揺れる自分がここに

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目の前に

一つの現実が

ある。

 

それを見つめる

心は

右往左往する。

 

激しく動き、

泣き叫ぶことも

ある。

 

その瞬間、

未来は消え

 

視界も

ゼロになる。

 

自分を失う

という

この状態を

 

しかし

 

側からじっと

見つめる

目がある。

 

それは

静かに

涼やかに。

 

ただ

見つめるべきを

見つめている。

 

その目

こそが

私、である。

 

では、

この揺れ動いている

この心は

 

誰だろう?

 

何だろう?

 

これもきっと

私、なのだろう。

 

二つの私が

いる

というよりも、

 

私は一つ、

 

でも

すべてに在る。

 

ただ、

その基点を

どこに置くか。

 

それを

決めるだけ

なのだろう。

 

人生を進む

というのは、

 

すべての私を

感じながら

進む、

ということでは

なかろうか。

 

揺れても

いい。

 

怖がっても

いい。

 

荒れても

いい。

 

ただ、

そんな自分を

静かに見つめる

自分自身も

 

充分に

味わおう。

 

つづく

 

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