いつも私が申し上げること
ですが、
私達が存在している
この3次元の世界は、
すべてが分離している
世界です。
分離すればするほど、
次元は下がるわけですが、
分離がいけない
ということではありません。
分離をしているからこそ
得られるものは
多いです。
学べることも
多いです。
例えば、
私とAさんは
別人です。
お互いに分離した存在です。
しかし
Aさんと向かい合っていますと、
ある瞬間に
「あっ、一つになれたな」
とわかるタイミングが
きます。
そうなると
その時点から
Aさんとのコミュニケーションは
極めて楽になります。
Aさんの意図や、
言わんとしていることや、
意図を超えた願いとか、
そういった
「あらゆるものが」
まるで手に取るかのように
わかるようになります。
ただし、
「わかる」といっても
それは言語化されたもの
ではなく、
あくまでも「感覚」
です。
感覚的に
「すべてをわかり合えた」
と思えるのです。
その状態は
しばらく続きます。
するとその時間は
実に創造性に富んだ
ものとなります。
直観や確信は
もちろん次々に
湧いてきますし、
今後の自分達の歩みにおける
大切なヒントを
見出せたりもします。
以前は私は
この状態を意図的に
創り出すことが
できませんでした。
でも今は
ほぼ毎回、この状態に
入れます。
とはいえ、
相手もいることですから
あくまでもAさんの心や
体の状態によって
対応を変えます。
Aさんの心が
反応本音やエンティティに
まみれてしまっているときは
「一つ」になるには
かなりのエネルギーを要しますので、
そういった場合は
あまり無理はしません。
大切なのはやはり、
まずは自分自身の
真本音度合いが高まること、
そして、
Aさんの真本音度合いが
高まること。
そうなればなるほど
簡単に
「一つ」になれます。
・・・・・・
相手と一つになれる
コミュニケーション。
これを私は
「真本音コミュニケーション」
と呼んでいますが、
この力をつけるための
最短の道が
セルフコーチング力を高める
ということなんです。
セルフコーチングというのは、
自分自身の様々な
心と向き合います。
それをまるで
他人のように
観察したり感じたり
対話をしたりします。
その客観性に慣れて
きましたら、
今度は、
客観的になれた自分に対して
「一つ」になることを
するのです。
えっ?どういうこと?
と思われるかもしれませんね。
自分の心と分離し、
客観性を高めた上で
また一つになる。
・・・じゃあ最初から
自分の心は自分なんだから、
一つなんだから、
わざわざそんなこと
しなくてもいいんじゃないの?
そう思われるかも
しれないですね。
でも、
違うんです。
最初から一つである自分自身の
心のままにいることと、
あえて分離して
また、意図的に一つになるのとでは
本質的にまったく
異なる状態になるのです。
なぜなら実は、
私達は本当は
最初は自分の心と
「一つ」になれているわけでは
ないからです。
「一つ」になっていると
思い込んでいますが、
実はそれは
「ズレて」います。
そう。
「ズレている」という表現が
最も正確です。
自分の心なのに
自分は心と
「ズレた」関係になっている
のです。
そのまま私達は
毎日を生きているのです。
ですので、
いったん分離し、
その上でしっかりと
「一つ」になる必要があります。
すると、
私達は私達自身の心を
「ありあり」と
感じ取り、理解することが
できるようになります。
あぁ私は、
こんなことを思っていたんだ、
こんなことを願っていたんだ、
こんなことで苦しんでいたんだ、
こんなことを喜んでいたんだ、
・・・というように
自分自身のことを、
初めて理解できるのです。
それを、
あるクライアントさんは
「自分とやっと出会えました」
と表現されました。
そうです。
私達の多くは、
まだ
「自分と出会っていない」
のです。
自分なのに
自分と出会わないままで
人生を進めているのです。
それって、
変ですよね。
健康な状態とは到底
言えません。
・・・・・・
以上のように、
セルフコーチングは
自分自身と
・分離したり
・一つになったり
を自由自在に織り交ぜながら
自己理解を進めます。
そしてその中で、
自分の
・真本音の意思と
・反応本音の意思を
区別します。
そして
・真本音の意思で動く
度合いを高めていきます。
それをすることで、
私達はより
「本来の自分らしく」
なれますし、
「自分の本当に望む人生」
を生きることが
できるようになるのです。
つづく