ごめんよ

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ドリルで
穴を開ける。

強引に。

ここはもう、
強引に
行くしかない。

自然に、

スムーズに、

などとは
言ってられない。

間に合わない
のだ。

すまんな。

かなり
痛むかも
しれんが。

と、
心の中で
謝りながらも、

一気に
強引に
穴を開ける。

聴こえるのは
叫び。

魂の
悲鳴。

わかっている。

わかっている
のだ、
その痛みは。

わかっていて
やっているんだ。

今は
我慢だ。

我慢を
してくれ。

ペーシング。

その人の
ペースに
合わせ、

後押しする。

もうその
時代は
終わったようだ。

もう
そんなことを
している
場合ではない。

壊すべき
ものは、

壊す。

強引に
でも。

その人本人が
望んでいる
ならば。

その人の
実在が
望んでいる
ならば。

泣こうが
わめこうが。

そういう
進み方をする。

誰もやらない
のなら、
私がやる

決めたんだ。

ごめんよ。

つづく

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