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- 強さ
息が苦しくなれば、
私達は
たったそれだけで
周りを見れなく
なる。
ほんのちょっとした
ことで、
私達は現実と
向き合えなくなる。
そして
一度、内に篭れば
そこから出ることは
非常に困難だ。
弱いものだな、
と思う。
しかしその
自分の弱さを
自ら知り、
受け入れている人は
強い。
弱い自分を
何とかしようと
するよりも、
弱い自分を
もう、そういうものだと
諦めて、
その上で、
じゃあどうするか?を
探究する。
それが
人の強さとなる。
弱さとは、
強さの
きっかけである。
弱さを
強さに変える
のではない。
弱いままだからこそ
強くなれる。
これが
私達人間だ。
そして、
強さとは
頑固さではない。
頑固さとは
弱さの一つの
現れだ。
強さとは、
しなやかさであり、
柔軟性であり、
包容力だ。
しかし
包容力とは
「私はすべてを
包み抱きます」
とやっている人は
まやかしだ。
それは
強さのフリを
しているだけで、
フリが上手いだけ
である。
真に包容力の
ある人は、
自分の包容力には
気づいていない。
ましてや
それを「売り物」
にはしない。
自分の弱さに
真摯に
向き合い続ける人
こそが、
自然に
包み抱くことが
できる。
本人の意図
ではなく。
しかしこう考えると、
まったく人間とは
難しい。
よくこんな難しい
生き物が
生まれたものだと
感心する。
しかし
難しいと思うから
難しい。
やることは
至ってシンプルだ。
今この瞬間を
真摯に生きる
のみだ。
弱さも
強さも
そのままに。
あるがままに
生きるのみだ。
つづく
ある会社では、
8名の幹部さん達が
経営を担っていました。
彼らは一致団結しながらも
会社の根本的改革に
取り組んでいました。
ところが、
ある日を境に突然、
8名のうちの3名が
幹部を抜けることになりました。
3人とも
会社に来れなくなったのです。
「会社に来るのが怖い」
と言い始めたのです。
そして3人ともが、
退社の方向にありました。
また、ある別の会社では、
これまで社内の雰囲気が
とてもよく、
社長以下、全社員さんが
「我社は本当に人を大事にする
居心地の良い会社です」
と、明るい表情で胸を張って
言われていました。
ところが、ある日を境に、
社員さん同士が
深刻な対立を始め、
立て続けに
数名の社員さんが
辞めていくことになりました。
原因は
明白でした。
2社とも、
「15タイプの風」が
社外から流入したのです。
(→前回記事参照)
前者では、
幹部さんではなく、
ある一般社員さんから
でした。
そして後者では、
新しく入ったばかりの
明るい女性社員さんから
でした。
お二人とも
その社員さんご自身には
何の問題もありませんでした。
ところが、
そのご家族に15タイプが
いらっしゃることが
わかりました。
そのご家族も
もともと15タイプだったわけではなく、
他の15タイプの人からの
風を受け、
15タイプにまで落ちてしまった
ようです。
さらに別の例ですが、
ある小学校の先生は、
自分が鬱になるのではないか?
という悩みを抱え、
私のところにいらっしゃいました。
面談してすぐに
わかりました。
その先生も
「15タイプの風」に
やられていました。
それは、ある生徒さん
から来ていました。
その生徒さん自身には
問題はありません。
ところが、
その生徒さんのご両親が
15タイプになってしまっていた
ことがわかりました。
こういった例を
挙げ出すと、
キリがありません。
皆、
前向きな人ほど、
やられてしまいます。
誰よりも人を大切にし、
誰よりも会社を大切にしようと
真面目に取り組んでいる人ほど
やられてしまいます。
この人が
おかしくなるはずがない、
と思われている人ほど、
やられてしまいます。
「15タイプの風」には
そんな傾向があるのです。
ただ、・・・
以上の3例はすべて
今は改善されました。
今は、15タイプの風は
吹いていません。
いえ、
正確に言えば、
15タイプの風がたとえ吹こうとも
まったくビクともしない
強さを、
今は誇っています。
15タイプの風にやられることで、
多くの人は
かなりのダメージを得ます。
あまり脅すつもりは
ありませんが、
あえて表現すれば、
魂や心が焼けただれている
ようなダメージです。
大火傷のような
ダメージです。
しかし私達人間には
自然治癒力があります。
そしてたとえ、
15タイプと関わっても、
自分が影響を受けるのではなく、
むしろその15タイプに影響を与え、
もう一度、健康状態に戻すだけの
力が、
もともと私達にはあります。
その力を
取り戻すことが
唯一の対応策です。
つまりそれは、
15タイプの風の窓口となって
しまっている人と、
15タイプの風を
真正面から受けてしまっている
人の
「真本音度合いを上げる」
ということに
他なりません。
しかもその「上げ方」の
目安があります。
それは、
「真本音度合い50%以上」
にするということです。
つまり、
自分の行動の半分以上を
真本音に素直にする、
真本音に基づいたものにする、
ということです。
真本音度合いが
50%を超えますと、
明らかに、自覚症状として
その人自身が
パワーがみなぎってくるのが
わかります。
しかもそのパワーは
イケイケどんどん的な
発散するようなパワーではなく、
もっと自然で
もっと静かで、
しかももっと深いものです。
そのパワーを
自ら感じ取れるようになれば、
「あぁ私は、どんな人と
向き合っても大丈夫だな」
と思えるようになります。
その状態になれば、
15タイプの風に当たっても
ビクともしません。
そして、
15タイプの人と関わっても
しっかりと「向き合う」ことが
できます。
15タイプは所詮、
15タイプです。
真本音の放つ本質的な
パワーには太刀打ちできません。
そのパワーに
癒されながら、
再び15タイプを離れ、
自らの真本音度合いを高めていく
ことも可能です。
実は、
今回の記事の二つ目の例の
女性社員さんの
15タイプのご家族というのは
その方の旦那さんでした。
その方は
15タイプの旦那さんと
結婚されたのではなく、
結婚されてから旦那さんが
職場において15タイプの風を
受け続けることで、
自らが15タイプにまで
落ちてしまったようです。
しかしその女性社員さんは
真本音度合いを50%以上に
上げることができました。
その結果、
旦那さんも健康状態に
戻りました。
そして先日、
お子さんが生まれたのです。
私のところに赤ちゃんを連れて
ご挨拶にいらっしゃった時、
私は嬉しくて
泣きそうでした。
とても元気な
赤ちゃんでした。
真本音度合いを高める、
とは
特別なことではありません。
私達が、本来の人間としての
姿を取り戻すだけのこと。
自然体を
取り戻すだけのこと。
私達は、自然体になれさえすれば、
調和を起こすことが
できるのです。
つづく