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氷がゆっくり
溶けていくように、
自分自身を
ゆっくり
溶かしていく。
一滴一滴
余分なものが
落ちていく。
だんだんと
塊が
なくなっていく。
あのたった
一滴に
いったいどれだけ
こだわったことか。
あの
落ちていく一滴を
いったいどれだけ
これこそが私である
と
思い込んだことか。
でもあれは
私ではなかった。
むしろ
私にとっては
不必要な
一つのクセでしか
なかった。
人は、
自分自身の
思考と行動のクセ
を見て、
それを「自分である」
と
決めつける。
ただの
クセなのに。
それがなくなることは
自分がなくなることだ
と
思い込み、
その喪失を極度に
恐れる。
ただの
クセなのに。
クセを直し
まっすぐな自分に
なることこそ
本当の自分に
戻る
ということ
なのにね。
実を言うと、
この氷塊のような
ものは
一気にすべて
壊したいものだ。
でもそれは
さすがに
人間として耐えられる
恐怖の度を
超えすぎる。
人の心というのは
耐えられる限界が
ある。
だから
耐えられる限界
スレスレの
最大スピードで
少しずつ
自分を
溶かしていく。
本来の自分に
戻るために。
本来の生き方に
戻るために。
氷塊がすべて
溶けてしまう
ということは、
自分が
無になる
ということではない。
そこからが
本当に
生の誕生なんだ。
つづく
まっすぐな道が
観えるなら、
進めばいい。
観えなくても
感じるだけでも
いい。
「まっすぐさ」
これを感じる
ということは
「全力で進みたい」
という
自分自身の
真本音の意志だ。
そこに
素直になればいい。
そこで
変な躊躇をしていると
いつしかその
「まっすぐさ」
は消えていく。
一度消えてしまうと
また復活させるには
かなりの苦労が
要る。
せっかく手に入れた
「まっすぐさ」
は
存分に味わえばいい。
全力疾走だ。
これをすると
全力だと思っていた
自分の限界が
本来の自分の
わずか1割の力
にしか
過ぎなかったという
事実を知るだろう。
であれば
そこからさらに
全力を出そう。
つまりは
そこからが本当の
加速だ。
そして
良い加速ができれば、
ある時ふと
その道を離れ、
頭上の空から
道を見降ろしている
自分にも
気づくだろう。
その自分は
空にいるので、
かなり遠くまで
見通せる。
ほんの一瞬かも
しれないが
道の彼方を
垣間見れるかも
しれない。
それはそれで
自分から自分への
プレゼントだ。
プレゼントは
素直に受け取れば
いい。
要はだね、
遠慮するな、
ということだ。
まっすぐな道は
まっすぐ気持ちよく
進むために
あるのだから。
つづく
まっすぐな道なんて
所詮は歩けない。
・・・そう思う前に、
一度、思い切って
歩いてごらんよ、
まっすぐに。
そして
行けるところまで
まっすぐ
行っちゃおう。
この辺くらいまでなら
行けるかな、
とか
あの辺くらいまでなら
大丈夫かな、
とか、
予測を立てている
暇があったら、
一歩でも前に
進んでみようよ、
まっすぐに。
もちろん
いろんなところに
限界はあるだろうが、
その限界を
自分の思い込みで
決める必要は
これっぽっちもないんだ。
どうせまっすぐ
歩けないから、
最初から曲がりくねって
進むんだ、
・・・だと?
歩いてもないくせに
勝手に決めんなよ。
何もやる前から
妥協すんなよ。
妥協しながら進むより、
多少転びながらでも
自分の行きたい道を
堂々と進む方が
多少痛くても
全然気持ちがいいよ。
勢いで行け、
と言っている
わけじゃない。
まっすぐだけど、
その分
丁寧に行くんだ。
一歩一歩に
想いを込めて。
魂を込めて。
地に足がつく
その感触を
充分に噛み締めながら、
一歩、また一歩と
進んで行くんだ。
そうすれば
行けるもんだよ。
思っているよりは。
どうしても
進めなくなったら、
そこでじっくり
考えればいい。
そこまでの
一歩一歩が
丁寧であればあるほど、
智慧は生まれるよ。
自分の道を
決めるんだ。
自分の道を
進むんだ。
まっすぐにね。
つづく
目の前に
まっすぐな道が
延々と
続いている
イメージをしてみて
ください。
もし
どうしても
曲がった道しか
イメージできない場合は、
どうすれば
まっすぐな道に
なるだろうか?
と自分自身に
問うてください。
まっすぐな道に
なるために、
今の自分に
必要なことは
何だろうか?
まっすぐな道に
なるために、
今の自分が
変えなければ
ならないことは
何だろうか?
などの問いも
よいでしょう。
まっすぐな道を
イメージできる人は
その道を
一気に進もうと
今、
決意しています。
しかもその
スピードは、
恐らく、
過去最高
です。
過去最高の
加速と
過去最高の
速度を
出そうと
しています。
過去最高を
記録するために、
今の自分に
必要なことは
何だろう?
今の自分が
今のうちに
準備しなければ
ならないことは
何だろう?
と、
自分に問うて
みてください。
・・・・・・
「過去最高」に
挑戦しようと
する人が、
今、
過去最高に
増えていると
私は最近
強く実感しています。
結構、
今の私は
感無量です。
あぁやっと
こんな時代に
なったのだなと、
なぜか
とても思えます。
まずは
この状態までに
来たかったんだ、
と
私の真本音も
笑っています。
きっと今、
私と同様に
真本音が笑っている
人が
多いのでしょう。
とても
穏やかな
気分です。
実在のレベルで
これだけ
穏やかさを
感じるのは、
ひょっとすると
生まれて初めて
かもしれません。
・・・・・・
「まっすぐな道」
の彼方に、
もし観えるものが
あれば、
それをしっかりと
キャッチしてください。
例えば私の場合、
七色に輝く
光が観えます。
その光と
じっくり向き合って
いますと、
何となく伝わってくる
メッセージが
あります。
それを言葉に
すると
次のようになるでしょうか。
「あなたはまだ
本当の自分を
まったく知らない。
これからだよ、
本当に楽しいのは。」
はははっ。
まぁ、
楽しみましょうか。
つづく