活躍している人=強みを活かしている人?

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人には、生まれ持った強みが必ずあります。

しかしそれは眠ったままのケースが多いです。

 

ではそれはどうすれば発現するでしょうか?

 

その答えは、ある「スイッチ」を入れること。

・・・そのような内容の記事を前回書かせていただきました。

https://shin-honne.com/tsuyomi03/

 

今回から、その「スイッチ」とは何か?について

ご説明させていただきます。

 

わかりやすくするために、

ある中小企業の経営幹部の中原さん(仮名)の

例をもとにお話を進めます。

 

中原さんは会社のN0.3的な立場の

女性幹部さんです。

 

中原さんと出会った時から

彼女は非常に有能な幹部さんで、

社長からの信頼も厚く、人事総務関係のお仕事を

一手に引き受けていらっしゃいました。

 

非常に腰が低く、社員さん達にも偉ぶることはなく、

社員さん一人ひとりの声もしっかりと聴きながら、

会社がより快適に仕事ができる場になるように

日々努力をされていました。

 

しかし私が初めて中原さんとお会いした時の第一印象は

「この人はとても疲れているなぁ」でした。

 

そして、お話しをしてみてすぐにわかりました。

あぁこの人は、自分の生まれ持った強みを

まったく活かしていらっしゃらない、と。

 

私はその会社のチームコーチングをさせていただく

ことになりましたが、

私がまず真っ先にさせていただいたのが、

中原さんのコーチングでした。

 

彼女の生まれ持った強みを発揮することは

その会社の活性化のためには

なくてはならないものであり、かつ

最も有効な手段に思えたからです。

 

ちなみに、組織活性化のコツの一つは、

「組織の誰が活性化すれば、それが全体に

波及しやすいか、を見極める」

ことです。

その「誰」を私は『組織の要(かなめ)』と呼んでいます。

 

中原さんは「要」の一人であり、

中原さんが生まれ持った強みを活かすことで、

他の社員の皆さんも活性化するに違いないと

確信しました。

 

コーチングの初期段階で、私は中原さんに

突然、次のようにお伝えしました。

 

「中原さん、もっと自己中心になってください」。

 

言われた中原さんは目をパチパチされていました。

いったい何を言われているのか、

理解できない風でした。

 

しかしこの「自己中心」こそが、

中原さんの生まれ持った強みを発芽させるための

「スイッチ」だったのです。

 

つづく

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