成功

成功のサポートではなく試行のサポート

人の人生の主導権を

奪ってしまうサポートを

サポートとは言いません。

 

傲慢と言います。

 

傲慢な人ほど、

自分の傲慢さに気づかない

という傾向があります。

 

「傲慢」

とはとても厄介で、

私も随分と

その中にドップリと

陥りました。

 

陥っているときは

気持ちよくてしょうがない。

 

というところが

「傲慢」の

厄介なところです。

 

魂の本当の悦びと、

傲慢さ故の喜びの

区別がなかなかつかないのが

私達人間の性(さが)の

一つです。

 

・・・・・・

 

当たり前のことですが、

すべての人には

各々の個性が

あります。

 

自分とまったく同じ個性を

持った人というのは

世の中には一人も

いません。

 

もちろん、

過去にもいませんし、

未来にもいません。

 

人類の全歴史の中で、

「自分」という人間は

たった一人です。

 

唯一無二の

存在。

 

それが私達です。

 

ではなぜ、

まったく同じ個性が

この世にはないのでしょうか?

 

なぜ私達は

唯一無二の存在

なのでしょうか?

 

その答えは

シンプルです。

 

私達には

「違い」

が必要だからです。

 

「違い」があることで初めて、

私達は進化を遂げる

ことができるからです。

 

「違い」は必ず

多かれ少なかれ

不協和音を生みます。

 

ズレの気持ち悪さを

生みます。

 

それこそが

大切です。

 

ズレの気持ち悪さによって

私達は試行錯誤を

始めます。

 

どうすればこの、

気持ち悪さが

なくなるのだろうか?

 

どうすれば、

私はもっと

楽になれるだろうか?

 

気持ち悪さを

感じれば感じるほど、

その問いは

強いものとなります。

 

その結果、

本気で

試行錯誤に取り組むように

なります。

 

本当は

何が大事なのだろうか?

 

どうすれば、

私達はお互いに

もっと楽になり、

もっと幸せになれるのだろうか?

 

そういった

試行錯誤を繰り返すように

なった意識が

「5次元」

の意識です。

 

4次元の意識とは

「我欲」でした。

 

5次元の意識は

その我欲から一歩踏み出し、

試行に入ります。

 

ですから私は5次元を称して

 

『試行の次元』

 

と呼んでいます。

 

今のこの世の中で

最も主流を占めているのが

この試行の次元、

つまり5次元の意識です。

 

ある意味、

4次元の意識でいる方が

楽です。

 

物事を断定的に

迷いなく捉えることも

できます。

(あくまでも、反応本音レベル

においてでは、ですが。)

 

しかし

試行の次元に意識が上がることで

様々なことに

本気で迷うようになります。

 

悩みが増えます。

 

もちろん

4次元の意識でも

悩みは尽きません。

 

しかし4次元の悩みとは、

あくまでも

自分だけが良くなるには

どうすればよいか?

自分を守るためには

どうすればよいか?

という、

自分本位の悩みです。

 

それに対して5次元の悩みとは

本当に大切なものを

求める悩みです。

 

進化のための

悩みです。

 

進化のための悩みに

正面から向かい合うことで

私達は、

魂レベルでは

パワーが高まります。

 

4次元で生きることは

心のレベルでは

ある意味、元気になるかも

しれませんが、

魂のレベルでは

延々とパワーの枯渇が

続きます。

 

ということで言えば、

魂のパワーやエネルギーを

取り戻し始めるのが

5次元の意識

と言ってもよいでしょう。

 

・・・・・・

 

多くの人達が

5次元の意識で

試行錯誤を続けているのですから、

その人にとって

最も必要な試行錯誤が

できる状態にする。

 

それが本当の

サポートです。

 

しかし、

その人の試行錯誤を奪い取り、

安易に

「この場合はこうすれば

よいのですよ」

と答えを与えてしまうような

サポートをしている人が

多いのも事実です。

 

さきほども書きました通り、

それはサポートとは

言えません。

 

人にとって大切な

試行錯誤を奪い取るのは、

その人の人生や命を

搾取しているのと

同じことなのです。

 

ですから私のコーチングは

いかにその人(その組織)を

成功させるか?

ではありません。

 

いかにその人(その組織)が

最高の試行錯誤ができるか?

こそを、

最も大切にしています。

 

こういった本質を

理解しているコーチが、

世の中にはもっともっと

必要かな。

 

つづく

 

命を大切にする、とは

「命の捧げる」

というと、ちょっと重いイメージが

ありますか?

 

自己犠牲的な

ニュアンスを感じますか?

 

私達は自らの命を

捧げています。

 

誰に捧げているかと言いますと、

自分自身に捧げています。

 

この3次元世界においては

時間は過去から未来へと

一方向に一定のスピードで

流れ続け、

その流れに乗る私達の命は

時間という視点から見れば、

限られています。

 

その限られた命を

私達は自分自身に捧げ、

自分自身に委ねています。

 

この命をどう使うか?

をすべて

自分に委ねています。

 

命の使い方。

 

これを

『使命』

と言います。

 

この言葉もちょっと

重い感じがしますか?

 

でも私達の真本音は

自分自身の命の使い方、

つまり使命を

決めています。

 

どうせ限られた時間であれば、

その中で

何のためにどのように

この命を使うか?

を明確に決めています。

 

自らが真本音で決めた

その使命に

素直に生きている人は

内側からエネルギーが

湧き続けます。

 

常に魂と心が満ちている

非常に安定した状態

となります。

 

その結果、

どのような現実が

目の前に現れても、

どことなく常に

「ゆとり」

があります。

 

そして、どのような現実に

対しても

しっかりと向き合い、

納得の一歩を出し続ける

ことができます。

 

結果として、

現実は開かれていきます。

 

しかし残念ながら、

自らが決めた命の使い方を

していない場合は、

私達の心は非常に

脆弱になります。

 

ちょっとしたことで

すぐに揺れ動き、

外的な要因に左右され続け、

人生のハンドルを

外部環境の何物か、

つまり、自分以外の何物かに

握られ続けます。

 

自分の人生なのに、

自分でハンドルを

握っていない。

 

その不安定さ。

その不安。

 

それがあるために、

常に何かを恐れ続けて

生きることになります。

 

同じ人なのに、

使命に素直か

そうでないのか

によって、

真逆の自分になります。

 

真逆の人生に

なります。

 

何が幸せか?

 

何をもって

成功と言えるのか?

 

それは

その人その人それぞれ

です。

 

現実・現象レベルで

どうなっているか?ではなく、

その人の生き方そのもの

つまりは

使命に向かっているかどうか

によって、

その人の抱く

幸せ感や成功感は

は左右されます。

 

そういった意味で、

自分の命を

自分とは分離して

捉えることを

私はお勧めします。

 

自分=命

ではなく、

自分は、

この与えられた命を

どう使おうか?

というように、

命を与えられたプレゼントのように

見つめるのです。

 

そう捉えた時、

あなたの命は今、

どこにありますか?

 

あなたの体の

内側にありますか?

 

それとも

外側にありますか?

 

あなたが命を

包んでいますか?

 

それとも

あなたが命に

包まれていますか?

 

その命は今、

どのくらいの輝きを

放っていますか?

 

その光は

何色ですか?

 

その光は

輝きを日々、

増していますか?

 

それとも

輝きが

減退していますか?

 

その命の光を見つめると、

命からあなたへの

メッセージを感じますか?

 

もし感じるとすれば、

あなたのその命は

あなたに何を

伝えようとしていますか?

 

・・・このように

自分自身の命と

対話をしてみると良いですね。

 

これはつまり、

真本音との対話と

本質的には同じものです。

 

命を大切にするとは、

自分を大切にする

とは少し異なるものです。

 

命を大切にするとは、

命との対話を大切にし、

命からのメッセージを

大切にし、

命の使い方を

大切にするという

ことなのです。

 

つづく