一見すると、
もう
使い物に
ならないような
思考がある。
使い古された
思考。
その
パターン。
もう
手放そうか、
と
思うもの。
しかしなぜか
手放さない。
手放せない、
のではなく
手放さない。
きっと
それには
意味がある。
自分でも
まだ
気づいていない
ような。
・・・・・・
峠に立ち、
新たな世界
を
見つめる。
自分に
とっては
未知の世界。
ずっと
憧れ続けて
きた。
もちろん
恐怖もある。
が、
わくわくの
方が
圧倒的に大きい。
その
未知の領域に
一歩
進んでみる。
その時
だ。
もう
使い古された
と思っていた
自分の
思考パターンが、
急に
活き活きと
輝き出す。
そうか。
これは、
使い古された
のではなく、
これまでの
世界では
あまり活躍
できなかった
だけ。
これから
踏み入ろうと
している
ここからの
世界でこそ、
輝きを
増す。
そして
私はそれを
ずっと
わかっていた。
だから、
手放さなかった。
・・・・・・
鐘が鳴る。
遠くの
方で。
風に乗った
その
響きを
聴くうちに、
体は自然に
そちらに
向かって
歩み出す。
慣れない
世界。
だから
一歩一歩は
たどたどしい。
きっと
他者からは
危なっかしい
歩みに
見えるだろう。
この世界
を
愛すには
どうすれば
いい?
どうすれば
私は
この世界の人
になれる?
・・・・・・
夢は
どうだろう?
この世界
では
どのような
夢を
描けるだろう?
当然ながら、
未来の予測
など
できるはずは
なく。
しかし
だからこそ
面白い。
問いが
浮かぶ。
これから、
過去の
どの自分に
あえて
戻りたい?
過去に
戻る?
そうか!
あえて
過去に
戻るのか。
なら
答えは
簡単だ。
あの
思考パターン
だった
頃の私に
戻ろう。
それは、
今の
たどたどしさに
ピッタリだ。
未熟だから
こそ
自分にフィット
する。
未熟だから
いけない
のではない。
未熟でしか
できないことが
ある。
未熟でしか
この
思考パターンは
活きてこない
のだ。
・・・・・・
もとに戻る
ことは
進化の逆行だと
思う必要は
ない。
私達は
何度も何度も
もとの自分に
戻る。
だからこそ
進化は
成る。
もとに戻る
ことを
恐れる必要は
ない。
つづく