気化していた
ものが、
急に
凝縮するような
感じで、
固体化
した。
突然の
凝縮に
それは重く、
重過ぎて、
落下を
始めた。
本来は
雨になるはず
のものが、
その
巨大な固体の
まま、
地面に
激突した。
大地は
大きく揺れ、
クレーターの
ような
穴ができた。
そしてその
中心に、
奴が
生まれた。
・・・・・・
急激な
進化を求め
過ぎると、
こういうこと
がある。
急激な
結晶化は
歪な形を
生む。
奴は
生きようも
なく、
行きようも
なく、
ただ
暴れるしか
なかった。
私が
治めるしか
なかった。
奴はすぐに
また
気化した。
一体あの
わずかで
瞬間的な
人生は
何だったのか?
奴の存在とは
何だったのか?
もし奴が
あのまま
固体のまま
生きていたと
したら、
きっとそう
問い続け
苦しんだだろう。
・・・・・・
形は
すぐに
創り上げるもの
ではない。
形から
入ると
失敗する。
そこに
本質が
なければ。
早急な形は
歪さを生み、
歪さは
要らぬ不調和を
生む。
もちろん
不調和の調和
ということも
ある。
が、
この世の中は
それを
やり過ぎた。
結果、
本当に必要な
ものが
とても
生まれづらい
世界となった。
それを
変えていかねば
ならない。
変える者たち
の
負担は大きく、
おい
誰が責任を
とってくれるんだよ!
と、
文句の一つも
言いたくもなる。
・・・・・・
奴は
死んだのか?
いや、
そんなことは
ない。
一度、
結晶化したもの
は、
ただ気体に
戻っただけで、
いつでも
再結晶して
しまう。
だから
人類の歴史は
同じ過ちの
繰り返しだ。
今も、
同じことを
しようと
している。
・・・・・・
しかしもう、
失敗は
許されないくらいの
重病と
なってしまって
いるんだ。
我々は。
我々の
責任は
我々自身で
取らねば。
だから、
この形は
ダメだ。
あの形も
ダメ。
それも
ダメ。
・・・と、
一つ一つ
丁寧に
壊さねば
ならない。
その
勇気が
あるか?
あなたに。
しかし
しっかり
壊さねば
真の創造は
あり得ないんだ。
つづく