私達の真本音は、
決断のタイミングを
とても大切にします。
いつ、決断するか?
同じ答えだとしても、
いつその答えを出すか?によって
その後の展開は
根本的に異なる可能性が
あるからです。
決めるべき瞬間に
決める。
決めてはならない時は
決めない。
後回しにすべきことは
きちんと後回しにする。
それが、
本当の意味での
「決断」
のポイントです。
決断とは、
決めて断つ
こと。
つまりは、
一本の道を決めて、
他の道をすべて
断つこと、
手放すことです。
完全に一本に
決めるからこそ
私達はそこに全パワーを
集中させることができます。
そして、
全パワーを集中させるからこそ、
物事は成就します。
逆に言えば、
99.9%のパワーでは
成就しない物事が
とても多いです。
私達の真本音は
100%のパワーを出すために、
いつ、どのような決断を
すればよいか?
を見極めているのです。
以上を少し別の視点から
表現すると、
「準備ができてから
決断する」
という言い方もできます。
逆に言えば、
「準備ができないうちは
決断しない」
ということです。
「準備」とは、
自分自身の準備もありますし、
決断することで関わることになる
あらゆる環境(人や組織や物事すべて)
の準備もあります。
しかも準備とは、
実在レベルの準備もあれば、
現象レベルでの準備も
あります。
それは到底、
私達の頭(理屈)では
捉えきれないものです。
そういったあらゆるものを
感知しながら、
私達の真本音は
「準備が整ったかどうか?」
を判断します。
準備が整う前に
勇み足で決断してしまうことを
私達の真本音は
望みません。
そして、
準備がすでにできているのに
それでも決断を遅らせることも
私達の真本音は
望みません。
では、
準備ができているかどうか?
今、
決断すべきことがあるかどうか?
はどこで
判断できるでしょうか。
それを言葉にするのは
実はちょっと難しいのですが、
あえて言えば、
「自分の内に満ちる光」
によって判断できます。
よく私は
「自分と向き合う」
という言葉を使いますが、
自分と向き合うとは、
自分を客観的に見つめる
ことでもあります。
今ここにいながらも、
自分の姿を
自分の少し離れたところから
見つめることは
できますか?
これはコーチングでは
一般的に
「デソシエイト」と呼ばれる
状態です。
自分から離れて
客観的に自分を観る
のです。
それができれば、
今自分の内側に
どれだけの光が満ちているか?
を知ることができます。
自分は今、
光り輝いているのかどうか?
その光は、
外から与えられたものか、
それとも
自ら、内側から発しているものか?
それを確認します。
そして、
「あぁ今の自分は、
自分の内側から光が
満ちているなぁ」
と素直に思えたら、
今が決断の時です。
それは、
準備が整っているという
証です。
私はどちらかと言えば、
自分がその状態になったことを
まずは察知します。
で、その後で、
じゃあ今何か、決断すべきことが
あるんだな、
と気づき、
何を今、私は決断しようとして
いるのだろう?
と自分に問いかけます。
自分で自分を
コーチングするのです。
つまり、
セルフコーチングです。
すると、そういう時はすぐに
答えが浮かびます。
あっそっか、
この件についての決断だな、
と。
すると次に私は、
では、答えとしての選択肢は
何と何があるのだろうか?
と選択肢を明確にします。
選択肢は二つの場合もありますし、
もっと多い場合もあります。
どの道とどの道とどの道が
あるのかな?
ということが明確になれば、
あとは簡単です。
では、私はその中で
どの道を選択しようか?
どの道を
一本道として
選ぼうか?
と、問いかけます。
するとすぐに
答えがわかります。
それは、
確信の答えです。
わかった瞬間にそれは
確信となります。
迷いは
一切ありません。
決断すべき瞬間に
これをすれば、
とてもスッキリと
決断できるのです。
上手く決断できない人は、
このタイミングを
外しているという可能性が
高いです。
決断とは、
手放すこと。
手放すには
確信が必要です。
迷いながら何かを手放す
というのは
きついですし、
執着がどうしても
生まれます。
決断すべきタイミングを
逃さない。
・・・これ、
ぜひ大切にしてみてください。
つづく