脳を使わずに大切なものをキャッチする

 

「実在」を感じ取る

と言うことは、

脳を使わずに

あるがままのその存在を

感じ取るという

ことです。

 

私達がこの世界で

・見る

・聴く

・感じる

のは、すべて

脳を介しています。

 

あえて言えば、

脳という機関を使った

世界とのコミュニケーションで、

脳に何らかの問題が

起これば、

世界を感じ取れなくなる

ということです。

 

しかし本当は

脳を使わずに

受け取っていること

感知していることは

私達にはとても

多いのです。

 

いえむしろ、

そちらの方が

9割以上を占めると

思います。

 

もちろん、

脳が必要ないとか

脳の感知をやめましょう、

などというお話では

ありません。

 

ただ、

私達人間が本来持っている

物事を受け取る力

感知する力を

見くびってほしく

ないのです。

 

・・・・・・

 

「実在」を

感知する力。

 

私はすべての人が

この力を伸ばせるといいなぁ

と思っていますが、

 

しかしやみくもに

誰も彼もすぐに・・・、

とは思っていません。

 

実在を感知しても

良い人と、

今はまだそれを

しない方が良い人が

います。

 

その理由は

単純です。

 

準備ができているか

どうか?

 

なんです。

 

「準備」とは何か

と言いますと、

 

「あるがまま」を

受け取っても

耐えられるかどうか?

 

ということなんです。

 

脳を使わずに

「実在」をキャッチできるように

なれば、

自ずと私達は

「あぁ、すべては一つ

なんだなぁ、ホントは」

ということを

理屈ではなく、

実感できます。

 

それはとてつもなく

幸せな感覚なのですが、

その一方で、

辛いものも

感知してしまうのです。

 

例えば、

人の「悲しみ」。

 

それを感知すると、

それがまるで

自分の悲しみであるかのように

こちらも

悲しくなります。

 

しかし

当の本人は

その悲しみに気づいていない

ということも

あるのです。

 

なぜなら、

本人は脳を使ってしか

自分を理解できて

いないから。

 

脳を使っての

範疇でしか

自分の心を知れないから。

 

でも

よくあるのです。

 

本人がまったく

気づいていないところで

その本人が

とてつもなく深く

悲しんでいることが。

 

で、その人と

向かい合っていますと

その悲しみが

モロにこちらに

伝わってきます。

 

本人は

悲しみに気づいていない

のに、

こちらのみが

気づいてしまう。

しかも、

その悲しみは

非常に深く、

しかも、

本人はその悲しみを

さらに深める方向に

自分の人生の選択を

しようとしている。

 

・・・そんなケースは

多いのです。

 

そんな時、

私が

「あなたは本当はとても

悲しんでいるんですよ」

と伝えたとしても、

本人にはさっぱり

わかりません。

 

こちらは

何もできないのです。

 

こういったことが

日々、日常茶飯事のように

起こります。

 

これに

耐えられるか?

 

ということです。

 

こういったことに

耐えられる「準備」が

整った人は

「実在」をキャッチする力を

伸ばし、

「実在」をキャッチしながら

人をサポートする

ということを

されると良いでしょう。

 

その方が

格段に的確な

サポートができますから。

 

・・・・・・

 

『ザ・セルフ』

というセルフコーチング系の

新しい講座を

9月の終わり頃に開講する

予定です。

 

私の言うセルフコーチングとは、

その力を身につければ、

自然に「実在」を

キャッチする力が

伸びていきます。

 

そういう力を

伸ばしたいな、と

思われる人には

ご参加いただきたいのですが、

 

先ほども申しました通り、

準備ができているかどうか?

がとても重要です。

 

そこで、この新講座では

その人その人の

「準備」の状態に見合った

学び方や

実践の仕方、

そして、

セルフコーチング力の伸ばし方

かなりキメ細かくご提供

します。

 

講座ということですが、

実は、講座っぽくなく、

セルフコーチング力を伸ばすための

私のコーチングを受けて

いただく、

というのに近い場となります。

 

そのため、

少人数制で行ないます。

 

自分自身の

「実在」を知り、

人の

「実在」を知り、

自分を的確にサポートし、

人を的確にサポートしたい。

 

そんな方に

ご参加いただきたいですね。

 

ご興味ありましたら、

まずは無料動画から

ご覧ください。

↓↓↓

『人生を真剣に生きたいあなたへ』

 

・・・・・・・

 

「実在」をキャッチする力

すべての人に

伸ばしてほしいのですが、

 

でも、

一歩一歩ですね。

 

準備を整え

一歩進み、

また次の準備を整え、

さらに一歩

進む。

 

そういった着実性を

大事にしたいと

私は思っています。

 

つづく

 

脳みそを使う五感だけが、すべてではないのです

心、って何でしょうね?

 

心は目には見えないものです。

でもよくよく考えると、

「見る」という行為は、私達の脳みそが感知する行為

でしかありません。

 

私達は、脳で感知できるもののみを

「そこにある」

と判断しています。

 

が、脳で感知できる周波数はほんのわずかです。

 

「見る」ということだけでなく、

「聞く」ことも「体で感じる」ことも、

つまり私達の五感はすべてが、脳によるものです。

 

脳という機関を通じないと

私達は、私達の世界や現実を感じることは

できません。

・・・と一般的には言われています。

 

が、本当にそうでしょうか?

 

脳を使わずに、

そこにあるものを

感知することは

本当にできないのでしょうか?

 

これに対しては

私は明確な答えを持っています。

 

もちろん答えは、

「できます」

です。

 

というよりも、

「できますよ。それが当たり前のことです」

という言葉になるかな。

 

第六感という言葉がありますが、

第六感どころか、第七感も第八感も第九感も、

もっともっと私達にはあります。

 

脳を使わなければ何もわからない、

という私達の固定観念が

それらを使わなくしているだけのことです。

 

私はコーチングというお仕事を通じて

たくさんの方々の「心」と向き合いました。

 

ある時から、

脳みそを使わなくても、

皆さんの心を感知することができるように

なりました。

 

それは、「超能力」と表現するような

特別なものではありません。

 

あぁなんだ、私達人間には最初から

こういった能力が備わってるんだな、

ただ使ってないだけなんだな、みんな、

とわかりました。

 

脳の五感を使わずに感知できるものを

いつからか私は

『実在』

と表現するようになりました。

 

そこに確かに「実在」しているもの、

という意味です。

 

それに対して、脳レベルで感知するものを

『現象』

と呼ぶようにしました。

 

『実在』と『現象』。

 

すべての物事は、この二つによって

成り立っています。

 

『実在』があるからこそ

『現象』が起こります。

 

しかし、

『実在』があったとしても、それがまだ

「現象化」していないものもあります。

 

この話については、

今後、少しずつこのブログでも

明らかにしていきます。

 

さて、

木村さんの話に戻りますが、

私はコーチングをしながらも、木村さんの『実在』を

感知し続けていました。

 

木村さんの『実在』をあえて

わかりやすく表現すれば、次のようなイメージに

なります。

 

木村さんという、もの凄く強いエネルギー体が

真っ黒な雲に覆われてしまっている。

 

・・・こんなイメージです。

 

もちろん、『実在』ですので、

脳で見るわけではありませんので、

本当にそのように見えるわけではありません。

 

でも、脳を使わずに感知したことを

まるで脳を使ったように表現すると、

こうなるのです。

 

ですから、

こんなにエネルギーの高い人なのに、

あんな雲で覆われてしまって

本当にもったいない人だなぁ、

というのが、私の木村さんへの印象でした。

 

なんとかあの黒い雲を

取り払うことはできないかな、

というのが、私のコーチとしての木村さんに対する

テーマでした。

 

木村さんが

「プロのコーチになりたい」

と言い出した時、

私は、彼の黒い雲がますます黒く重くなり、

ますます彼のエネルギーが閉ざされていくのを

感じました。

 

しかし、

彼のコーチングを続けることで、

彼は自らの「真本音の言葉」を語りました。

 

それが、

「平井にもっと伸び伸びとしてもらいたい」

という願いでした。

(→前回記事)

 

彼がその一言を口にした途端に、

木村さんの実在に変化が現れたのが

わかりました。

 

イメージで言えば、

黒い雲に一箇所だけ穴が空き、

そこから彼本来のエネルギー(光)が

洩れ始めた、

・・・そんな感じです。

 

この光を大きくすればいいんだ!と

私はとっさに思いました。

 

そのためには、

私の次の一言がすべてを決めます。

 

ここがコーチとしての

最も重要な瞬間だとわかりました。

 

私は、彼の目を

見据えました。

 

そしてその時その瞬間、

自然に浮かんだ言葉をそのまま

彼に投げたのです。

 

その言葉は、

木村さんの真本音が

「今、私に投げてください!」と望んだ

一言でした。

 

つづく