静かに一点を

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日が昇ろうと

している。

 

海の彼方から

新しい太陽が

昇ろうとしている。

 

海は

荒れている。

 

まるで

太陽に抗うかの

ように。

 

荒れた海に

意識を向ければ、

全身が

荒れてくる。

 

まるでその

荒れ狂う波に

自分のすべてが

さらわれてしまうようだ。

 

自分が

観えなくなる。

 

でも、

一転、

 

半分姿を現している

太陽に意識を

向ければ、

 

途端にすべてから

解放された

穏やかな心地になる。

 

太陽も海も

同じ視界に入っているのに、

ほんのちょっと

目を転ずるだけで、

こうも違うものか。

 

そう。

 

こうも

違うものなのだ。

 

どこに

意識を向けるか?

 

どの一点を

観続けるか?

 

・・・だ。

 

もちろん前提として、

すべてをあるがままに

観て、感じることは

とても大事。

 

荒れた海を

ないものにしては

ならない。

 

確かにそこで

荒れているのだから。

 

しかしすべてを

理解した上で、

 

私は今、

どこに意識を

向け続けながら

進むのか?

 

を明確に

するといい。

 

そしてそこから

目を離さないこと。

 

決して。

 

そうすれば

間違いなく、

あなたは

生まれるよ。

 

つづく

 

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