人と向き合うお仕事を

始めてから、

気がつけばもう22年が

経っています。

 

しかし私が

本当の意味で

人間探究を始めたのは

31年前、19歳の時からです。

 

私は

何のために生きれば

よいのか?

 

人は

何のために生きれば

幸せなのか?

 

人間探究の基本的問いは

これだったでしょうか。

 

この問いを

徹底的に考え続けた

31年間でした。

 

とはいえ、

考え続けると言っても

本当にただ考え続けるだけでは

何の意味もないと

私は思っています。

 

「考える」とは

「現実」とのコラボであると

私は思います。

 

つまり、

どこかに引きこもって

一人で考えるのではなく、

現実世界を生きる中での様々な

体験や経験を通じて、

一つ一つを

時には悩みながら、

時には突破しながら、

考え続けるということですね。

 

それをしなければ

単なる自己満足に

終わるでしょう。

 

で、

そんなことを続けながら

今さらながらに

本当に思うわけです。

 

人間というのは

奥が深いなぁ。

面白いなぁ。

 

人生というのは

奥が深いなぁ。

面白いなぁ。

 

・・・と。

 

同じ人間が、

同じ経験を積んでも、

同じ人生になるとは

限らないのです。

 

例えば、

もう一度タイムマシンで

生まれた瞬間に戻り、

記憶を消した上で、

同じ環境下で

人生をやり直したとしても、

同じ人生展開になるとは

限らないのです。

 

記憶を消しながら

100回同じ人間として

同じ環境に生まれたならば、

間違いなく

100通りの人生と

なるでしょう。

 

いやいや、

人生って決まっているから

と言う人もいます。

 

私も過去のブログで、

高い次元では

過去も今も未来も一つである、

と申しました。

 

しかしそれは、

人生というものが一つに

固定されているという意味では

ありません。

 

今この瞬間の

過去と今と未来は

一つです。

 

この瞬間だけを

切り取ったとしたら、

すべては「決まっています」。

 

ところが、

0.1秒後の「今」を起点にすれば

その時点での

過去と今と未来は

一つですし、決まってはいますが、

その0.1秒前の

過去と今と未来と

一致するとは限らないのです。

 

この3次元の世界は

時間が分離しています。

 

今の自分と、

0.1秒前の自分と、

0.1秒後の自分は

別物です。

 

それぞれの

過去・今・未来が

あるのです。

 

つまり、

無限とも言える自分が

一刻一刻の「今」という時間に

存在しています。

 

わけがわからなく

なりますでしょ?

 

じゃあ人生って何よ?

となりますでしょ?

 

だから人生は

奥深いのです。

 

本当は別々で

分離している自分という

人間が、

時間というものが

一方向に一定のスピードで

流れ続けることで、

まるで連続しているかのように

顕在意識では把握される、

というのが、

この3次元世界の特徴です。

 

高い次元では、

そういうこともすべて

ひっくるめて

「一つ」ですので

説明の必要もないのですが、

3次元にいる自分が

これらのことを理解しようと

すれば、

本当にわけがわからなく

なります。

 

でもそこを諦めずに

探究し続けたのが、

私の人生だった気がします。

 

私はいったい

何者なのだろうか?

 

あの人はいったい

何者なのだろうか?

 

あの人と私は

別物か?

それとも、一緒か?

 

別物であるならば、

なぜ、別物でなければ

ならないのか?

 

一緒であるならば、

なぜ、一緒であるように

思えない時があるのか?

 

・・・マニアックでしょ。笑

 

でもそういうことを

本当に真剣に

答えを求め続けてきましたし、

今でもそうです。

 

おかげで、

途中から

「実在」と「現象」の存在とか、

その関係性に

気づくことができました。

 

その気づきとは、

本来、言葉にならないもの

です。

 

でも、それをあえて

言葉にしながら説明する

というのも、

私の使命の一つだとも

思っているのです。

 

今、おかげさまで

多くの方々との出会いが

広がっています。

 

出会うすべての人は、

私とは別人であり、

でも、

私そのものであるとも

思っています。

 

どの次元からものを観るか?

によって、

答えが真逆になるものだ、

ということも

経験を通じて知りました。

 

真逆の真理の

溢れる世界。

 

それがこの3次元世界であり、

3次元で生きる

私達の人生の醍醐味の

一つです。

 

真逆とか矛盾とか、

そういったことをすべて

ひっくるめて、

人生を味わい尽くしたいですね。

 

つづく