夏にサンタクロースの話を

するのも何だが、

 

サンタはいいなぁ、

と思う。

 

なぜなら

すべての子ども達に

プレゼントを与えるから。

 

プレゼントの中身が

どうとか言うことよりも、

 

私はあのプレゼントとは

「命のエネルギー」

だと思っている。

 

人としての

生きる上での大切な

エネルギーを

「プレゼント」という形を

とりながら、

すべての子ども達に

与えている。

 

しかも毎日与えるのではなく、

年に一度だけ、

最低限必要なだけ

与えている。

 

そこもいいなぁ

と思う。

 

・・・・・・

 

サンタのおじさんは

年に一度だけのお仕事で

いいなぁ、と

思われるかもしれない。

 

きっと夏は暇なんだろうなぁ、

と。

 

いやいやいや、

私はちょっと違った考え方を

している。

 

きっと

サンタのおじさんは

夏も必死に働いているのだと

思う。

 

もちろん、自分がサンタである

ことを隠しながら。

 

きっと

コーチをしているんじゃ

ないか、と。(笑)

 

たくさんの人達と

日々、向き合い、

 

たくさんの人達の

喜びや悲しみや

幸せは苦しみや

いろんなことを

ダイレクトに受け取り続けて

いるのだと思う。

 

サンタのおじさんは

きっと

「現場」が好きだ。

 

「生きる」という現場に自分も

分け入って、

一人ひとりといつもしっかりと

向き合い、

いろんな人の人生を

噛み締めているのだろう。

 

だからこそ、

年に一度、最高の

プレゼントを

与えることができるのだ。

 

・・・・・・

 

本当はサンタのおじさんは、

子ども達にプレゼントを

と言いながらも、

 

大人達にも

プレゼントを与えている。

 

「命のエネルギー」という

プレゼントを、

子ども達へとはちょっと

違った形で

与えている。

 

・・・のだと思う。

 

だから結構、

大変だな。

サンタさん。

 

きっと

サンタのおじさんから

してみれば、

すべての人達が

「子ども達」

なのだろう。

 

「すべての子が

ちゃんと育ってほしい」

 

というのが

彼の願いなんだろうな。

 

サンタのおじさんは

実は

結構たくさんいるような

気もする。

 

できれば、

みんながサンタのおじさんに

なれると

いいな、

 

そんな世の中に

なれるといいな、

 

と思う。

 

つづく