中心軸

中心軸への問い

 

今一度、

自らの中心軸を

明確にしよう。

 

今ここで

明確にすることに

意味がある。

 

たとえ

これまで確立した

中心軸が

あったとしても。

 

今、

だからこその

言葉(表現)が

見つかるはず。

 

その際、

発想の起点となる

いくつかの問いを

列挙しておこう。

 

・・・

 

これまでの私の人生は

何を軸としてきただろう?

 

これから私は

何のために生きよう?

 

これからの私は

何をやらない?

何をやり続ける?

 

これからの私は

何から離れる?

何に近づく?

 

これからの私は

誰から離れる?

誰に近づく?

 

ここからの私が

何が起きても決して

変えることのない

軸は何だろう?

 

それを最も

今の私に納得のいく

シンプルな表現で

言語化すると?

 

・・・

 

上記の問いは、

あくまでご参考までに。

 

中心軸をちゃんと

言語化したら、

 

さぁ、

超加速だ。

 

つづく

 

中心軸、あるのに

 

すごく伸びやかで

しっかりとした中心軸が

あるにも関わらず、

 

そこからまるっきり

外れたままで

生きている人が

 

たま〜にいる。

 

中心軸は

ガッシリとあるので、

エネルギーは高い

のだが、

 

まったくその通りに

生きていない。

 

普通であれば

そんな芸当は

できないはずだが、

 

できてしまう。

 

エネルギーの

高さ故の技かも

しれない。

 

しかし残念ながら、

そういった場合

その人は

 

自分の気づかない

ところで

周りの人達を

たくさん傷つけてしまう。

 

もちろん

人間関係はまったく

上手くいかず、

 

結果として

自分も傷つくことに

なる。

 

しかし、

なぜ自分が周りから

責められるのか、

攻められるのか、

わからないのだ。

 

根本原因は

中心軸が

ズレているだけ。

 

しかし、

それが当たり前に

なった状態で、

 

ズレたままの

状態で、

 

自分の生き方の

癖をつけてしまうので、

 

他者から教えても

もらわない限りは、

なかなか

修正ができない。

 

修正をすれば

良いだけなのに、

もっと難しいことを

しようとして

悩みに悩み、

 

最後には

自分自身のことが

本当に嫌になって、

 

人生を捨ててしまおう

とすら

考えてしまう。

 

先ほど、

たま〜に、という

言い方をしたが、

 

いや、でも最近は

結構、このタイプを

多く見ている気がする。

 

こんな時に

よく思うのだ。

 

的確な「コーチ」が

必要だな、

と。

 

世の中に、

「コーチ」が

足りない。

 

やっぱり。

 

つづく

 

背後の中心軸

 

いつものように

一日の終わりに

一人静かに

セルフコーチングを

していると、

 

私の背後に

強烈な光の柱があるのに

気づいた。

 

天と地をつなぐ

強烈な光。

 

金色、というよりも

黄色に輝いている。

 

強烈だ。

 

何だろう?と

意識をそのまま向けて

みると、

 

私自身の「新たな中心軸」

であると

気づいた。

 

あんまり強烈なんで

ちょっと躊躇していたが、

 

一体化してみようかな、

 

という気になった。

 

そこで

自分の体とその中心軸を

合わせてみた。

 

その瞬間に

とても多くの「仲間」の

存在を感じた。

 

今の仲間もそうだが、

これから出会うべき

仲間達も感じた。

 

だが、

次の瞬間

私はその中心軸を

もとの場所に戻した。

 

自分の背後に

戻した。

 

何かがよく

わかった。

 

でもまだちょっと早い

とも感じた。

 

もうすぐこれが

私の中心軸となり、

 

私はこれから

これを中心に据えて

すべての発想と

行動を

決めていくことに

なるのだろう。

 

でも、

今はまだちょっとだけ

早い。

 

もうちょい

待とう。

 

ホントにもうちょい

・・・。

 

しかしもう

こうなってしまうと、

 

これまで自分の中心にあった

中心軸が

古く見えてしまう。

 

光も弱っちいな、

思ってしまう。

 

しかしその感覚を

こそ、

ここからは大事に

すべきなのだろう。

 

もうこの中心軸は

古い。

 

もうすぐ

新たな中心軸に

変わる。

 

という

「自覚」こそが

今の私に必要なのだろう。

 

まぁ、

 

楽しみだな。

 

つづく

 

人生の中心軸が必要だ

 

企業様のサポートを

していると、

 

大樹のような

太い幹の人間に

なりたい。

 

・・・と言われる人が

結構多い。

 

その気持ちは

私もすごくわかる。

 

私もそんな時期が

あったから。

 

しかし

大樹の本当に

凄いところは、

幹の太さ

ではない。

 

中心軸だ。

 

中心軸が

しっかりとしている

からこそ、

太い幹になれるのだ。

 

・・・・・・

 

人としての

中心軸をしっかりする、

ということは

イコール、

 

人生の中心軸を

持つ

 

ということだ。

 

よく、

仕事と人生を

分けて考えている人も

多い。

 

人生は人生。

仕事は仕事。

 

その考えのもとで

数々の実績を

上げている人も

いる。

 

しかし残念ながら、

その分け方(分離)

によって、

 

その人の本来の力

 

を発揮できている人を

私は見たことがない。

 

人生に対する向き合い方は

そのまま

仕事に対する向き合い方と

一致する。

 

人生の中心軸を

持っていない人は、

 

何をあーだこーだ

言っても、

所詮、

仕事の中心軸は

その人本来のものではなく

脆弱だ。

 

しかし

仕事の能力のある人は、

脆弱な中心軸でも

それなりの成果を

出してしまう。

 

だから

自分はできる。

 

自分は

これでいい。

 

となるのだが、

いやいや、

私がいつも思うのは、

 

そういった

能力のある人ほど、

人生の中心軸と

仕事の中心軸を

一致させれば良いのに、

 

そうすればその人は

もっともっと素晴らしい

成果を

 

もっともっと多くの人が

深く喜べる仕事を

 

創り出すことが

できるのに、

 

・・・ということだ。

 

そういった人は

多い。

 

もったいない

というやつだ。

 

能力だけで

勝負している。

 

能力だけで

「できた」つもりに

なっている。

 

本当に

もったいない。

 

・・・・・・

 

人生の中心軸とは

具体的には何か?

ということだが、

 

これはその人によって

最も最適な視点が

あり、

様々な表現方法が

ある。

 

しかしあえて、

最大公約数的に

私がオススメするのは、

単純なことだ。

 

『私は人生で、

何を成し遂げたいか?』

 

答えを持つ

ということだ。

 

恐らくは、

難しい問いだろう。

 

人によっては

一生かかっても

本当の答えは

見つからないかも

しれない。

 

でも、

大丈夫。

 

今の自分が

本当にそうだ、と

思える答えを

持てばいい。

 

途中で、

やっぱり違った

となってもいい。

 

「やっぱり違った」

は、

成長の証だ。

 

大事なのは、

今、本当にそう思える

こと。

 

もし、

その「今の答え」すら

見つからないようなら、

 

「見つけようとする」

ことだ。

 

つまりは、

上記の問いと

毎日、

真摯に向き合い続ける

ことだ。

 

それだけで

自然に

無意識的に

人生の中心軸と

今の自分の生き方や

仕事のやり方が

一致を始める。

 

とても大事な

問いだ。

 

しかし

そういったことを

考えることを放棄

してしまっている

人は多い。

 

それは逆に

キツい生き方だ。

 

人生の問いと

真摯に向き合いながら

進む生き方は、

 

実はとても

楽な生き方なんだ。

 

自然に大樹に

なっていけるんだ。

 

つづく

 

さぁ、もうそこから出ようではないか

 

私達は

生きていれば、

様々な混乱や困難が

目の前に現れるが、

 

それらに

揺らされる必要は

まったくない。

 

いや、もちろん

心は揺らされても

いい。

 

というか、

心は揺れる

ものだ。

 

自由に揺らせて

おけばいい。

 

かと言って

自分自身の軸

までをも

揺らす必要はない。

 

というか、

これも正確に言えば、

中心軸は

常に揺れることは

ない。

 

という事実を

自覚すればいい。

 

それが

真本音の中心軸

ならば。

 

(→【中心軸を持って進もう】)

 

・・・・・・

 

がんばって

それを維持しなければ

ならないのであれば、

 

残念ながらそれは

真本音ではない。

 

真本音とはもっと

大きく深く

圧倒的なものだ。

 

私達地球人から

見れば、

地球そのものと

同じくらいの

安定感。

 

それが

真本音だ。

 

ところが、

私達の意識は

常に、

反応本音の中に

埋没している。

 

喩えて言えば、

反応本音という

濃い雲の中に

入り込んでいる。

 

その中にいると、

周りは一面の

灰乳色だ。

 

何も見えない。

 

地球にいるのに、

それすら

わからなくなる。

 

だから

揺れる。

 

何も見えないから

私達は

揺れてしまう。

 

何度も言うが、

心そのものは

揺れてもいいが、

自分の存在そのもの

まで

揺らしてしまう。

 

自分の人生の

道さえ

揺らしてしまう。

 

見えない

からだ。

 

じゃあ、

この灰乳色の雲から

どう抜け出せば

よいか?

方法を教えてよ!

 

という声を

よくいただく。

 

もちろん

方法はある。

いくらでも。

 

でも、

肝心なことは、

 

その雲から

抜け出すことは

実は

いつでもどこでも

誰でも

すぐにできる

ということだ。

 

ちゃんと

意志さえ持てば。

 

しかし

雲の中にい続ける

ほとんどの人は

自ら望んで

その雲の中に

いる。

 

出ようと

しない。

 

コーチングなどの

サポートを通じて、

雲から抜け出す

直前まで行っても、

 

最後の一歩は

自らの意志で

進まねばならないのだが、

 

その一歩を

拒否する人さえ

たまにいる。

 

雲から抜け出し、

地球を見て、

自らの本当の中心軸に

沿った人生を

進めると言うのに、

 

そちらに

行こうとしない。

 

どうやら、

そういう人生は

面倒だと

思っているようだ。

 

雲の中でも何でも、

ある種の安定が

ありさえすれば、

一生このまま

行けばよいではないか。

 

というように

考えているようだ。

 

しかし残念ながら

一生そのまま

行くことは、ない。

 

なぜなら

その人自身の

真本音が、

それを許さないから。

 

私達には

人生の目的が

ある。

 

その目的を

果たすために

生まれて来た。

 

それは

自分自身との

約束とも言える。

 

真本音の中心軸とは、

その約束を

言語化したもの、

とも言える。

 

自分の中では

人生を進む上で

最も大切なものだ。

 

この中心軸に

沿った生き方を

するからこそ、

 

出会う人とも

出会い、

幸せな仕事も

幸せな家庭も

幸せな仲間も

できる。

 

何よりも

生まれて来た

満足感を

日々、

得続けることが

できる。

 

そしてそれは

やろうと思えば

誰もが必ずできる

はずなのに、

それをしない自分に

対して、

自分の真本音が

怒りまくるのだ。

 

つまりは、

自分で自分を

叱るようになる。

心の奥底で。

 

その怒りによる苦しみは

最初は麻痺を

しているかもしれないが、

ある瞬間から

その限度を超える。

 

あまりの

苦しさや、

あまりの

不安や、

あまりの

モヤモヤに

わけがわからなくなる。

 

そういった

自覚症状のある

人達が

今は急増している。

 

これからの時代は

まさしく

正解のない時代だ。

 

正解は

自らの意志で

自ら

創り出さねばならない。

 

つまりは、

自分の意志で

しっかりと雲から出て、

地球という大地に立って

歩み始めなければ

ならない時代だ。

 

だから

今こそちゃんと

自分を見つめよう。

 

自分の人生を

見つめよう。

 

つづく

 

中心軸を持って進もう

 

『中心軸』

の必要な時代だ。

 

中心軸とは、

 

①自分は何のために

生きるのか?

 

という

「一点」を決める

ところから

始まる。

 

つまり

人生の目的

だ。

 

人生の目的の

ために、

自分は、

 

②具体的に

何を目指し、

 

③何を探究

し続け、

 

④どんな力を

伸ばし続け、

 

⑤どんな行動を

し続け、

 

⑥いつまでに

何を実現するか?

 

以上の

6点を決める

こと。

 

これが

中心軸だ。

 

「決める」と

言っても、

本当はもうすでに

私達は

真本音のレベルでは

「決めている」。

 

決めていること

を、

自覚すること

だ。

 

自らの中心軸を

まだ

自覚できていない

人は、

 

一刻も早く

自覚できる自分

にまで

自分を高めて

ほしい。

 

中心軸は

自分自身の準備

が整わない限り、

決して

自覚できないように

私達の真本音は

決めている。

 

つまり、

自覚できていない

ということは、

まだ準備が整って

いないということ。

 

準備を整える

ための

毎日を、

送れていない

ということだ。

 

その根本原因の

大半は、

 

手放すべきものを

手放していない

 

ことにある。

 

「進化」とは、

「手放す」こと

である。

 

と言っても

よいくらいに、

手放すのは

重要なことだ。

 

一つ一つ

手放すことで、

一つ一つ

次に必要なものが

入ってくる。

 

昨日、このブログで

「こだわり」のことを

書かせていただいたが、

 

「こだわり」も

手放すべきものの

筆頭だ。

 

変なこだわりを

持つことで、

現実的な何かを

手放さないまま、

 

それに

すがるか、

執着するか、

 

どちらかを

し続けるという

結果を生む。

 

それにより、

私達は

先に進めなくなる。

 

つまり

準備が滞る

のだ。

 

・・・・・・

 

中心軸を持った

人同士は、

真に調和する。

 

「令和」とは、

美しい調和

という意味だそうだ。

 

美しい調和を

果たすためには、

 

すべての人が

自らの中心軸を

思い出す

必要がある。

 

そのために

私は、

これからの時代も

 

一つ一つ

一人一人

丁寧に向き合って

行こう。

 

つづく

 

中心軸と共に生きる

 

あなたの中心軸を

イメージしてみてください。

 

もし可能であれば、

中心軸の「実在」を

感じ取ってください。

 

そして、

ちょっと変な質問

ですが、

 

その中心軸を

本来の大きさに

してください。

 

すると

いかがでしょう?

 

中心軸よりも

あなたの方が

大きいですか?

 

それとも、

あなたよりも

中心軸の方が

大きいですか?

 

あなたの中に

中心軸が

ありますか?

 

それとも、

中心軸の中に

あなたがいますか?

 

・・・・・・

 

そしてあなたの

中心軸は、

 

天と

つながっていますか?

 

地と

つながっていますか?

 

天とつながっている場合、

それはどこまで

伸びていますか?

 

宇宙の果てまで

伸びていますか?

 

地とつながっている場合、

それは

地球の中心まで

伸びていますか?

 

地球の中心から

宇宙の果てまで

しっかりと

つながっていますか?

 

・・・・・・

 

そしてその中心軸は

まっすぐ

ですか?

 

それとも、

どこかで曲がって

いますか?

 

どこかで

ねじれていませんか?

 

どこかで

途切れていませんか?

 

・・・・・・

 

その中心軸は

何色ですか?

 

その色は、

あなたにとって

居心地の良いもの

ですか?

 

あなたにとって

癒される色ですか?

 

あなたに

パワーを与えて

くれますか?

 

・・・・・・

 

その中心軸は

光り輝いていますか?

 

それとも

ただの固体

ですか?

 

光り輝いている場合、

それは

自然な光ですか?

 

その光は、

あなただけでなく、

すべての存在に

パワーを与えて

くれますか?

 

・・・・・・

 

天と地をつなぐ、

揺るぎなさ。

 

そしてそれは

とても居心地がよく

癒され、

しかもパワーを

与えてくれる。

 

そして、

あなたはその中心軸の

中に

安心して

入っていられる。

 

もし

そのような状態であれば、

あなたの今の日々は

調和しています。

 

たとえもし今、

表面的(現実的)には

不調和があったとしても、

混乱の中にいても、

その不調和や混乱自体が

調和のための

一つの要素です。

 

安心して

不調和や混乱を

楽しんでください。

 

もし、

自分自身の中心軸に対して、

居心地の悪さや

違和感や

弱々しさを覚える場合は、

中心軸のどこに

それらを感じるのか?を

しっかりと

見つめてみてください。

 

そして

その原因を

探ってください。

 

見つめていれば、

何となく原因は

わかるはずです。

 

なぜならそれは

自分自身が一番

わかっていることですから。

 

私はいつも

このようにして

自分自身の中心軸チェック

をしています。

 

自らの中心軸と

淀みなく

共にいられれば、

毎日の充実感と満足感は

半端ないです。

 

皆さんもぜひ、

お試しください。

 

つづく

 

自分の中心軸と対話しよう

 

自分自身が、

「白い炎」の中に

いるイメージを

してみてください。

 

白く燃えさかる炎

です。

 

普通の炎は

その中に入ると

焼かれてしまいますが、

白い炎は

その中に入ることで

すべてが

洗い流されます。

 

あなたの心や

体の中に

残っているストレスや

苦しみや淀みや

歪みや、

余分なもの達。

 

それらが

白い炎で

どんどん蒸発、

浄化されて

いきます。

 

しばらくその炎の

中で、

浄化されていく

気持ち良さを

味わっていてください。

 

白い炎に

包まれる内に、

あなたの体は

どんどん

ピカピカになって

いきます。

 

より若く

ピチピチに

なっていきます。

 

生命力に

溢れてきます。

 

あなたの体

だけでなく、

心も魂も

ピカピカになって

いきます。

 

ここまでの疲れが

ウソのように、

新鮮な空気感が

あなた自身から

発せられるように

なります。

 

まるで

シャワーを浴びた

後のような

気持ち良さ。

 

それを

充分に感じるところまで

続けてみてください。

 

・・・・・・

 

白い炎によって

清々しくなったところで、

その炎からは

出ます。

 

今度は

目の前に

たった一本の

「花」

を思い浮かべます。

 

その「花」は

たった一本ですが、

とても

凛としています。

 

茎はシュッと

まっすぐに伸び、

花びらなどは

あなたが最も好きな

色や形を

イメージしてください。

 

派手すぎず、

地味すぎず、

あなたらしく、

居心地よい花。

 

しかもそれは、

凛としており、

毅然としており、

堂々としています。

 

しなやかで

強い。

 

揺るがないけど

柔らか。

 

そのような「花」を

イメージします。

 

その「花」と

向かい合って

ください。

 

その「花」は

あなたの「中心軸」

そのものです。

 

じーっとしばらく

向かい合って

ください。

 

あぁこの「花」は

私自身だな、

私の「毅然」そのもの

だな、

と思えたら、

「花」に問うてください。

 

「今の私に

メッセージはありますか?」

と。

 

そして

「花」のメッセージを

聴いてください。

 

そしてさらに、

 

「今の私は、

何かから

目を逸らしていませんか?」

 

「今の私が、

もっとしっかりと

向き合うべきものは

ありますか?」

 

「今の私が

最も意識すべき

課題は何でしょうか?」

 

「今の私が

もっと真剣に

目指すべきものは

ありますか?」

 

「今のままの私で

私はあなたのように

なれるでしょうか?」

 

・・・そのような

問いを投げ、

あとはじっくりと

向かい合ってみて

ください。

 

問いの答えが

自然に浮かんできたら

それをぜひ

メモに取り、

今度はそれらの

「答え」達と

向かい合ってみてください。

 

あなたの「毅然」が

あなたにメッセージ

することは、

あなたの真本音からの

メッセージに

他ありません。

 

本来の

自分自身からの

メッセージ。

 

ぜひ

大切にしましょう。

 

つづく

 

あなたの中心核はどこだろう?

後悔の念が生まれたら、

まずはその後悔の念と

しっかり向き合うこと。

 

それにより、

後悔の念をしっかりと

理解すること。

 

これが、

「後悔」を「未来」につなげて

いくための必須のことです。

 

後悔から逃げてしまうと

せっかくの「未来」が

開けなくなります。

 

後悔とは、

チャンスです。

(→前回記事)

 

後悔の念を

しっかり理解することで、

その「念」は

それだけで随分と

浄化されて軽くなります。

 

その状態になれたら

次に私達がすべきは、

自分自身の

「真本音との対話」

です。

 

言ってみれば、

ここまでは

自分の中に湧き上がった

「反応本音との対話」

をしてきたわけです。

 

反応本音をしっかりと

理解したら、

次に行なうのが

「真本音との対話」

なのです。

 

これも、

単に「思考する」とか

「発想する」というのとは

異なる行為をします。

 

自分自身の真本音と

まるで他人のように

向き合い、

真本音からの声を

キャッチするのです。

 

・・・・・・

 

まずは、

真本音の場所を

特定する必要があります。

 

私のセミナーや研修や

コーチングを

受けていただいた方は

その場所がすでに

ある程度わかると思います。

 

まだ受けていただいて

いない方の場合は、

次のことをするとよいでしょう。

 

まずは

自分の体の中心軸を

感じます。

 

「中心軸」というのは、

おへその奥の体の中心と

頭のてっぺんの中心を

結んだ線です。

 

その「中心軸」を

まずはしっかりと

感じ取ってください。

 

人によっては

それだけでもう

真本音発想の始まる

ケースもあります。

 

「中心軸」を意識する

だけで、

シャンとした

「本来の自分」に

戻れる感覚が

あるかもしれません。

 

もしここで、

「中心軸」を感じ取ること

自体が難しい場合は、

まだまだ「後悔の念」との

対話が不足している

ということです。

 

その場合は、

今一度、「後悔の念」を

理解しようとするための

対話を続けてください。

 

反応本音をある程度

浄化することができて

初めて、

私達は自らの真本音を

感じ取る感性を

取り戻せるのです。

 

さて。

 

「中心軸」を

感じ取ることができたら、

次に、

その中心軸上のどこかに

自分の

「中心核」

となる場所があります。

 

「中心核」とは、

「ここが自分の中心だ」

と思える場所のことです。

 

中心軸上のどこか

にあるはずです。

 

その場所を

特定してください。

 

なかなかわからない場合は

「ここに私の中心核が

あってほしいな」

と思うところで結構です。

 

・・・・・・

 

「中心核」の場所が

わかりましたか?

 

そこが、

あなたの真本音の

場所です。

 

ここが特定できましたら、

今度はその

真本音の場所に

意識を向けます。

 

すると、そこに

何かが観えてくると

思います。

もしくは、

人によっては何かを

感じるだけ、

というケースもあります。

 

できれば、

「何か」がしっかりと

観えるまで

意識を集中していただけると

よいですね。

 

例えば、

そこに意識を向けると、

 

「とてもまばゆい光

があります。

それは緑色に輝いて

います」

 

とか、

 

「大樹の根っこのような

ガッシリとしたものが

あります」

 

とか、

 

「すごく柔和な笑顔

が浮かんでいます」

 

とか。

 

人によって様々な

ものが観えます。

 

ここで大切なのは、

それは

無理にイメージした

ものではない

ということです。

 

自然に浮かぶものが

よいです。

 

自然に浮かぶものは

「実在」

です。

 

単なるイメージとは

「幻影」

です。

 

「実在」と「幻影」は

本質的に異なるものです。

 

「幻影」は単なる

イメージですので、

次々に変化します。

儚く消えたりします。

 

「実在」とは

そこに本当に実在する

ものであり、

この現実世界における

「現象」を生み出す

大本のようなものですから、

そこに意識を向ければ、

いつでもそれがそこに

在ります。

 

それは

絶対的な存在感

です。

 

その「実在」を

特定できたら、

いよいよ真本音との

対話です。

 

・・・・・・

 

まずは、

その「実在」である真本音に

次のように問いかけます。

 

「ここまでの

私と、私の後悔の念との

対話を聴いていて、

どんなことを思った?」

 

と。

 

そう問いかけたら、

「答え」を

待ってください。

 

その「答え」は

まるで本当に会話を

しているかのように、

言葉として

返ってくると思います。

 

もしくは、

そうでない場合は、

自然に意識の塊のような

ものが、

浮かんでくるかも

しれません。

 

いずれにしても、

「答え」を

待っていてください。

 

もし何も返ってこない

場合は、

返ってくるまで

待ちます。

 

今はまだ全然、

返ってくる気配がないなぁ、

と思ったら、

問いだけをそこに残して

セルフコーチングそのものを

中断します。

 

そして、思い出した瞬間に

何度かその問いを

自分の真本音に投げてください。

 

それを続けていると、

ある瞬間にふと、

「答え」が浮上してくる

ことがあります。

 

そうなるまで、

何日もかかるかも

しれません。

 

しかしそれは単に

慣れていない

というだけのことです。

 

慣れるまでは

時間がかかるかも

しれませんが、

原則は同じです。

 

つまり、

「問うて、待つ」

のです。

 

つづく

 

貫くべきものを抱き続ける人

決断のできない自分を

わざと創り出す。

 

決断のできない自分として

わざと優柔不断に

生き続ける。

 

それをその人の真本音が

意図して行なう。

 

もちろん、

本人の顕在意識に

その自覚はまったく

ありません。

ただ、

人生を生きることへの

モチベーションが

高まらないことは

自覚しています。

 

やろうと思えば

何でもある程度は

できてしまう。

 

しかし、

本気でとことんそれを

探求したり、

突き詰めたり、

極めることはしない。

どうしても、

そのような意欲が

湧いてこない。

 

本当はもっと

何かに真剣になりたいのかも

しれないけど、

どうしても真剣になれない。

 

こなすだけの

日々。

 

こなすだけの

人生。

 

こなすだけの

自分。

 

それが自分であると

心のどこかで

あきらめてしまっている。

 

しかし

そう思っているのは

顕在意識だけ。

 

本当は真本音のレベルでは

その人は

着々と

自らの人生のミッションへの

道を

進み続けている。

 

それが

「真本音優柔不断タイプ」

です。

(→前回記事)

 

・・・・・・

 

そのタイプの人の

中には、

言いようのないくらいに

強く、深く、鋭い、

貫くべきものが

あります。

 

貫くべきものを

その人はずっと

心の奥の奥の奥に

抱き続けています。

 

決してそれは

その人の顕在意識には

感知できないものです。

 

貫くべきものを

抱き続ける人。

 

それが、

あまりにも強過ぎる人。

 

強過ぎるが故に、

その自分の「本気さ」を

いつ全開にするか?を

とてつもなく慎重に

真本音は見極めています。

 

その人が

本気を出したら

怖いのです。

 

その人自身が

自分を止められないくらいに

凄まじいスピードとパワーで

突き進んでしまうのです。

 

それが激し過ぎるので、

周りの人達が

ついて来れなくなる可能性が

高いです。

 

いえ、

ついて来れないだけなら

まだよいでしょう。

 

エネルギーが高過ぎて、

そのエネルギーでもって

周りの人を

傷つけてしまう可能性さえ

あります。

 

ですからその人は

・・・その人の真本音は

慎重です。

 

世の中全体の真本音度合い

の高まりを感じ、

安定度を感じ、

人々の本質的な強さを

感じながら、

自分が本気を出してもよい

環境ができあがるのを、

じーっと待っていたのです。

 

・・・・・・

 

でも、

準備は整いました。

 

真本音優柔不断タイプの

人達が、

その優柔不断さから

解放されて、

本気を出せる土壌は

整ったのです。

 

あとは、

その人達が

自らの本気さを喚起すること。

そして、

自らの強大なエネルギーを

コントロールすること。

 

それが重要です。

 

私はその二つの

サポートをすることが

役割です。

 

・・・・・・

 

自分は、

真本音優柔不断タイプでは

ないか?

 

そう思った人へ。

 

まずは、本当にあなたが

そのタイプかどうかを

確かめる方法を

お伝えします。

 

以下の通りのことを

してください。

 

まず立ち上がり、

両足を肩幅くらいに広げます。

 

気をつけの姿勢で

肩の力を抜きます。

 

自分のおへその奥の

体の中心と

頭のてっぺんの中心を

結ぶイメージをします。

すると、

体の中に中心軸が

できますね。

 

その中心軸を、

上の方にずっと

伸ばしていきます。

 

ずっとずっと伸ばし、

宇宙の彼方まで

無限に伸ばしてください。

 

それができたら、

次は、

中心軸を

下へ下へと伸ばします。

 

今度は

地球の中心に

たどり着くまで

伸ばしてください。

 

地球の中心と

あなた自身の中心軸と

宇宙の彼方が

一本の線で結ばれましたね。

 

あとは、

その結ばれた一本の線を

観察してください。

 

そうですね。

 

できれば、

5分ほど、観察を

続けてください。

 

そして

その観察した結果を

覚えておいてください。

 

この続きは

明日書かせていただきます。

 

つづく

 

本当の想いを見つける方法

両足を肩幅くらいに広げて

リラックスした状態で

立ってください。

 

全身の力を

できるだけ抜きます。

 

おへその奥の体の中心と

頭のてっぺんの中心を

結んでください。

 

それが

あなたの中心軸です。

 

その中心軸を、

下の下へと伸ばしてください。

 

ずっとずっと伸ばして、

地球の中心まで

到達させてください。

 

地球の中心と

つないでください。

 

それができたら今度は、

その中心軸を

頭より上の方に伸ばします。

 

上へ上へと伸ばして

宇宙まで到達してください。

 

宇宙とつながるイメージを

してください。

 

地球の中心と

宇宙をつなぐ

一直線。

 

その途上に

あなたは存在しています。

 

その一直線と

あなたの中心軸は

一致しています。

 

その状態で、

あなたが今、

立っている大地を

自由にイメージしてください。

 

あなたは今、

どのような大地に

立っていますか?

 

その大地が

あなたにとって

とても気持ちの良い

ものであれば、

OKです。

 

気持ちの良いもので

なければ、

いったんここで

終了です。

 

もう一度、

時間を置いてから、

改めて最初から

やり直してください。

 

気持ちの良い大地に

立っている自分を

イメージできた人は、

次に進みます。

 

今度は、

その大地を感じながら、

空を見上げます。

 

気持ちの良い

空ですか?

 

気持ちの良い空で

ない場合は、

残念ながら

時間を置いて

またやり直しです。

 

気持ちの良い空で

あれば、

次に進みます。

 

あなたは今、

気持ちの良い大地に

立ち、

気持ちの良い空を

見上げています。

 

その状態で、

あなたの心の中に

自然に浮かんでくる

あなたの想いを

空に向かって

叫んでみてください。

 

もちろん、

叫ぶと言っても

本当に叫ぶのではなく、

イメージの中で

叫べば結構です。

 

その叫びは

人によって

様々でしょう。

 

例えば、

自分の中に鬱積した

不満や不安や

憤りなどを

叫ぶ人もいるでしょう。

 

例えば、

自分の夢や希望や

未来への前向きな意志を

叫ぶ人もいるでしょう。

 

何でも結構です。

 

プラス指向でも

マイナス指向でも

何でも結構です。

 

心の中から

湧き上がる想いを

そのまま空に向かって

叫んでください。

 

一度叫び始めると、

次から次へと

叫びたい想いが

浮上してくることもあります。

 

そうなったらもう、

とことん

叫び続けてください。

 

もし時間がなければ、

時間を置いて

もう一度最初から

やってください。

 

落ち着いた時間に

自分の想いを

最後まで

叫び尽くすことが

大切です。

 

叫んで叫んで叫んで、

もう何も出なくなるまで

叫び続けてください。

 

どれだけ

長い時間がかかっても

大丈夫です。

 

もう何も出なくなるまで

叫び続けてください。

 

すべて

叫び終えた時、

今度は、

あなたの中心軸に

もう一度、

意識を向けてください。

 

中心軸の中で、

最も強く輝いている部分が

あるはずです。

 

それが見つかったら

そこに意識を

向けてください。

 

すると、

その光から

これまでの叫びとは

まったく異なる質の

想いが浮かび上がってくると

思います。

 

それは、

叫びではなく、

とても静かなもの。

 

しかし、

とても深く、

自然で、

力強いものです。

 

それが、あなたの

真本音の想い

です。

 

真本音の想いとは、

自分の中に存在する

あらゆる叫びを

出し切った後に、

それでもそこに残っている

ものです。

 

何がどうなっても、

どのような状況になっても、

ずっとそこに

あり続けるものです。

 

自分の想いを叫ぶことで、

私達は自分の想いを

成仏させることが

できます。

 

すべてを成仏させても

それでもなお

中心軸上で

変わらずにあり続ける想い。

 

それこそが、

真本音の想いです。

 

私達が

自由に生きるとは、

その、

真本音の想い

に素直に生きる

ということです。

 

反応本音の想いとは

残念ながら

状況が変われば

消えてしまいます。

 

叫べば、

成仏してしまいます。

 

そういった

消えてしまう可能性のある

想いに向かって生きるのは

自由

とは言えません。

 

その時は自由を

感じるかもしれませんが、

必ずそれは

後悔を生んでしまいます。

 

自分の中に

永遠にあり続ける想い。

 

それを存分に

大切にする。

 

それが、

本当の自由への

第一歩です。

 

つづく

 

今まさに次元を上がろうとしている人へ

以前にも一度、書かせていただきましたが、

次元を一つ上がる、

というのは相当に大変なことです。

 

ですが、

今はそれを成そうという人が

急増しています。

 

次元が一つ上がるというのは、

私がいつも表現している

「脱皮」

というもののの中でも

最大級のものです。

 

その直前にいる人が今、

急増しているのです。

 

次元が上がる直前まで来ますと、

人は、どんな人であっても

極度の不安定になります。

 

すると、

自分の最も弱い部分が

クローズアップされます。

 

例えば、

以前は新しいことにチャレンジしよう

という場面になると

非常に臆病になり、そこから

逃げ出そうとする、

・・・そんなパターンを持っていた人が

自分の努力によって

新たなことにも躊躇なく

チャレンジできる自分創りが

できていたとしましょう。

 

次元を上がる手前に来ると、

その人は、

まるでこれまでの努力が

まったく水の泡ではないか、と

思ってしまうくらいに

臆病になります。

 

新たなことに対するチャレンジ

どころか、

ほんの些細なことに対しても

気弱になり、

少し極端に言えば、

生きることそのものに対しても

気弱になります。

 

いったい自分は

どうしてしまったのだろう?

 

これまで自分で自分を

成長させて来たのに、

これまでのがんばりは、

いったい何だったのだろう?

 

・・・とショックを受けることに

なります。

 

しかし本当は

次元を上がるという

滅多にないような脱皮の手前の

不安定期にいるだけのこと

なのです。

 

それを教えてくれる人が

傍らにいればよいのですが、

ほとんどの人が

わけがわからないままに

もがき苦しみます。

 

私はこの時期こそ、

人が人生において

最もサポートが必要な瞬間であると

思っています。

 

もしこの文章を読んで、

ひょっとして自分は

次元が上がる直前かもしれない、

と思われた方は

以下のことをお勧めします。

 

まず、

自分自身の「中心軸」を

意識します。

 

「中心軸」とは

・おへその奥の体の中心と

・頭のてっぺんの中心を

結んだものです。

 

まずは、自分自身のその「中心軸」

を感じ取ってください。

 

そして、

どれだけ心が不安定に

揺れ動いているとしても、

その「中心軸」には

何ら影響がないことを

自覚してください。

 

「中心軸」はとてもしっかりし、

しかもしなやかで柔軟性もあり、

光り輝いているはずです。

 

まずはその安定感を

自覚してください。

 

そしてそれができたら、

常に「中心軸」に意識を向け、

そここそが自分の立ち位置であることを

自覚し続けてください。

 

すべての現象を

「中心軸」から観察するように

します。

 

特に、自分自身の心の動きを

あるがままに観察してください。

 

心は大揺れに揺れている

と思います。

 

その揺れを止めようとせず、

それをそのままに

しておきます。

そして、

ただ観察のみをします。

 

その揺れは、まるで

終わることのない大嵐のように

感じるかもしれません。

しかし

それでよいのです。

 

心の大揺れ具合を

「中心軸」から観察し続ければ、

だんだんと慣れて来ます。

 

どれだけ揺れていても、

その揺れ自体を

「おぉ、すごいなぁ・・・」

と客観的に映画を観るかのように

少しずつ楽しめるように

なります。

 

そこまでできたら

ほぼ大丈夫です。

 

その状態を日々、

維持してください。

 

次元を一つ上がるまでの時間は

人それぞれです。

 

数日で終わる人もいれば、

数ヶ月かかる人もいます。

 

大事なのは、

今のその状態に抗おうとせずに

ただ「あるがまま」を

観て、感じてください。

 

すべての自分の行動は、

「中心軸」にいる自分で

決めます。

 

それだけであとは、

自然の成り行きに

任せましょう。

 

次元を一つ上がることが

できれば、

それまでの大揺れが

嘘だったかのように、

晴れやかで安定した自分に

なれます。

 

パワーも

見違えるほどに内側から

湧き上がって来ます。

 

パワーは湧いて来ますが、

自分自身は

淡々としています。

 

極めて普通の状態。

 

でも、頭はクリアで、

目に映るすべてのものが

輝いて見えるでしょう。

 

すべてを

愛おしく感じるでしょう。

 

無理に、意図的に、

そういった状態をつくろうとは

しないでください。

 

ちゃんと時が来れば

自然にそうなれます。

 

せっかくなので、

滅多にない「今」を

楽しんでくださいね。

 

つづく

 

自分は本当に気持ち悪かったなぁ

平井さんは人生で初めて、

自分の中に「中心軸」が生まれたのを

感じたそうです。

(→前回記事)

 

それはとても気持ちのよいものでした。

 

恐らく、私が真本音というものを「海」のような存在として

実感したのと同様の感覚だったと思います。

 

実を言うと、

「中心軸」は最初からそこにあるものです。

 

真本音とは

最初からそこにあるのです。

というよりも、それこそが「本来の自分」であり、

それ以外の自分は極端に言えば

「幻想の自分」と表現してもよいくらいです。

 

人は「本来の自分」の存在を感じ取ることで、

まるで酩酊状態から覚めたような感覚を得ます。

シラフに戻った感覚。

我に返った感覚です。

 

その状態を「覚悟」と言います。

 

「覚悟」とは、

我に返った自分が、

・自分の為すべきこと

・自分の為すべき役割

・自分が本当にしようと思っていること

に向かおうと決めることで現れる

私達人間にとっては実に自然な状態です。

 

「自然体」と言ってもよいでしょう。

 

平井さんはその状態に入りました。

 

中心軸を思い出し、自然体に戻り、

覚悟を持った平井さんは初めて、

これまでの自分にいかに中心軸がなく、

不自然で、覚悟のない状態のまま

闇雲に生きていたか、を思い知ることになりました。

 

「これまでの自分が気持ち悪い」

と言い出したのはここからです。

 

「以前の自分は寄生虫でした」

と表現したのもここからでした。

 

本来の状態に戻って初めて、

自分が「普通でなかったこと」や

「気持ち悪い状態で生きていたこと」に気づいたのですね。

 

そして人は、

気持ち悪い状態には戻りたくない生き物です。

 

ですので平井さんは、

覚悟を持つのが当たり前の状態として

進むことができるでしょう。

 

もちろん、「ぶり返し」というのはあります。

つまりは以前の自分の状態に戻ってしまうことです。

 

平井さんも実際に、その後に、ぶり返しを

何度も経験されました。

 

しかし一度でも本当に覚悟を持った人間は必ず

そこに戻ることができます。

しかも、ぶり返しを経験すればするほど、

どのような状態になってもすぐに本来の状態に戻れる、

そんな力が養われます。

 

そうして平井さんは

人として本来持っている「自分の人生を生きる力」を

開花させていきました。

 

覚悟を持った平井さんが実際にされたこと。

まず平井さんは自分なりの経営計画を

創られました。

それを社長に提出し、社長と何度も話し合いを重ね、

それが承認されると、

次に彼が行なったのは社員面談でした。

 

彼は、「社員を主役にするリーダーシップ」を発揮したい

という真本音の願いを持っていました。

それを実現するためです。

 

それまでの平井さんは、

社員さん達の声をじっくりと聴くことは

ほとんどして来ませんでした。

社員面談自体は何度もされたそうですが、

それは「声を聴いたふりをしている面談」だったそうです。

 

「私にも真本音があったのと同様に、

社員にも真本音があるはずです。

私はそれを知りたい。

皆の真本音を尊重し、真本音の願いが共鳴し合う

会社にしたいのです」

というのが平井さんの目的でした。

その結果として必然的に経営計画を達成したいのだと。

 

とにかく平井さんは社員さん達と

向き合って向き合って向き合い続けました。

 

「向き合うのが本当に楽しいです」というのが

平井さんの口癖になりました。

 

で、この時になって平井さんは

平井さん本来の「味」を醸し出していたのです。

 

平井さんのお話をなぜ書かせていただいているか?

それは、私達人間の持つ「本来の味」について

お伝えしたかったのが、このブログの平井さんストーリーの

スタートでした。

 

人は、どうすれば

本来の味を醸し出すことができるのか?

 

その答えは、

「覚悟」であり「中心軸」であり「自然体」です。

 

そしてそれらは、

「覚悟を持たなきゃ」でも「中心軸を持たなきゃ」でも

「自然体にならなきゃ」でも

実現できません。

 

自分自身の真本音に素直に行動することで、

自然にもたらされるものです。

 

本当に覚悟を持っている人は、

「私には覚悟がある」

などとは表現しません。

それはあまりにも自然な状態だからです。

 

そういった人は、

その人本来の味を醸し出し、

それがその人ならでは魅力として

周りには映ります。

 

それは言葉では表現できないような

感覚としての魅力です。

 

なんかこの人と一緒にいたいな。

この人と一緒に仕事していると幸せだな。

この人とこれからもずっと一緒にがんばりたいな。

 

そんな気持ちを自然に湧き立たせてくれる

魅力です。

 

そういった人が

組織や社会に溢れるといいなぁ、と

私は心から思います。

 

つづく

 

自分の口から驚くべき一言が

平井さんにとって、

社長と向き合うことがいかに怖いことか?は

同じような経験をした者として

非常に理解できます。

 

しかしその怖さを乗り越えて、

いえ、正確には、怖さすらそのまま抱きながら、

彼は社長のもとに向かいました。

(→前回記事)

 

以下は、後に平井さんと社長のお二方から

お聴きした内容です。

 

それまでの平井さんは、社長とお話をする場合は必ず、

事前にメールにてアポイントを取っていたそうです。

それは、平井さんの社長への気遣いだったのですが、

この時は違いました。

彼はいきなり社長のもとを訪れ、

「今から、ぜひお時間いただけませんか?」と

お願いしたそうです。

 

後に社長にこの時のお話を聴くと、

これまで見たことのない迫力で、

平井さんが迫ってきたそうです。

その顔を見た瞬間、これは只事ではない、と直観し、

時間を取ることを決めたそうです。

 

実はこれは後でわかったことですが、

この時、社長に予定が入っていなかったというのは

平井さんの勘違いで、

社長には別のアポが入っていたそうです。

ところが、社長はそのアポをリスケして、

平井さんとの面談を選んだそうです。

アポのリスケは、社長が最も嫌うことの一つでした。

大変、珍しいことです。

 

でもそれをさせるくらいに、

平井さんの迫力が凄かったのでしょう。

 

とはいえ、平井さんは社長と向き合い、

そこで自分が何を喋るのか、まったく自分でも

わかっていませんでした。

ただ、「今、向き合わなければ」という確信のみが

あったそうです。

 

誰もいない会議室で

お二人は向き合いました。

社長はただ黙って、

平井さんが喋るのを待っていたそうです。

 

実は私はすでに平井さんに

真本音コミュニケーションをやり方をお伝えして

ありました。

相手に意識を乗せ、相手に委ねることで

それは自然に成されることを。

ただしそのためには、平井さんご自身が

真本音状態でなければなりません。

 

平井さんはとにかく必死に

社長に意識を向けたそうです。

社長のお顔をじっと見つめたその瞬間、彼は

自分は社長の顔を初めてあるがままに見たのではないか、

と思ったそうです。

 

と、次の瞬間、平井さんは自分の口から

驚くべき一言が出されたのを聴きました。

 

「社長、私はこの会社の社長になりたい!」

 

これは、そう告げた平井さんご自身が

本当にびっくりされたそうです。

俺は一体、何を言ってるんだ?と困惑し、

慌てて訂正をしようとさえ思ったそうです。

 

ところが。

 

その後、湯水のように平井さん口から

言葉が溢れたそうです。

それはまるで他人が自分に乗り移り、

自分の体が乗っ取られたような感覚だったそうです。

 

しかし、それこそが平井さんの本心。

本当の平井さんの発する言葉達でした。

真本音の言葉達でした。

 

「社長、私はこの会社の社長になりたい!

でも、これまでの私ではなれません。

これまでは、私は自分をずっと偽り続けてきました。

社長をも偽り続けてきました。

自分の本心とは違うところで、社長に評価されるためだけに

私はやってきたんです。

これを見てください。」

 

と言って、彼はなんと、社長への罵詈雑言を綴った

パソコンの中身をそのまま社長にお見せしたのです。

 

後からこのお話を聴いて、

さすがの私も冷や汗が出ました。

これはまったくの想定外。

でもやはりこれも平井さんの真本音の行動でした。

 

社長は黙って、その罵詈雑言達をしっかりとすべて

読まれたそうです。

 

「社長、これが私の真実です。

私はこの気持ち達をずっと自分の中に抑えて

仕事をしてきました。

酷い人間でした。

でもこれらの気持ちを解放したら、

初めて、私はこの会社を本当に愛していることに、

社員達を本当に愛していることに気づきました。」

 

その後も平井さんの想いは

溢れ続けたそうです。

 

これまで平井さんが、ご自分の想いをこのように

躊躇なく口に出したのは初めてのようです。

これまではどちらかと言えば、不言実行タイプ。

決めたことは着実に実行されてきた人なので、

逆に、これらの想いには説得力がありました。

 

後に社長は、

「正直、あのパソコンの中身を見せられた時は

ギョッとしました。

コイツは病気ではないか、と思ったくらいです。

でも、長年の彼の行動を私は見てきました。

あれだけ会社に尽くしてくれた彼だからこそ、

私はしっかりと彼の話を最後まで聴こうと

その時、思いました。」

 

そして、

「彼の想いを初めてあれだけたくさん聴いたと

思います。

単純に嬉しかったですよ。

一言一言が胸に響きました。

だからこそ私はあの時、彼に厳しく言うことができました。」

 

平井さんの想いの数々を聴いた後で、

その時、社長は次のように告げられたそうです。

 

「君の気持ちはわかった。

では、その気持ちを行動と成果で見せてくれ。

その気持ちに見合う成果が生まれれば、

君はこの会社の社長になれるだろう。

しかしそうでなければ、君に社長の資格はない。

君の気持ちを聴くのは、今日限りにしよう。

これからは、成果ですべてを示してほしい。」

 

その瞬間でした。

 

「私の中にシュッと一つの中心軸が

通った気がしたんです。

自分の頭のてっぺんからつま先まで、

まっすぐな筋が通った感じがしました。

あぁこれが、覚悟を持った状態なんだと

思いましたね。」

 

その次の日からの平井さんは

ありとあらゆる行動が変わったそうです。

 

彼の新しい人生が

始まったのです。

 

つづく

 

強みを使わない生き方なんて

人は、生まれ持った強みを発現することで

ある意味、非常にニュートラルで自然体になれます。

 

特に何かを意識して無理矢理に物事を進めるのではなく、

自然に淡々と、まるで当たり前のように

物事を進展させていくことができるようになります。

 

ある中小企業の女性経営幹部の中原さん(仮名)の

生まれ持った強みは、

『毅然』

でした。

(→前回記事)

 

しかし彼女は、それをこれまでの人生でまったく

活かしてこなかったどころか、『毅然』とは真逆の生き方を

し続けていました。

 

そしてその生き方をすることで、

彼女なりに物事を上手く進めていたのです。

しかし、本来自分に存在しているはずの強みを使わずに

生き続けるというのは、ストレスを生む行為です。

 

ですから出会った頃の中原さんはとても疲れていました。

リーダーとは疲れるものである。

リーダーとは疲れてなんぼのものである。

というのが、中原さんにとって当たり前のことだったのです。

 

ところが。

生まれ持った強みである『毅然』を発現できるようになってから

彼女の日々は劇的に変わりました。

まず変わったのが、彼女の「疲れ方」です。

 

以前の中原さんは、

自分の本来望む在り方とは異なる在り方をすることで

発生するストレスでいっぱいでした。

つまり、ストレスを自ら生じさせている状態でした。

 

しかし今の中原さんには、

これがまったくありません。

 

それによってどうなったかと言いますと、

自分のストレスではなく、他者のストレスを直に

感じ取ることができるようになりました。

 

今、誰がどのようなストレスを生じさせているのか?を

ありありを知ることができるようになり、

適宜、対策を打つことができるようになりました。

 

しかも彼女の『毅然』とは、

他者に安心感をもたらすものでした。

いえ、彼女だけでなく、本来の『毅然』とはそういったものかも

知れません。

 

例えば、仕事で何か問題を起こした社員さんが慌てて

中原さんのもとに相談に来たとします。

以前の中原さんは、その社員さんの動揺をそのまま受け取ってしまい、

自分自身も動揺しながら、自分がその処理をする

というパターンを持っていらっしゃいました。

 

ところが今の中原さんは『毅然』としています。

何があっても動揺しません。

社員さんは、そんな毅然とした中原さんの前に来るだけで、

どことなく心が安定します。

そして冷静になって、どのような問題がなぜ起きたのか?

どのように対策すればよいか?を自ら考えることが

中原さんの前に来るとできるようになりました。

 

中原さんは、その社員さんが自らその問題に対して

向かっていけるようにアドバイスをするだけです。

 

これをすることで、多くの問題について

「社員が自ら解決できるようになりました」と

中原さんは言われます。

逆に言えば、

「これまでは、私がやり過ぎていました。

だから社員が皆、私に甘え、私に依存するという悪循環が

起きていました」。

 

中原さんの『毅然』は素晴らしく、

社長でさえ、中原さんの『毅然』を浴びるようになりました。

つまりは、

社長が何かの経営判断に迷った時に、

まず社長は中原さんに相談をするようになりました。

 

社長の相談に対して、中原さんが何か具体的な答えを

出される訳ではありません。

ただ、中原さんの『毅然』とした空気感を浴びることで、

社長ご自身の心が安定し、自然体に戻り、

良い発想が浮かぶようになるそうです。

 

中原さんの『毅然』とは、言葉を変えるならば

『中心軸』と言ってもよいでしょう。

 

私達人間は、真の中心軸を持った人と向き合うと、

非常に心が安心・安定します。

それは、揺るがない大地に降り立ったような安定感です。

 

そして私達人間は、中心軸を思い出し

心に安定感を得ると、「最善の発想」「最善の答え」を

得ることができるようになります。

 

今の中原さんの口癖は、

「私は何もしていないんですけどね」

です。

 

彼女は、何もしてないのに、彼女と向き合う人は

自分自身の「最善の答え」を見つけ出すことができるように

なります。

 

その効果と影響はどれだけのものか?

それは測り知れないですね。

 

さて。

 

ここまで例に挙げさせていただいた中原さんですが、

これは、約6年前のお話です。

 

今も私は中原さんのサポートをさせていただいています。

が、それは不定期です。

中原さんが、「今、コーチング受けたいな」と思われた時点で

呼んでいただく、という。

 

その頻度は年々少なくなり、今は何ヶ月かに一回お伺いする

くらいです。

 

先日、久しぶりに中原さんに呼ばれてお会いしました。

 

この6年。

実に様々なことがありました。

中原さんの会社も、何度も脱皮をしました。

売上規模で言えば、6年前の数倍になっています。

しかしその道のりは決して楽なものではなく、

挑戦するが故の経営危機に何度も陥りましたが、

その度に彼女の『毅然』が社長や社員さん達を助けて来ました。

そんな道のりをずっと私は拝見して来ました。

 

先日お会いした時に、中原さんは私にご報告してくださいました。

 

「実は、弊社の新しいグループ会社を立ち上げることに

なりました。

私がその社長をさせていただきます。」

 

「中原さん、ついに社長ですか!」

 

「はい。私が社長になるなんて思いもよらないことでしたが。

でも、私は私流のリーダーシップを発揮していきます。」

 

「中原さん、6年前に私と出会った頃のご自分を

覚えていらっしゃいますか?」

 

「6年前ですか・・・。

もう忘れてしまっていましたが、今から振り返ると、

あの時の自分は、閉じてましたねぇ。(苦笑)

あの時の自分は、自分ではなかったです。

何か借り物の洋服を身につけて、自分ではない何かを

演じていたような気がします。

あんな疲れる生き方は、もうしたくないですね。」

 

そう言われて、中原さんはニッコリされました。

 

このニッコリに、どれだけ多くの人達がこれまで

力をもらって来たのだろう、と私は思いました。

 

人には、生まれ持った強みが

必ずあります。

 

しかし残念ながら、それを本当の意味で

活かしている人は稀です。

 

新たに創り出す強みではなく、

もうすでにここにある強みなのに。

それを使っていないのです。

 

本当にもったいないことです。

 

私達は、私達にもともと備わっている力を

使い切りたいものですね。

 

自分のためにも。

周りのためにも。