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最近、多くの方々との
出会いがあり、
私のこのブログを
読み始めていただいている
人も増えているようだ。
大変、ありがたいこと。
こんなマニアックで
大衆受けの対極のような
内容のものを
読んでいただけるとは。
このブログでは私は
『真本音』
という言葉を
当たり前のように
使っているので、
この「真本音」について
改めて解説するような
記事を
今後は増やしていこうかと
思っている。
・・・・・・
「真」
という文字を辞書で
引くと、
・まこと、本当、本物、真実
・真理
・真剣なこと
・嘘偽りのない、真実の
・正確な、ぴったりでズレのない
・混ざりけのない
・美しい
・ありのまま
・自然のまま
などの言葉が並ぶ。
まぁ要するに
そういうことだ。
私の会社の社名は
そのまんま
『株式会社真本音』
なので、
初対面の人の多くは、
「真本音って何ですか?」
と訊いてくださる。
そんな時、私は
一言でお答えするように
している。
「本当の本当の本当の
本音です」
と。
すごく短絡的な表現だが、
このくらいが
面白い会話になるからだ。
「ということは、
本当ではない本音
というのもあるのですか?」
と、それこそ真剣に
訊いてくださる人も多い。
「はい。その通りです。
ご本人は
本当の本音だ、
と思っていても
実はそうではない本音
というのが
いっぱいあるんですね」
と、
大概の場合は
お答えすることにしている。
「でも、本当の本当の本当の
本音に基づいて
行動する人は、
とてつもないエネルギーが
出るんですよね」
というお話をすると、
この時点で
ご興味をいただける人と
そうでない人が
明確に分かれる。
ご興味をいただける
人とは、
ここからかなり
深い話に入っていける。
・・・・・・
人の育成や
成長に関して、
本当に真剣に
取り組んでこられた人は、
この「真本音」という
言葉に、
すぐに「ピン」と来てくれる。
ほとんど私が
何の解説もしないのに、
「真本音」という言葉を
知るだけで、
「なぁなるほど」
とおっしゃってくださる。
と同時に
その時点もう
目がキラキラされる。
そういう人は
本当に「現場」を大事に
され、
人といつも向き合いながら
試行錯誤を
続けている人だ。
そしてそういう人は
かなり具体的なご体験や
ご質問を
私に投げてくださる。
例えば、
「人が本当に真剣に
仕事に取り組むには
どうすればよいのでしょうか?」
という質問ではなく、
「弊社にこんな傾向の社員が
います。
そして、こんな時にこんなことが
あったのですが、
それをどうすれば良いか、
すごく悩んでいます。
これまではこういった手を
打ったのですが、
なかなか効果がなく、
・・・・」
というような
かなり具体的なご質問
となる。
こういったお話の方が
私はとても嬉しい。
具体的なお話や
リアリティのあるお話には
具体的でリアリティのある
お答えができるからだ。
もちろん私の答えが
すべて
ではないし、
私が正しい答えを
言えている保証などない。
でも、
人の育成や成長について
真剣に
意見交換ができる。
その真剣さが
お互いに確認できると、
これが
新たなご縁となって
発展する。
・・・・・・
「真本音」
というのは
私の造語だが、
しかしこれはどう見ても、
私が考えた言葉
のようには思えない。
この言葉のおかげで
私は随分と
素敵な出会いを
広げられた。
この言葉がなければ、
23年間も
この仕事を続けることは
できなかっただろう。
だから私は
この言葉にとても
感謝している。
この「真本音」について、
いろんな角度から
語っていく記事を
今後は増やしていこうかと
思っている。
つづく
コーチングが
なぜ必要か?
と
問われたら、
いろんな
答えはあるだろうが、
私が真っ先に
答えたいのは、
想定外を
生み出すため
ということかな。
はっきり言って、
すべてのクライアントさんに
言えることだが、
自分自身の本来の
魅力や能力を
ちゃんと知っている人は
いない。
これは
断言できる。
私はコーチとして
その
「本来持っているもの」
を掘り起こそうとする。
クライアントさんと
向かい合っていると、
ある瞬間に
その人の「未来」が
観えることが多い。
例えばその人が
2〜3年後に
どのように活躍されているか
が映像として
まざまざと
浮かび上がってくる。
私はコーチとして
その映像が
実現する方向に
サポートをする。
しかし、
である。
コーチングによる
サポートをしていると、
私の当初の
その未来像は
ことごとく
打ち砕かれる。
想定外の
展開となるのだ。
もちろん、
良い意味で
である。
つまりは
ほとんどのクライアントさんは、
私のイメージの
上を行く。
この人、
こんなことも
やっちゃうの!?
この人、
こんな現実を
創っちゃうの!?
この人、
こんなすごい人
だったの!?
と、
まずは私が
驚くことになる。
つまり、
クライアントさんは
私の「範疇」を
超える。
そして、
私の
手に負えなくなる。
それが
実に楽しい。
これがコーチングの
一番の醍醐味であり、
魅力であると
私は
思っている。
・・・・・・
このような
コーチングの展開と
なるために、
絶対的に必要なことが
ある。
それを一言で
言えば、
『何もしない』
となる。
私は
思うのだ。
コーチは
何もしない
に限る。
コーチが
何かをしては
ならない。
と。
変な表現であるが、
それくらいの
「覚悟」
を持って
コーチングに臨むのが
真のコーチであると
思う。
だいたい、
コーチのみならず、
人の育成に
関わる立場の人は
例えば、
会社で言えば
管理職の立場の人も
含めて、
やり過ぎ
である。
育成のために
余分なことを
やり過ぎ
なのだ。
やり過ぎによって
不調和が
起こる。
やり過ぎによって
育むべき
成長の芽を
潰してしまっている。
人の育成で
最も重要で
かつ
最も難しいのは
「何をしないか?」
を見極めることだ
と
私は思う。
・・・・・・
何をするか?
ではなく、
何をしないか?
をきちんと判断
できるコーチを
私は
増やしたい。
実は私は
人から助言を
求められても、
一切何も答えない
ことが
多い。
大袈裟ではなく、
ほぼ毎日、
そんな展開がある。
私が
何を言っても、
「何も言わない」
以上の効果を
発揮しないと
わかるからだ。
だから、
「お願いします。
アドバイスを一つでも
いいのでください」
と
どれだけ求められても、
頑として
答えないことにしている。
そういったことを
毅然とし続ける
コーチが
ほしい。
人は
アドバイスを求められれば、
喜んで
相談に乗ってしまう。
相談に
乗られている自分って
すごいなぁ、という
喜びで
乗る人もいれば、
純粋に、
何か力になってあげたい
という気持ちから
乗る人もいるだろう。
しかし
真のコーチの
基本スタンスは、
「何もしない」
である。
このスタンスの上で、
「ここだけは
一言、伝えた方が良い」
と、
真本音で直観し、
その最低限のみを
行なうコーチを
私は
育成したいのだ。
そうすれば、
コーチの「範疇」を超えた
想定外のコーチングが
もっと
増えるだろう。
世の中が
求めていることは
これではないだろうか。
つづく
企業様の継続サポート
をさせていただいていると、
ある時ある瞬間から
「風」
が吹き始めるのを
感じることがある。
昨日の企業様が
そうだった。
関わらせていただいて
そろそろ3ヶ月になろうとする
企業様だが、
研修の最中に
急に「強風」が吹き始めた
のを感じた。
それは、まずは
「突風」のように
来た。
あくまで
イメージではあるが、
急に吹いた風に
おっとっとと、
足元が揺らいでしまう
感覚だった。
少し
想定外だった。
嬉しい
想定外だ。
この「風」を感じる
ということは、
本質的な変化を始めた
人がいる
ということだ。
30名近い方々に
研修を受けて
いただいていたのだが、
私は皆さんお一人お一人に
注意を向けた。
すると数名の方に
大きな変化が
起き始めているのを感じた。
もちろんそれは
まだ、
表面化していない。
現象化・現実化
していない。
だから恐らく
ご本人も
自分の変化を
自覚していないだろう。
しかし
人の成長や組織の成長は
こういった
「本人にも気づかない変化」
から始まる。
こういったときに
私はいつも
思うのだ。
やっぱり
人にも組織にも
「コーチ」が
必要だな、と。
第3者の立場で
客観的に
「あるがまま」を
観察できる存在。
そういった立場から
でしか、
見つけられない「変化」が
あるのだ。
そしてその「変化の芽」
を
しっかりと育てていく
必要がある。
それができれば、
人の組織も
スムーズに成長して
いけるのであるが、
残念ながら多くの場合は、
「変化の芽」に
自らが気づかず、
そして
気づかないままに
その芽を自分で
踏んづけてしまう。
せっかく芽が出ても、
潰してしまう。
その連続を
し続けている。
踏んづけられても
それでも逞しく育つ芽も
中にはある。
しかし
そういった芽が
自然発生的に生まれるのは
奇跡に近い。
ほとんどは、
芽というのはとても
弱く、
小さく、
繊細だ。
そんな芽を
繊細に、大切に、誠実に
育てることが、
人や組織の変革の
第一歩だ。
しかしそれができるのは
残念ながら、
第3者的存在があって
初めて可能となる、
という事実が
現時点の世の中の
状態(レベル)である。
・・・・・・
最近の私は
自分一人では
企業のサポート現場には
出ないように
している。
できるだけ。
なぜなら私の
今の最大のテーマは
「後継者育成」
だから。
私と同じように
人や組織をサポートできる
「コーチ」を
目指している人を
一緒に「現場」に
連れていく。
もちろん、
クライアント企業様の
了承をいただいている
場合だけであるが。
そして未熟であってもその人に
現場で
コーチングやファシリテーションを
してもらう。
もちろん、
私がフォローしながら
であるが。
現場でしか
学べないことがある。
現場でしか
伸びない力がある。
何でもそうであるが、
特に、私の仕事は
その要素が高い。
私も、
現場で揉まれて来た。
現場にこそ、
あらゆる「答え」が
転がっている。
だから私はこれから
もっともっと
コーチの「現場育成」を
増やしていこうと
思っている。
・・・・・・
私の現場で発見し、
現場で培った
人と組織の活性化サポート
ノウハウを、
まずは講座形式でお伝えし、
講座の中で練習し合い、
その上で、
共に現場に出て行き、
現場の中で
本物の力をつけ、
そして、
ゆくゆくは
自立して私と同じような
お仕事ができるように
なっていく、
という、
現場実践型の講座を
これから
始めようと思う。
人数は少なくても
よいから、
たとえ
一人でもよいから、
本気で
私のようなお仕事を
自分ができるように
なりたい、
という人がいたら
始めようと思っている。
まだ
準備に取り掛かった
ところであるが、
早く
始めたいと
思っている。
つづく