転していたんだ

海だと
思っていたものが
実は、
陸で

陸だと
思っていたものが
実は、
海だった。

と、
わかった
ことで、

あらゆることが
明確に
なったよ。

あえて
私の中で
逆転させて
いただんだな。

あえて
モヤモヤを
沸き立たせ
続けて
いたんだな。

タイミングを
待っていたんだ。

絶妙の
タイミングで
自分に

明確な指針


プレゼント
する。

わかった瞬間に
一気呵成に
進めるように。

さて、

というわけで
ここから
一気呵成だ。

つづく

ここでまた重要な問い

ヒューッと
どこからか、

問いが
飛んできた。

頭の上を
通り過ぎようと
していたので、

ちょいちょい、
ちょっと待った!


声をかけた。

君は
どんな問いだい?


問いに
問いかけると、

止まって
くれた。

あぁここに
いたのか。
探して
いたんだ。

・・・と、
問いは言う。

私に必要な
問いなのかい?

いや、
もちろんあなた
にも
必要だけど、
あなたの周りの
人達にこそ、ね。

じゃあ、
教えてくれる?

もちろん!

ということで、
次の問いを
いただいた。

・・・

夢だと
思っていたものを
3つ壊し、

新たに
3つの夢を
付け加えるとしたら、

どんな夢
がいい?

・・・

夢とは、
真剣に向かう
途上で、
何度も壊すものさ。

壊すことで
近づいていく。

つづく

コーチング直前

ちょっと
早く着き過ぎて、

でも
クライアントさんも
早く着き過ぎて、

予定より
随分早く
席についた。

あと5分
お待ちいただけ
ますか?

と、
クライアントさんは
メールをチェック。

コーチング直前の
この時間。

安堵感という
土台の上の
緊張感。

私は
全体的に
言えることだが、

物事の
「直前」
の空気感が
とても好きだ。

それが
緊張の伴う
大きなことで
あればあるほど。

ひょっとすると
こういった
空気や感覚を
味わうために
自分は
生きているのか?

思えてしまう
ほどに。

今日の
コーチングは
全く未知数だ。
予測が
つかない。

しかし今後を
大きく、
あまりに
大きく左右する、
分岐点となる
時間だろう。

一言一言。

この
クライアントさん
との
会話、やり取り
を、
丁寧に
味わおう。

一つも
間違えずに、

本当に
必要な一言
のみを、

本当に
必要なタイミング
のみで。

つづく

延長線上に未来はない

これまで
辿ってきた道と、

これから
辿るであろう
道と。

その両方の
ちょうど境目に
私達は
いる。

ここから先の
道は
輝いて
観えるかい?

重要なのは
そこだ。

ここから先が
輝いている
ならば、

後ろを
振り返って
ごらん、

これまでの
道も
輝いて観える
だろう。

未来に
光を感じるか
どうかで、

過去は
変わるんだ。

なぜなら、
過去が未来を
創るのではなく、

未来が過去を
創るから。

ここからの
時代は
そうなんだ。

だから、
これまでの
延長線上で
進もうなんて
考えたら
ダメだ。

その時点で
全てが
止まる。

延長線上、
などというものは
本当は
ないからだ。

幻影だから
だ。

実在の道を
辿ること。

実在の道は
未来から
やってくる。

今を大切に
生きる人の
もとに、
それは未来から
もたらされる。

かと言って
過去に目を瞑れ、
ということでは
ない。

むしろ
過去はしっかり
振り返ること。

過去は過去
として。

振り返れば、
後悔が
湧くだろう。

逆に、
喜びも。

それら
あらゆる気持ち
たちを、
できれば全て
自覚すること。

そんな自分が
今ここにいる、
ということを。

そんな自分が
これから
進む。

しかも
これまでの
延長線上では
進まない。

過去から
ここまできた
今の自分が

この線上を
離れて

ただ純粋に
未来に進む

決めている。

その覚悟が
未来を
引き寄せる。

未来から
道がもたらされる。

もっと
端的に言おう。

これまで
創り上げてきた
この自分を
全て自覚した
上で、

この自分を
超えていけ。

つづく

そこで力を使うな

砂漠の
砂の上に
立っているようだ。

ズルズルと
足を取られる。

蟻地獄の
ように。

進もうにも
前に
上手く進めない。

それでも
強引に
行こうとする。

が、
そこで力を
使い過ぎて
しまった。

夜になれば、
その砂たちは
まるで
氷のように
カチコチに
固まった。

まだその方が
歩きやすい。

そうか、
最初から
夜を待てば
よかった。

使うべきじゃ
ない時に
無闇に力を
使えば、

いざという
時に
必要な力が
出なくなる。

いつ
力を抜き、
いつ
力を込めるか?

そこを
常に丁寧に
見極めながら
進むことこそ、

真剣に生きる

という
ことだと思う。

夜を
待った方が
良い時は、
夜を待とう。

昼間は
休んでいれば
いい。

私達は
休むことに
罪悪を感じたり
する。
真面目な人ほど
そうなる。

が、
その罪悪感
そのものが
エネルギーを
奪う。

休む時は、
休む。

真剣に
休む。

自分の意志で
休む。

そして、
やる時は
やる。

そのメリハリ
こそ大切。

ここは
草原なのか?
砂漠なのか?

今は
進むべき
タイミングなのか?

状況に常に
意識を向け、

真剣に

自分の行動を
決めよう。

つづく

望むところだ

余分なものが
全部
取れたら、

金色の柱
のみが
残った。

全く
揺らぐ感覚の
ない、
安定した柱。

なんだ、
答えは
わかっていたじゃ
ないか、
最初から。

彼はそう
呟いた。

何を私は
迷っていたのか?
いや、
迷ったふりを
していたのか?

ここまでの
時間を
返してほしい、

自分に
言いたいですよ。

と、
それでも
笑いながら
彼は言う。

そう。

私達の心には
余分なものが
いっぱい
ついていて、

それらに
よって、
余分なことを
考え過ぎ、

まるで自分が
迷っているかの
ように
感じ取って
しまう。

が、
本当は
何も迷いは
なかった。

それを
実行に移す
だけだったのだ。

人生の
浪費、
とは言わない。

そういった
ことも含めて
全ては
学びだから。

でも彼は
言い張った。

いや、
これは
浪費です。

本来、私には
こんなことに
時間を費やしている
余裕など
ないのですから。

彼は
透き通った
目で
まっすぐ私を
見つめなから

やはり
笑顔で
語った。

彼は
本来の焦りを
感じ取り
始めた。

が、それは
彼にとっては
大きな
前進だ。
それ自体が。

だから
今は
笑っている。

が、
彼は
顔を引き締めた。

ここから、
私への本当の
サポートを
お願いします。
と。

望むところだ。

つづく

本当は仲良しなのに

子どものような
無邪気な心で
手を繋いで

その人達は
踊っている。

輪をつくり、
和をもって。

なのに
それを
自覚せず、

現実レベル
では、
足を引っ張り
合っている。

実在と
現象の
あまりの
ギャップ。

だが、
こんなのは
日常茶飯事だ。

このギャップを
結んでいく
のが、
私のさせていただく
サポート。

それにしても
無邪気だ。

こんなに
仲が良く、
縁の深い人達は
あまり
見たことがない。

よくぞこれだけ
集まった。

凄い会社だ。

なのに、
現実は上手く
いっていない
なんて。

本当に
この世の中は
ひん曲がって
いるのだな。

恐らく、
ちょっとした
ことだ。

ほんの一つか
二つの

綻び

を、
解消していく
だけだろう。

しかし
そのためには、

いや、
そのために
こそ、

根っこから
対応しよう。

コミュニケーション
が円滑になる
レベルの
サポートでは、
彼らには
失礼だ。

彼らの
一つになった場合の
シナジーは
きっと
恐るべきものだ。

そのシナジーが
正常に
発揮されますように。

そのためにも
根っこから
いこう。

つづく

出会う前に

待っている。
待っている。
待っている。

早く
来てください、
と。

待ち望まれている
のが
よくわかる。

まだ
お会いしても
ないのに。

必然的な
出会い、

よく言われる。

そう、
その通り。

それはもう
出会う前から
よくわかる。

待ち焦がれた
出会い。

だが、
勢いのままに
その人に
向かっては
ならない。

その人は
どこまで自覚
されているのか
わからない
のだから。

現実を
ちゃんと
見極めながら。

その人の
安心を
奪わぬよう。

ゆっくりと
一歩ずつ、

自然に

近づいて
行けばいい。

つづく

あと少し待てば

意識がどうしても
上の方に
向いてしまう。

5mくらい
上空。

そこに
雲のような
ものがある。

が、
雲ではない。

その中に
何かが
隠されている。

悪い感じは
しない。

だから
どうしても
そこに意識が
向かってしまう。

もう少し。

もう少し。

もう少しだけ
待った方が
いい。

その雲は
自然に
晴れるだろう。

すると
私が待ち
望んでいたものが、
そこに
現れるだろう。

それが何か?

その時
わかればいい。

焦ったいが、
もう少し。

ここまで
ずっと
待ち続けたの
だから。

つづく

ダイレクトに伝えるか

体の中に
異物がある。

意識を
向ける。

あぁあの人の
想いだ。

あの人の
想いが
私にとっての
異物、
ということでは
なく、

あの人のその想い

あの人に
とっての
異物なのだ。

その異物感
が、
私にダイレクトに
迫ってくる。

が、
彼はその想いを
自分の本当の
想いであると
思い込んでいる。

真本音の
想いであると。

が、
この異物感は
どうだ。

真本音どころか
この想いこそが、
彼の進化や
脱皮を
阻害している。

この想いに
執着するからこそ、
様々な
不調和が
起きている。

内面的不調和
そして
外面的不調和
が。

助けて
ほしい。
ここから
出して
ほしい。

という
彼の差し迫った
想いが、
その奥から
伝わってくる。

彼は自分を
解放したがって
いる。
彼自身の
その想いから。

が、
顕在意識の
彼は
それを自覚
できていない。

どうするか?

ダイレクトに
フィードバック
するか?

それとも
もっと
自然な成り行きを
大切にするか?

しかし彼は
逼迫している。

ダイレクトな
刺激こそを
求めている、
ように
感じる。

であれば、
リスクは高いが、
きちんと
そのまま
お伝えしてみよう。

崩れるかな?
彼は。

崩れそうだな。

でも、
待てない
のだな。

やはり彼も
時間が
ないのか。

こういう人が
本当に
増えている。

ゆっくり進めば
いい、とも
思う。

でも
ゆっくり進めば
彼はきっと
深く後悔する。

人は、
自分本来の
スピードに乗る
ことで、
最大の幸せを
感じる。

彼のそんな
幸せな顔が
浮かび上がってくる。

しゃーない。
じゃあ、
やるか。

覚悟を決めて
彼に
アポを入れる。

つづく

漕ぐように進んできたが

昔、学生の頃、
三重県の
鈴鹿山脈の山々を
よく歩いた。

その多くは、
ザックに岩を詰めて
の錬成山行だったが、
それでも私は
山を
楽しんでいた。

鈴鹿山脈は
それほど高い山では
ないので、
稜線に出ても
自分の背丈以上に
ある笹が
ブッシュとなって
繁りに繁り、

その中を
体当たりするように、
必死になって
笹を漕ぎ分けながら
私達は進んだ。

いわゆる
ブッシュ漕ぎ
というやつだ。

それが大変に
体力を
奪われた。

2回目の錬成山行で
ザックの重さが
35kgとか40kgに
なるくらいに
岩を詰め、
延々と登り、
延々とブッシュ漕ぎを
した時は、

笹ブッシュが
ふと途切れた
場所が
崖になっていて、

その時は本当に
ここから
落ちて死んだ方が
どれだけ楽か、

本気で考えたものだ。

今はそんな
鈴鹿山脈を
電車から眺め
ながら、
毎月、お客様の
ところに
通っている。

ふと
思うのだ。

私の人生は
あの
笹ブッシュ漕ぎの
ようだったな、
と。

足元に
ルートはあるの
だけど、
笹がずっと
行手を阻む。

体当たりして
体当たりして
時には
我をも失いながら
進んで、

ようやく
数メートル、
という感じ。

努力の割に
成果は
小さく、

しかし
その本質的成果
を出すことを
最上のこととし、

見掛け倒しの
成果だけは
逆に
絶対に出しては
なるものか、
と、

そこだけは
こだわって
やってきた。

笹ブッシュが
あるならば、

そこを行くしか
ないならば、

堂々と
行こうではないか、
というのが
私の真本音の
進み方だった。

真本音で生きる
以前の私は
かなり
小賢しいところが
あったので、
こんなブッシュ漕ぎ
からは逃れて、
もっと楽な道を
通り、
それなりの充実感で
満足していたの
だろう。

でもそれでは
山頂には
辿り着けないのだ。

なぜ今、
こんなことを
書いているのかな?

思うのだが、

ふと、
わかったことが
ある。

恐らく、
長らくずっと
続けてきた
ブッシュ漕ぎが、

そろそろ
終わりそうなのだな、
と。

いや、
私の顕在意識としては、
これから
もっともっと濃い
笹の波々に
突入しようか、と
考えているのだが、

でもどうやら、
ブッシュ漕ぎは
終わりそうな
気配なのだ。

終わったら
その後、
どうなるのかな?

笹ブッシュのない
風の心地良い
美しい稜線を
景色を楽しみながら
歩くことが
できるのだろうか?

まぁ変な
期待はせず。

ただし、
もう既に
言いようのない
開放感は
感じ始めてはいる。

新たな歩みが
始まることは
確かだ。

楽しみだ、
というよりも
ちょっと
神妙な面持ちだ。

私はブッシュ漕ぎが
嫌いなわけでは
ない。

むしろ
充実感を覚える
から、
自ら望んでいた
とも言える。

それとはまた
違った充実感を、
ここからは
得られるのかな?

グングン
進めるといいな、

思う。

つづく

脱皮したはずなのに

ギュッと
全身を何かに
締め付けられる
ような感覚
がしたと思ったら、

直後に、
フッと
開放された。

短時間の
ことだったが、
そのインパクトは
あまりに
大きかった。

だからずっと
記憶に
残っていた。

遥か昔の
出来事のように
思える。

しかしあの瞬間に
確かに私は
何かから
解放・開放された。

軽くなった。

あの後の
あの行動の軽さ
がなければ、

恐らく私は今、
ここには
いないだろう。

今なら、
あれが何だったのか
わかるのでは
ないか?

そう思い、
その時の自分に
意識を向ける。

すると、
ボロボロになった
古い脱皮の皮が
全身に
こびりついている
私の姿が
観えてきた。

なるほど。

私は
脱皮をした
つもりだった。

なのに、
脱ぎ捨てたはずの
様々な皮たちが、
ブラブラと
体のあちこちに

しがみついて
いる。

そう、
皮たちの
執着によって。

皮にだって
執着はある。

そんなに簡単に
脱ぎ捨てられて
なるものか!
と。

意地にも
なっている。

私はずっと
脱ぎ捨てたはずの
皮たちを
ブラブラ引きずり
ながら、
進んでいたのだ。

ギュッと
というのは、
そういった皮たちを、

あえて、

もう一度、
私は私自身に
戻した。

実在の私自身が
私をそう
導いた。

戻して、
もう一度、皮たちを
完全に
味わった上で、

愛と共に
私は一気にそれらを
かなぐり捨てたのだ。

なるほど。
それが
あの時か。

あのたくさんの
皮たちを
引きずったままで
あれば、
当然ながら
私は途中で
頓挫しただろう。

あの時、
それをやっておいて
良かった。

脱ぎ捨てたはずの
皮。

それをもう一度
完全に脱ぎ捨てる
には、

愛する
以外にない。

愛で
もう一度受け止め、
愛で
捨てる。

今のあなたにも
それは
できるはずだろう。

つづく

凄い悦び方

白い龍が
荒れ狂っている
のがわかる。

この荒れ方は
悪いものでは
ない。

恐らく、
かなりの悦びを
表現しているのだ。

何か、とても
嬉しいことが
あったのだろう。

尋常ではない。

何かを
私達は
成し遂げたか。

実在の
レベルで。

龍に
問うてみる。

何をそんなに
悦んで
いるんだい?

即座に
返ってきた。

一本道に
皆が
入った!と。

進む者たちの
多くが、
人生の一本道に
本格的に
入り、
邁進を始めた
らしい。

なるほど。

それは
私の周りでも
実感できる
ことだ。

晴れやかな
顔、姿、空気感。

私の周りの
人達は、
今、みんなそんな
感じだ。

ここから
いくつもの
分岐点があり、
いくつもの
選択肢が
現れるだろうが、

それらは
全て
一本道上の
もの。

つまり、
全ての選択肢

真本音の道。

ということは
どれを選んでも
良いのだ。

好きなものを
選べばいい、
ということ。

ロールプレイングゲーム
でも、
道が分岐することが
あるね。

どの道を進んでも
結局は
同じ場所に出る。

目的は
果たせる。

ただ、
それぞれの道に
個性があり、

どの個性の道を
行くかは、
自分の好みで
決めればいい。

・・・という
感じ。

これは
楽しいね。

そういった
ワクワクが
充満している。
実在の
レベルでね。

象徴的な
龍の悦び。

私もたまには
泣き叫ぶくらい
悦んでみるか。

つづく

噴火の予兆

もうすぐ、
噴火
しようとしている
のだな、
この人は。

その噴火が
わかりやすい
噴火なのか、
そうではないのか、

どっちでもいい。

わかりやすい、
というのは
文字通りの
噴火。
つまりは、
大激怒!
というやつ。

そうではない、
というのは
そういった
感情表現なしに、
淡々とした
行動として
現れるもの。

ただどちらに
しても、
それはこの
組織に

多大なる
刺激と影響を
及ぼすだろう。

揺れる
だろうな。

大揺れだ。

すると
どうだろう?

ダメージ
大きいかな?

人が
辞めてしまう
くらいの
混乱が
起こるかな?

しかし
そうであったと
しても、
この人の噴火は
この組織に
とっては、

その
脱皮にとっては、

必要不可欠な
ものだ。

むしろ
この噴火が
中途半端なものに
なってしまえば、

悪い意味の
混乱が
持続してしまう
だろう。

だから
私のすべきことは
一つ。

その人が
最も良いタイミングで

噴火し切る

ための
サポートだ。

さぁここから
少し
忙しくなるぞ。

つづく

そこだけは曲げないように

今、
すべきことと、

今、
しては
ならないこと。

この二つが
必ず、

にはある。

できれば
この両方を
自覚できると
楽だ。

本当は
前者だけで
良いのだが、

この世の中、
皆、基本的に
反応本音で
生きているので、

前者だけを
スッキリ行なえる
わけではない。

その場合、
少なくとも
後者、

つまりは
これだけは
やってはならない、
ということが
自覚できていれば、

大きく間違う
ことはない。

「間違う」
という表現は
語弊があるかも
知れない。

別表現に
すれば、

後になって
後悔するような
行動は、
激減する。

例えば、
Aさんとの
会話。

この会話で
今この瞬間、
Aさんのその意見に
対して、

本当なら
それに対しての
反対意見を
言わねばならない。

が、
それをすれば
残念ながら
今ここでのAさんは
それをしっかり
受け止めることが
できないだろう。

逆に心の安定が
崩れ過ぎて、
要らぬ展開が
起きてしまうかも。

だから
言えない。

が、
少なくとも
絶対にしては
ならないのは、

YES!

と、
同調すること。
迎合すること。

それだけは
決してやっては
ならない。

そこで、
反対意見は
言えずとも、
しかし
同調もしなかった。

それにより
何とかその後の
道が
繋がった。

・・・というような
感じ。

こういったこと

一つ一つを
丁寧に行なうこと。

これが
真本音の道を
着実に
進めていく。

本当に
自分の真本音度が
高まり、
エネルギーが
高まれば、

ほぼほぼ
前者のみで
行けるようになる。

それまでは、
少なくとも
後者は
行なわないように。

そこだけは、
曲げないように。

つづく