魂は離れてしまうのだよ

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そんなに
下の方に
あるのか。

自分の
足元の
遥か下に。

私の
魂は。

真本音の
出所は。

なぜだ?

なぜ
私から
離れた?

そして
なぜ
そんなに
下った?

・・・

魂を
失った私。

いったい
何をすれば
良いのだろう?

魂で
生きることの
できない
その脆弱性が

極度の恐怖を
生む。

ただ
呆然と佇み
ながら、

とりあえず
自己防衛しか
できなくなった
私。

・・・

私の何が
いけなかった?

私の何を
変えなければ
ならない?

どうすれば
私のもとに
帰ってきてくれるのだ?

・・・

その状態で
ずっと
生きた。

何年も
何十年も。

そのうちに
それが
普通となった。

これが
私だ、と
思い込むように
なった。

・・・

そこからの
復活は
難しい。

激しい。

痛い。

辛い。

一旦、
死ぬ気に
ならねば、

自分の魂は
戻ってきて
くれなかった。

だから
言うんだよ。

今のうちに
もっと
ちゃんと
生きようよ。

魂が
離れる前に。

ちゃんと
自分と
向き合おう。

つづく

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