掴みたいものがあるんだ

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私は早く

「要なし」

になりたい。

 

「たけうちさんは

もう

必要ないよ」

 

と言われたい。

 

すべての

クライアントさんから

そう言われたいし、

 

世の中からも

そう言われたい。

 

そうすれば

私は

安心して

引退できる。

 

早くその日が

来れるように

今は

がんばっている。

 

・・・・・・

 

私は本当に

多くの人の人生と

触れ合ってきた。

 

その人の人生は

その人のもの。

 

その人の人生は

私の人生では

ない。

 

その区別は

とても大切であり、

区別をすることが、

コーチとしての

必須の

在り方である。

 

だからこそ

「他者だから

できる最大の

サポート」

が可能になる。

 

「あなたの人生は

私の人生だ」

なんて言おうものなら、

何たる傲慢!

となるだろう。

 

人への愛とは

自分と

自分以外の人とを

区別するところから

始まる。

 

そしてコーチという役割は

「その人の人生は

その人のもの」

という

尊重から始まる。

 

・・・という

基本がある。

 

この基本を

わかっていない人は

人をサポートしては

ならない、

ということは重々に

わかっているし、

 

そうしている。

 

しかし、

その上で

あえて言おう。

 

私は

人をコーチングさせて

いただきながら、

その人と

いつも

「一つ」

になる。

 

そして

その人の人生と

「一つ」

になる。

 

その人の喜びとも、

その人の苦しみとも、

「一つ」

になるのだ。

 

ちゃんと

区別はついて

いる。

 

私と

あなたは

違う。

 

現実世界では

そうなっている。

 

しかし、

実在の世界では

私は

確かに

「一つ」

になっている。

 

私は

すべてであり、

すべては

私であり、

あなたは

私であり、

私は

あなたである。

 

という

ことに

なっている。

 

区別は

ついている。笑

 

でも、

そうなってる。

 

・・・・・・

 

例えば今日は、

12名の人と

向き合った。

 

すると

今の私の中には

12名が

まだいる。

 

そして

12名の

人生を

そのままに

ありのままに

感じている、

 

というよりも

やっぱり正確に

表現すれば

「一つ」

となっている。

 

そして今、

12名分の

喜びと苦しみを

感じている。

 

これはいったい

どういうこと

なのだろう?

 

何のために

私は

こんなことを

しているのだろうか?

 

・・・・・・

 

いや、

答えはよく

わかっている。

 

わかってないけど

わかっている。

 

もちろん

自己満足で

やっているわけでは

ない。

 

はっきり言って

これ、

日によっては

とてつもなく

苦しいのだ。

 

自分の生命力の

ほぼすべてを

使い切ってしまう

日もあるし。

 

とてもとても

自己満足のレベルで

できることでは

ない。

 

かと言って

私は

満足している。

 

満足というよりも

悦び

である。

 

何でだろう?

 

恐らくこれは

必要なことが

できている

悦びなのだと

思う。

 

これを私は

約10年、

毎日続けているが、

 

その体験は、

これから

私がすべき

あるゆることにおいて

必要なことだと

わかるからだ。

 

この体験を

通じてしか、

人に伝えられない

ことがあるのだ。

 

私はこれまで

何万人もの人と

向き合ってきたが、

 

その人と自分を

区別して

分離して

向き合うことでは

得られないものを

得ようとしていることは

よくわかっている。

 

もし途中で

自分の生命力が

持たず、

自分が死んでしまっても

それはそれで

しょうがないと

いつも覚悟を

決めてきた。

 

ひょっとして

明日、

死んじゃうかも、

いつも思って

ここまできた。

 

私にだって

守りたいもの、

守るべきものがあるので、

絶対に

死にはしないと

決めているが、

 

でも、

その覚悟は

確かにあった。

 

そうまでしても

私には

掴みたいものが

あるのだ。

 

そのための

人生であると

よく

わかっている。

 

だから明日も

私は

あらゆるものと

「一つ」に

なる。

 

その経験を

日々、

積んでいく。

 

それをしなければ

絶対に

気づけない「何か」を

得るために。

 

私は私のこの

真剣さが

怖いとも思う。

 

でも

しょうがない。

 

最初から

決めている

道だからね。

 

つづく

 

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