今、何をする?

 

一つ、

仕事が終わると

私は目を閉じる。

 

そして

何も考えず

じっとしている。

 

すると自然に

次の仕事に取り掛かろうか

という意識が

湧いてくる。

 

その状態になって

私は

「今から何をする?」

自身に問う。

 

問うた瞬間に

答えが浮かぶ。

 

その浮かんだ仕事に

すぐさま

取り掛かる。

 

・・・このやり方を

繰り返すと、

非常に気持ちが良い。

 

仕事が

タンタンタンと

進む。

 

今、何をやるか?

 

その明確な答えを

私達は持っている。

 

今、やることを

今、やる。

 

そこに忠実になる

だけで、

実に一日が

気持ち良くなる。

 

今、やることを

今、やることで、

 

なかなか凄い

集中力が出る。

 

そりゃそうだろう。

 

今、やると

決めていることを

今、やるのだから、

その時間は

他のことには

意識がまったくいかない。

 

そして

そんな状態になれば

自然に

直観力が増す。

 

恐らく

同じ仕事を

今、ではない別のタイミングで

行なったとしたら、

 

このような直観とは

出会わなかっただろうな、

と思えるような

発想と巡り合える。

 

だから

仕事の生産性も

質も増すことになる。

 

いや、

 

これは仕事に関する

ことだけではない。

 

一日の自分の

あらゆる行動について

言えることだ。

 

今、やることを

今、やる。

 

これができずに

今、やることを

やらず、

今、やることではないことを

やってしまうことで、

私達は、

集中力も直観力も

生産性も減退する。

 

もちろん

不調和が起こる。

 

とても

単純なことでは

ないか。

 

時間を大切に

する。

 

人生を大切に

する。

 

自分を大切に

する。

 

・・・その基本は、

ここにあるのでは

ないかと

私は毎日、思っている。

 

つづく

 

今と共に

 

私達に与えられた

唯一の現実は

 

「今」

 

である。

 

私達は

「今」という現実を

生きている。

 

だから

「答え」はすべて

「今」にある。

 

ちゃんと

「今」を生きている人は

自らの「答え」に

「今」気づくことができる。

 

どの「今」に

気づけるか?

ということも

だんだんとわかるようになる。

 

「今」はまだ

答えは出ないな。

 

あっ「今」ここで

答えが出るな。

 

・・・ということが

わかるようになる。

 

これができると

人生はとても

楽になるし

 

自由になる。

 

逆に言えば、

私達は

「今」から意識が外れる

ことで

 

迷わなくてよいところで

迷い、

 

本当は決められるのに

その瞬間を

逃し、

 

人生の路頭に迷う。

 

でも実は

どれだけ路頭に迷っても

「今」に戻り

「今」を生きれば

 

すぐに

本来の自分に

戻れるんだ。

 

「今」にいない

ということは、

 

「世界」と分断されている

状態だ。

 

それは

孤独だ。

 

私達が唯一

「世界」とつながれるのは

「今」だけだ。

 

「今」に生きている

人はだから、

孤独ではない。

 

すべてとの繋がりを

「今」感じ取る

ことができる。

 

それは理屈ではない

感覚だ。

 

だから、

 

人生がわからなく

なったら

「今」に戻ろう。

 

今この瞬間に

意識を集中させ

 

今この瞬間を

生きよう。

 

そのためには

まずは

「今」をゆっくりと

感じ取ることだ。

 

呼吸を整え、

「今」の自分と

「今」の世界を

両方同時に

感じ取ってみよう。

 

「今」を

味わい尽くしてみよう。

 

その状態で

生きるんだ。

 

その状態で

ずっと

生きるんだ。

 

つづく

 

今にしかできない挑戦がある

 

私達は

「今にしかできないこと」

をしている。

 

よく

「今の自分」の

未熟さを見て、

 

「今の自分は価値がない」

 

と自己評価する人が

いる。

 

自己評価だけであれば

まだ良いのだが、

それにより

 

「何をやっても無駄」

 

という方向に

意識を向けてしまう人が

残念ながら多い。

 

しかし、

最初から

成熟している人間

なんて

一人もいない。

 

未熟な時期を経て

初めて

成熟に向かう。

 

未熟な時期を

「未熟な自分」として

しっかりと体験・経験

することによって、

 

初めて成熟を

手に入れる。

 

これはもちろん

人間として

という話だけではなく、

仕事の能力の面でも

まったく同じ。

 

しかも。

 

私達人間なんて

ずっと未熟では

ないか。

 

未熟だからこそ

進化がある。

 

未熟さを

いかに楽しむか?

 

ではないか、

大切なのは。

 

しかも

「未熟さ」のとても

素敵なところは、

 

昨日の未熟さと

今日の未熟さは

異なる

 

ということだ。

 

未熟さと真摯に

向き合えば、

一歩一歩

成熟に向かい、

結果として、

 

今の未熟さは

今にしかない

 

ということに

なる。

 

これって

とても素敵なことでは

ないか。

 

だから。

 

今にしかない

今の未熟さを

存分に味わいながら

存分に楽しもう。

 

今の未熟さだから

こそできることを

見つけよう。

 

今の未熟さだから

こそできる冒険を

しよう。

 

今の未熟さだから

こそできる挑戦を

しよう。

 

それが

「今を生きる」

ということだと

私は思うね。

 

つづく

 

夢はわかるかい?

 

夢を持つことは

やっぱり

大事だなぁ。

 

でも、

とりあえずの夢

なら

持たない方がいい。

 

ちょっと

極端な言い方

だが。

 

とりあえずの夢

は、

とりあえずの人生

創り上げてしまう。

 

であれば、

本当の夢が

見つかるまでは、

 

「今この瞬間」

 

に集中すると

いい。

 

今この瞬間を

本当に

本当に

大事にするのだ。

 

本当に

本当に

大事にする、

とは

 

今この瞬間を

愛でる

ということだ。

 

愛でる、

とは

満喫すること

だと

私は思う。

 

今ここにいる

自分自身。

 

自分の魂。

 

自分の心。

 

自分の体。

 

さらには

自分以外の存在。

 

周りにある

すべてのもの。

 

周りにいる

すべての人。

 

自然、人工物、

目に見えるもの達。

 

そして、

目の届かない

ところにある

すべてのもの達にも。

 

それらに

意識を向け、

すべてを

あるがままに

感じる。

 

これが

満喫であり、

愛でることだと

私は思う。

 

もちろん、

そこには

自分の嫌いなものも

目を向けたく

ないものも

あるだろう。

 

でも、

その「嫌い」という

気持ちも含めて

すべてを

満喫してしまおう。

 

そんなつもりで

今この瞬間を

大切にして

みよう。

 

そんな一日を

過ごして

みよう。

 

今日

それができたら、

明日も

そうしてみよう。

 

一日一日、

そんな毎日を

積み重ねよう。

 

そうすれば、

自ずから

未来が観えてくる。

 

最初はそれは

漠然としたもの

かもしれない。

 

でも、

だんだんと

具体化してくる

だろう。

 

それが

本当の夢。

 

みんなそれは

必ず出会える。

 

ちゃんと

生きれば。

 

そして

本当の夢が

わかれば、

さらに

今日という一日を

愛でることが

できるだろう。

 

それによりさらに

夢は

具体化してゆく。

 

今と未来の

コラボが

始まり、

 

今と未来が

まっすぐに

つながる。

 

誰もが

それはできる。

 

誰もが

今この瞬間から

それを

始められる。

 

つづく

 

未来に向かっていきましょう

 

未来がわからない

というのは

素敵なことです。

 

1秒後に

何が起こるかわからない

というのは

素敵なことです。

 

私達は

3次元という世界に

生きていますが、

いつも申し上げることですが、

3次元世界独特の魅力の

大半が

この、未来がわからない

ということです。

 

最近、

ちょっと極端な言い回し

ばかりをしているような

気がしますが、

今回もまた、ちょっと

極端に言いますね。

 

未来を予測するなんて

まったく意味がない。

 

と私は思ってるんです。

 

だって、

せっかく未来がわからない

という魅力的な世界に

いるのに、

予測してどうすんの?

・・・と。

 

これは私の体験上の

ことですが、

未来を予測すればするほど、

反応本音が

たくさん発生します。

 

そして

肝心なことが、

観えなくなってしまいます。

 

肝心なことの

代表的なものが、

「次の一歩」

です。

 

自分が本当は

どのような「次の一歩」を

踏み出そうとしているのか。

 

それが

わからなくなって

しまうのです。

 

未来とは、

予測するものでは

ありません。

 

・・・・・・

 

しかし、

未来に意識を向けることは

とても大事です。

 

「未来に向かって

いきましょう!」

 

というメッセージは

すべての方々に

お伝えしたいことです。

 

なぜなら私達は

紛れもなく、

未来に向かって生きて

いるからです。

 

未来とは、

予測するものではなく、

願うものです。

 

心から、

というよりも

魂から願うものです。

 

そして

その願いに向かって

未来とは

自ら創り上げるものです。

 

予測をして

それに合わせて、

自分の道を決める。

 

小賢しい!

と、私は思います。

 

・・・はい、

かなり極端な言い回しです。

すみません。

 

でも、

そこから自由になれると

その人は本当に

毅然と

「今」

に集中できるんです。

 

最も大切なのは

「今」

に生きることです。

 

「今」

に集中することです。

 

未来の予測は

そこを阻害します。

 

「今」

には、

「すべて」

があります。

 

本当は、

「今」

には

「過去」も「未来」も

すべてが

融合されています。

 

私達の高い次元では、

過去も今も未来も

すべてが「一つ」です。

 

これを

3次元的な表現で言えば、

高い次元の私達は

未来をわかっています。

 

未来を

知っています。

 

すべてを

知っています。

 

その、

高い次元の私達の意識が

発動する唯一の条件が

「今」に

集中することなんです。

 

「今」に生きる

ことなんです。

 

ですからそこに

淀みが起こることは、

自分が本来創り上げる

未来を

創り上げられなくなる

ということにつながります。

 

3次元の世界に住む

私達にとって

最も大切な生き方が

「今」に生きる

ことです。

 

・・・・・・

 

素直な気持ちで

「未来」を

願いましょう。

 

できるかどうか?

実現できそうかどうか?

ではなく、

自らの純粋な想いが

大切です。

 

その願いをいつもいつも

大切にしながら、

「今」に

向かいましょう。

 

「今」に向かうとは、

「今、何をするか?」

をとことん大切にする

ということです。

 

淀みのない

「今の行動」を

決めるということです。

 

その「淀み」が

いつも完全になくなっている

状態を

真本音度合い100%と

私は呼んでいます。

 

この状態には

本当は

すべての人が

なれるのです。

 

私の願いは、

そういった人が

一人、また一人と

増えること。

 

そして世の中の

1割以上の人が

そうなれること。

 

1割の人がそうなれば、

世界は間違いなく

変わります。

 

それが私の

未来への願い

です。

 

つづく

 

今をかみしめよう

 

私達の人生には、

「今しかできないこと」

があります。

 

過去の自分では

できなかったこと。

 

と同時に、

未来の自分にも

できないこと。

 

つまりは、

今の未熟さがあってこそ

できること。

 

そういったものが

必ずあります。

 

今を大切にする、とは

今しかできないことを

やり切る

ということでもあります。

 

私達は

目指す自分の姿と

今の自分の姿と

見比べて、

「あぁ、まだまだだなぁ」

と落胆します。

 

そういった落胆が

成長意欲を掻き立てて

くれることも

確かにありますが、

 

今の自分は、

今のこの瞬間にしか

存在しないのです。

 

今の自分。

 

この自分。

 

ここにいる自分。

 

・・・だからこそできる

一つの行動。

 

それを一つ一つ

丁寧に

人生に刻みつけて

いきましょう。

 

・・・・・・

 

大変、ありがたい

ことですが、

私よりも若い方達が

 

「たけうちさんみたいな

力を持ちたい」

 

と言いながら、

私から学ぼうと

されています。

 

本当に

ありがたいことです。

 

彼らは、

自分と私(たけうち)の

能力を見比べて

「自分はまだまだ・・・」

と少し落ち込みます。

 

そしてとても真剣に

私に向かってきます。

 

そんな彼らの

真剣さと真摯さと、

彼らの放つエネルギーが

本当に心地よく、

 

あぁ、俺もう、

死んでもいいかな。

 

と思えるくらいに

幸せになります。

(死にはしませんが。)

 

でも、

彼らは、今の私(たけうち)と

自分自身を比べる

のですが、

そりゃ、能力劣っていて

当たり前ですよね。

だって、私は

22、3年もずっとこの仕事

続けてるんですから。

 

今の彼らの年齢の頃の

私は

はっきり言って

今の彼らの足元にも

及びません。

 

ですから私は

純粋に彼らを

尊敬しています。

 

尊敬できる人達に

教えることができる、

という

この悦び。

 

この悦びを

どう表現すれば

よいでしょうか。

 

・・・・・・

 

人一人の人生は

短いです。

 

ですから、

人の意志や願いや祈りは

人から人へと

伝承されていきます。

 

それをすることこそが

私達人間の

根本的欲求の一つ

だと思います。

 

一人の願いが

他の人の願いと共に

絡み合い、融合されながらも

永遠に続いて行く。

 

願いや意志は

目には見えませんが、

ずっと「ここ」に

残ります。

 

そういった自分の

願いに基づいて、

今ここを

大切にしましょう。

 

自分の願いに基づき、

今ここにいる、

今にしかいない

自分が、

今しかできないことを

するのです。

 

それが

人生です。

 

人生の

醍醐味です。

 

今を

かみしめましょう。

 

今は

今にしかありません。

 

今を

かみしめることが

できる人は、

永遠を

かみしめることが

できるのです。

 

つづく

 

今この瞬間の冒険をしよう

私達の人生には

「今」

しかできないことが

あります。

 

そして、

「今」

してはならないことも

あります。

 

今は、

何をするための

この瞬間なのだろうか?

 

この、極めて重要な問いを

自分に投げながら

生きることが大切ですが、

 

それをし続けるのも

疲れますね。

 

そんなことを考えるよりも

もっと

「自由」

に今を生きたい、

 

と考える人が

ほとんどではないでしょうか?

 

今の意味を

大切にしたい。

 

でも、

今を自由に生きたい。

 

この二つの想いは

相反するもの

でしょうか?

 

いえ、

違いますよね。

 

今の意味を

大切にすることと、

今を自由に

生きることとは、

 

本質は

同じです。

 

「一つ」

のことです。

 

なぜなら

この二つを同時に

大切にすることこそが、

「真本音で生きる」

ということですから。

 

・・・・・・

 

「真本音で生きる」

とは、

・今ここでしかできないこと

をして、

・今ここではしてはならないこと

をしない

ことです。

 

しかしそれを

頭で考えながら判断するのでは

ありません。

 

今を生きるとは

瞬間瞬間を生きることです。

 

0.1秒、0,01秒、0.001秒・・・

の瞬間瞬間です。

 

そのスピード感に

臨機応変に対応できるようには

私達の頭(顕在意識)は

できていません。

 

むしろ

頭で判断しようとすると

「今」を逸します。

 

頭と心は

「自由」にすることが

重要です。

 

頭と心が

「自由」になるからこそ、

私達の真本音は

発動します。

 

すると、

「今、これをしよう」

「今、これはやめよう」

という直観が

自然に湧き続ける状態と

なります。

 

その「直観」こそが

真本音の意思であり、

私達自身が

本当に望んでいる

今この瞬間の選択です。

 

セルフコーチングとは、

その状態を創り出す

ためのものです。

 

・・・・・・

 

セルフコーチングと

言いますと、

これまでも書かせて

いただきました通り、

 

自己対話

であったり、

 

自分に

「問うて、待つ」

であったり、

 

いったん止まって、

ゆっくりと自分と向き合い、

自分との

会話をする

というイメージが強いと

思います。

 

もちろんそれも

重要ですが、

それはあくまでも

セルフコーチングの一部であり、

一つのステップに

過ぎません。

 

本当の自己対話とは

今を生きている

この瞬間、この瞬間

にこそ必要なものです。

 

いったん止まらなければ

自己対話できない

ということでは、

セルフコーチングの意味は

ありません。

 

頭で意図的に

自己対話しなくとも、

常に

真本音の自分自身と

対話し続けている状態を

創る。

 

それが

セルフコーチング力を高める

最初の目標です。

 

そのためにはやはり、

訓練や練習が

必要です。

 

しかしその訓練や練習は

とても楽しいものです。

 

その楽しさと、

セルフコーチング力が

高まっていく悦びを、

私は多くの皆様に

ご体験いただきたいなと

思っています。

 

・・・・・・

 

セルフコーチング体験とは

自分探検そのもの。

 

そして自分探検とは、

心の中の探検をする

だけではなく、

 

現実世界における

自分探検こそが

重要です。

 

自分の心と向き合ったら、

こんな発想があった。

 

その発想を

行動に移したら、

こんな風に現実が変わった。

 

すると私自身が

こんな風に変化した。

 

すると皆が

変化し始めた。

 

また、現実が変わった。

 

また、私の発想が

変わった。

行動が変わった。

 

皆が変わった。

 

現実が変わった。

 

いったい、私は

どこまで

行ってしまうのだろう?

 

・・・と、

まるで冒険の旅に

出るかのような

現実体験こそが、

セルフコーチング体験です。

 

そのためのサポートが

私の役目。

 

今後、私もますます

加速します。

 

つづく

 

今、ここにいないでしょ

自分のことしか

考えない人は、

自分が今ここにいることに対して、

いったいどれだけ周りから

様々な力をいただいているか?

ということを

まったく気づけないままに

生きることになります。

 

自分のことを

わかっているのは、

自分だけ。

 

誰も自分のことを

理解してくれない。

 

理解しようとも

してくれない。

 

ひょっとするとそれは

事実かも知れません。

 

しかしその事実を

創り出しているのは

自分自身であるという

事実もあり、

もしそこに本当に気づけたら

その人はもう8割くらいは

そこから抜け出せたと

言えるでしょう。

 

自分の孤独を

創り出していたのは、

実は自分自身であった。

 

そして、

自分の現実を

創り出していたのは、

実は自分自身であった。

 

この単純な事実を

もしほとんどの人が

腑に落とすことができたら、

それだけで

世の中は変わると

思うのです。

 

ところが。

 

ご承知の通り、

そう簡単にはいかないのが

現実でもあります。

 

ここで、

ちょっと視点を

変えて。・・・

 

「あなたは今、

どこにいますか?」

 

と問われて、

あなたは何と

答えますか?

 

時たまですが、

私は突然クライアントさんに

そのように問うことが

あります。

 

多くの人は

 

「ここにいます」

 

と答えます。

 

でも本当に

そうでしょうか?

 

次の問いを

真摯に受け取って

みてください。

 

その上で、

自然に浮かぶ答えを

自分の中から

聴いてみてください。

 

「あなたは今、

本当に、ここにいますか?」

 

どうでしょう?

 

どんな答えが

浮上しますか?

 

やはり、

「ここにいます」

という答えですか?

 

もし

「ここにいます」

という答えでしたら、

次の問いを

自分に投げてください。

 

「本当に本当に

ここにいますか?」

 

そして、

 

「本当は

どこにいますか?」

 

と。

 

なんでこんなことを

書くかと言いますと、

今、「ここにいる」人が

極度に減っているからです。

 

これは

ここ2〜3週間の

傾向です。

 

私の印象では、

ほぼ、すべての人が

どこかに行ってしまっている。

 

ここに、

心と体はあるけれど、

魂が

どっかに行ってしまっている

のです。

 

もう一度、

このように問うて

ください。

 

「今、私は本当は

どこにいるのだろうか?

どうして、

そこにいるのだろうか?」

 

ここにいないことを

決して悪いことだと

思わないでください。

 

意味があって

あえて、

ここにいないのだと

思ってください。

 

どこかに行っていて

いいんだよ。

今は、そんな

時期なんだよ。

必要があって

そうしてるんだよ。

 

という気持ちで

自分自身に

問うてください。

 

「今、私は

どこにいるの?

何のために

そこにいるの?」

 

そして

さらに次のように

問うてください。

 

「何が完了したら、

ここに戻って来れるの?」

 

自分がここにいない、

真の理由を

できるだけ明確に

してください。

 

それをしなければ、

あなたはだんだんと

孤独になります。

 

そして冒頭に書いた通り、

自分のことしか考えない

という状態に

入ります、

今、ここにおいては。

 

私達人間は

「今、ここにいて

今、ここを生きる」

ことができて初めて、

周りとのつながりを

実感できるように

できています。

 

今、ここにいないということは

本来の自分を

見失うことに

直結します。

 

しかし、

今、多くの人が、

わざと

「今、ここにいない」

という状態を創り出して

います。

 

理由は

今の私にはわかりませんが、

恐らく、

そのうちに、近いうちに

わかるでしょう。

 

ただ、私が

皆さんにお伝えしたいことは、

今自分は、ここにいないのだ

という事実を知り、

そして、そのことに

大いなる意味があることを知り、

そういった状態にある自分を

許し、

大らかな眼差しで

自分を見つめてあげてほしい

ということです。

 

皆さんは今、

今ここから離れることで

何かを得ようとしています。

 

早くそれが

得られればいいなと

願います。

 

つづく

 

本当に望む未来を描くには

今、自分は確かな道を

歩んでいる。

 

・・・という実感は、

未来が見通せているから

得られる、

というわけではありません。

 

むしろ私達の真本音

(真本音のことをあえて

魂と表現します。

あえて、ですが・・・)

私達の魂は、

わざと自分自身に

「未来を見せない」

ということをするケースが

多いです。

 

なぜなら、

私達に「準備」ができていない

からです。

 

「準備」が完了しないうちに、

もし私達が「未来」を

観てしまったら、

どうなるでしょうか?

 

多くの場合、

私達はその「未来」に

縛られることになります。

 

「未来」が

プレッシャーになります。

 

もしくは、

「未来」と今のギャップの大きさに

無気力になってしまう

かもしれません。

 

私達が真本音(魂)で

決めている「未来」は、

準備ができた時点で

「徐々に」

観えてきます。

 

つまり

「段階」があるのです。

 

一つの準備が完了すれば、

一つ、未来へのヒントが

わかります。

 

そしてもう一つ次の準備が

整えば、

未来像がより具体的になります。

 

さらにまた次の準備が

整えば、

さらにまた未来の姿が

明確になります。

 

・・・というように、

自分自身の準備には

ステップがあり、

そのステップに応じるかのように

未来が「徐々に」

観えてきます。

 

それを真本音(魂)は

意図的に行なっています。

 

よく、こんな声を

聴きます。

 

「私はどうしても未来を

描けません。

どう描いても、ピンときません。

違和感ばかりで、

未来を描く気になりません」

と。

 

それはまだ

未来を観るだけの準備が

整っていないのです。

 

私も自分自身の

人生のビジョンが浮かぶまでは

だいぶ時間がかかりました。

 

本当の意味での

私の人生のゴール(と決めていること)

がわかったのは、

たったの3年前です。

 

「わかった」と言っても

まだまだ抽象的です。

 

すべてが明確に

観えているわけでは

ありません。

 

でもそれで充分です。

 

必要な時に

必要な未来は

必ずわかるからです。

 

それよりも大切なのは、

「必要な時に

必要な未来が

ちゃんとわかる自分で

あること」

です。

 

人によっては

「準備」が一生整わない

というケースもあります。

 

いえ、実は

そんな人が圧倒的

多数です。

 

もしくは、

「準備」は整っているのに

未来を観ることができない

人もいます。

 

「必要な時に必要な未来が

ちゃんとわかる自分になる」

ためには、

必須なことが

一つ、あります。

 

それは言葉を換えれば、

 

「どんな人が

自分が本当に決めている

未来(ビジョン)に

気づくことができるか?」

 

という問いの答えです。

 

その答えは

単純明快です。

 

「今を大切に

生きている人」

 

です。

 

では、

「今を大切に生きる」

とは、

どういうことでしょうか?

 

これも

単純明快です。

 

「自分の本当に望む生き方を

今この瞬間に

大切にする」

ということです。

 

「今」とは、

この3次元の世界においては

唯一の「現実」です。

過去も未来も、

「現実」ではありません。

私達の頭の中にあること

です。

 

自分を大切にするとは、

「現実の自分」を

大切にすること。

人生を大切にするとは、

「現実の人生」を

大切にすること。

 

それはつまり、

唯一の現実である

「今」を大切にすること。

 

・・・私達の真本音(魂)は

そのように捉えてます。

 

どれだけ

未来を大切にしようと

思っていても、

今を大切にしない人は

一生、未来を大切にすることは

できないのです。

だって、

今の積み重ねが未来を

創るのですから。

 

今を大切にできる人が

未来を大切にできる。

そして、

今、望む生き方のできる人が

望む未来を実現できる。

 

そんな「事実」を

私達の真本音(魂)は

大切にしています。

 

「人生のあらゆる場面において

今、大切にしたい生き方」

のことを

私は、「人生理念」と

呼んでいます。

 

それは、

「今この瞬間に、

私は本当はどんな生き方を

したいか?」

の、その人その人の

真本音の答えです。

 

魂が望んでいる

答えです。

 

私はそれを

シンプルに言語化

することを

お勧めしています。

 

言葉として表すことは

有意義です。

 

それがもし

真本音(魂)から浮かび上がる

言葉であれば、

その言葉そのものに

深いパワーが宿るからです。

 

その言葉を

心の中でつぶやくだけで、

シュッと「本来の自分」に戻れる、

・・・そんなパワーが

宿ります。

 

そして、

その「人生理念」を

自分自身の心の中心に

いつも置いておくのです。

 

つまり、

魂の望む生き方を

心の中心に据えるのです。

 

それにより、

「今を大切にする度合い」は

圧倒的に高まります。

 

真本音度合いも

圧倒的に高まります。

 

そして、

その状態でいつも楽しく

未来を描くのです。

 

未来を描こうと

するのです。

 

すると、

必要な時に必要な未来が

自分の中心から

湧き上がってきます。

 

それは

頭で無理矢理に考える

ものではありません。

 

それはもう

私達の中にすでに

存在していますから、

必然的に

浮かび上がってくるのです。

「徐々に」

ではありますが。

 

たとえ

未来がわからなくとも、

今を大切に生きていれば、

「今の私は望む未来に

着実に向かっている」

という確信に

満ちてきます。

 

「今と未来のつながり」

を実感できます。

 

それはとても

気持ちのよいこと。

 

未来を見通せるから

確信が起こるのでは

ありません。

 

今を大切にするからこそ

未来への確信が

自然に生み出されるのです。

 

つづく

 

未来を描くことで、道が閉ざされる

現象レベル(現実世界)においては、

私達は

今この瞬間

に生きています。

 

現象レベルにおいては、

過去も未来も

存在しません。

 

もちろん実在レベル(心の中の世界)では

過去も未来も

実在としてしっかりと

存在しています。

 

しかし、

現象レベルでは

「今」

しかありません。

 

過去と未来の存在は

ここにはないのです。

 

今がすべて、

なのです。

 

ですから、

現象レベルにおいて

「自分を大切にする」

とは、

「今を大切にする」

とイコールです。

 

今を大切にしない人に

望む未来は

訪れない

ようにできています。

 

私達のこの顕在意識も

現象レベルのものです。

 

この顕在意識に

自分自身の確かな未来、

つまりは

真本音のビジョン

が浮かび上がるためには、

今を大切に生きる

という大前提が必須です。

 

要するに

一言で言えば

こうなります。

 

「今を大切にすることで初めて、

本当に望む未来が観える。」

 

そして逆に表現すれば、

 

「今を大切にできていない人には

望む未来は決して観えない。」

 

という大原理です。

 

ところが、

いかがでしょうか?

 

「未来志向」という

言葉があります。

 

まずは未来を

描きなさい、と

よく言われます。

 

まずは自由に未来を描き、

その未来から逆算して

今の行動を決定しなさい、と。

 

上記の原理だからすれば、

それは自然の流れからは

反しているということになります。

 

実際に、

ずっと以前は私も

まずは未来を描くという

サポートの仕方をしていたことが

あります。

 

しかしほぼ9割以上、

上手くいきませんでした。

 

未来を描いているその時点では

気持ちが良いのですが、

その未来に向かって

行動を始めると、

途中で皆、あきらめてしまうのです。

 

そして、

「あんな未来、描かなればよかった」

と言う人も出てしまいました。

 

今から考えると

そうなるのは当然です。

 

その人達は、

今を大切にしていなかった。

その状態で自由に描いた未来とは

反応本音レベルのものだった

からです。

つまり、

本当に望む未来とは別の未来、

ただ単に

「こうなればいいな」

くらいの空想、

今の状況下で反応的に湧く

だけの妄想、

に過ぎなかったからです。

 

それでは

行動に移せば苦しくなるのは

当然です。

 

すぐにあきらめるのも

当然です。

 

ですから、

個人に対しても組織に対しても

現在の私のサポートの基本は

「今」に集中する

ところから始まります。

 

「今」を大切にするとは

どういうことか?

を頭の理解ではなく、

全身で理解できるように

なることを

最初のステップとしています。

 

それはつまり、

今の自分の心と向き合い、

今の目の前の現実と向き合い、

次の一歩を

自らの真本音で決断し、

その通りに行動する

ということの連続です。

 

これをし続けると、

その人の真本音度合いは

どんどん高まります。

 

そして、

ある一定以上の真本音度合いに

なれば、

ある時ある瞬間から

その人の発する空気感が

変わります。

 

その空気感は

独特のものです。

 

それは、

 

「未来と繋がった空気感」

 

と言ってよいでしょう。

 

つまり、

その人の実在レベルですでに

存在していた未来

(本当に望む道と、その先にある未来)

が、

顕在化しようとする空気感

です。

 

この空気感の変化は

個人も組織も同じです。

 

個人も組織も

その空気感を漂わせるように

なったら、そこで初めて

私は、

「では、未来を描きましょう!」

とお勧めします。

 

すると、

真本音の未来が

浮上し始めます。

 

その未来とは、

「こうなれたらいいな」

レベルのものでは

ありません。

 

「あっそうだよね。

こうなるよね。

これを実現するのは

当然のことだよね」

という非常に確信に満ちた

力強いものとなります。

 

「イメージの未来」

ではなく、

「実在の未来」

だからです。

 

単なるイメージの未来や

無理な未来を描いても、

現実逃避につながります。

 

今と向き合い、

今を大切に生きることで

本当に望む未来が観えます。

 

そして

本当に望む未来が

明確になることで、

今をもっともっと

大切にできるようになります。

 

この順番を

私達は

大切にしましょう。

 

つづく