混乱。
そして、
混沌。
これらは、普通、
誰もが
嫌うものだ。
混乱するよりは
スムーズに進みたい。
と、普通は
思うだろう。
もちろん私も
そうだ。
ただ、
私はあえて
混乱や混沌を
その人や
その組織に
もたらすことを
大事にしている。
ちょっと極端に
言えば、
混乱・混沌をもたらす
人が「コーチ」である。
くらいに
思っている。
もちろんそれは
良い混乱
であり
良い混沌
だ。
「良い」とは
つまり、
「進化へとつながる」
ということ。
結果として
これまでよりも
次元を高めた
「調和へとつながる」
ための
混乱であり
混沌だ。
・・・・・・
混乱・混沌を
恐れる人は
結果として、
その心の内では
混乱・混沌が
大きくなる。
という傾向を
私は企業サポートの
現場で、
いやというほど
見てきた。
例えば、
人間関係を上手く
収めよう、
と
いつも努力している
人ほど、
表面上の関係を
繕うだけで、
心の内面では
そこにいる皆の中に、
日々、
混乱・混沌、
そして怒りや苛立ちが
増幅する、
という現実を
創り出してしまう。
しかも本人は
それに気づかない。
しかし、
望んでいない
出来事が
日々、
次々に起こってしまう。
自分は毎日
こんなにも
頑張っているのに、
なんで
悪いことばかりが
起こるのだろうか。
と、
その人は
悩んでいる。
実は自分が
すべての原因で
あることに
本当に
気づいていない。
混乱・混沌への
恐れは、
ますますの
混乱・混沌の増長と
共に、
麻痺すらも
起こす。
だから私は
わかりやすく
混乱・混沌が
起こりやすい状況を
創っていく。
いや、
そう書くと大変
おこがましいな。
私が創る
のではない。
私はただ、
「自業自得」が
働きやすい状態に
サポートする
だけだ。
真本音度合いが
高まれば、
自業自得が
起こりやすくなる。
自業自得と言うと、
悪い印象が
あるかもしれないが、
私はこれこそが
健康な状態
だと思っている。
調和に向かう
ことをすれば、
ちゃんと物事が
調和し、
不調和に向かう
ことをすれば、
ちゃんと物事は
不調和していく。
この状態が
できて初めて、
人は
健康的に進化を
始めるからだ。
子どもの育成
と同じ。
悪いことを
すれば
叱られるし、
良いことを
すれば
褒められる。
それを
親が行なうのでは
なく、
「現実」が
わかりやすく
行なってくれる。
これが
自業自得が機能
している状態だ。
自業自得が
機能するように
なれば、
必然的に
これまで
誤魔化し誤魔化しで
来たことが
そうはいかなく
なる。
次々に
不調和が起こり、
混乱・混沌が
増えてくる。
しかしそれは
本当に
一時的なものだ。
混乱・混沌の
おかげで、
自分が何を
修正し、
何をさらに進めれば
良いか?
が
よ〜くわかる。
それがわかれば、
日々、
面白いように
現実は
調和していく。
こういったことを
意図せずに
意図的に
もたらす
(意味、わかっていただけるかな?)
のが
「コーチ」だと
私は思っている。
つづく