わずかな風を大きく育てる

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風の流れ

がある。

 

それは始めは

ほんのわずかな

そよ風かも

しれない。

 

しかし私は

そのわずかな

空気の動きを

必ずとらえようと

する。

 

風なきところに

本来の流れは

起きない。

 

ほんのわずかでも

風の流れる場所には

風を流す

自然の営みが

働いている。

 

自然の摂理

とも言える。

 

これのないところに

自然ではない摂理を

創造しようと

することは、

単なる傲慢である。

 

多少、傲慢でも

結果が出ればよい、

という考え方も

ある。

 

しかし私は

知っている。

 

それでは

長続きしない。

 

それでは

次世代にまで

脈々と続く

永続的な流れは

決して生まれない、

と。

 

・・・・・・

 

ほんのわずかな

そよ風を見つけたら、

私はそれを

育む。

 

最初は

そ〜っと。

 

繊細に。

 

慎重に。

 

そしてその風が

徐々にたくましくなれば、

私も徐々に

大胆になっていく。

 

そして

ある瞬間に

風の強さの次元が

変わる。

 

その時を逃さず、

私はそこに

本気のエネルギーを

注ぐ。

 

するとその風は

うねりとなって

まるで龍のごとくに

周りを巻き込んでいく。

 

そして気がつけば、

全体が

龍そのものに

なっていく。

 

以上が、

私がいつも大切に

している、

組織活性化サポートの

原理だ。

 

・・・・・・

 

この流れを

成すためには、

意図を

手放すことだ。

 

意図は

自然の摂理を

崩してしまう。

 

ただ真摯に

真剣に、

まずはそよ風を

見つける。

 

見つけたら

育てる。

 

非常に

コツコツとした

仕事である。

 

これは残念ながら、

その組織に

所属している

当事者の皆さんには

不可能なことである。

 

その組織から

少し距離を置いている

第3者だからこそ

できること。

 

これが

コーチの役割

である。

 

これができるためには、

コーチは

自然の摂理に即した

生き方を

自らが実践していなければ

ならない。

 

それが

真本音度合100%の

人生だ。

 

真本音度合100%とは、

人格者になることでも

神になることでも

超能力者になることでも

ない。

 

「自分」

になることだ。

 

本来の自分

だ。

 

だから自分の個性が

なくなってしまうわけでは

ない。

 

むしろ

自分の個性は

際立つ。

 

本来の個性が

芽を出し

伸び、

そして花開くのだ。

 

自らが

それを成すからこそ

人や組織の

サポートができる。

 

そういった意味で

真本音度合100%に

なって初めて、

私はその人を

「コーチ」

と認める。

 

ただし。

 

真本音度合100%

になってから

コーチを始める

のではない。

 

真本音度合100%を

目指しながら

コーチを続けるのだ。

 

真剣に

目指しながら。

 

その真剣さと

進化のスピードによって

コーチの力は

一気に開花し、

開花の途上で

生まれるエネルギーが

人や組織に

力を与える。

 

コーチが

人や組織を

進化させるのではない。

 

コーチとは

人と組織と

共に

進化し続ける

存在だ。

 

つづく

 

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